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将来のタイヤ管理見据え 開発進む「摩耗センシング技術」
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将来のタイヤ管理見据え 開発進む「摩耗センシング技術」

 自動車産業全体でCASEやMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を見据えた変革が加速する中、タイヤも例外ではなくIoT(モノのインターネット)化が進みつつある。クラウドなどの外部とつながり、車両の管理や制御などに活用するための情報を取得する「センサー」としての機能に注目が集まっている。従来から取得可能だったタイヤの空気圧や温度データに加え、摩耗状態を自動で検知する技術開発が進められており、将…

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ブリヂストン ブラジル工場を増強 プレミアム戦略を強化
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ブリヂストン ブラジル工場を増強 プレミアム戦略を強化

 ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストン・ド・ブラジル・インドゥストリア・イ・コメルシオ・リミターダ(BSBR)は7月1日、ブラジル・バイーア州の乗用車用及び小型トラック用タイヤ工場の生産能力を増強すると発表した。これにより、米州におけるEV(電気自動車)やハイブリッド車向けの乗用車用高インチタイヤなどの需要拡大に対応する。  今回の総投資額は約7億ブラジルレアル(約154億円)で、2021…

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拡大する電動車に照準 ミシュラン「e・PRIMACY」を発表
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拡大する電動車に照準 ミシュラン「e・PRIMACY」を発表

 日本ミシュランタイヤは6月30日、電動車をメインターゲットに据えた乗用車用タイヤ「e・PRIMACY」(イー・プライマシー)の新商品発表会を開催した。同社のプレミアムコンフォートブランド「プライマシー」シリーズに、ミシュラン史上最高の低燃費性能を誇る新モデルとして追加する。15~20インチの計27サイズを8月3日より順次発売する。価格はオープン。  「e・PRIMACY」は環境負荷を最小化した仏…

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産官学で技術革新へ ミシュランの3Dプリンター活用
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産官学で技術革新へ ミシュランの3Dプリンター活用

 日本ミシュランタイヤと群馬県内の製造業を中心とする企業グループは6月25日に前橋市内で会見を開き、日本貿易振興機構(ジェトロ)、群馬県などと連携して一般社団法人「群馬積層造形プラットフォーム」を設立すると発表した。仏ミシュランが太田市に構えている研究開発拠点の3D金属プリンターを外部に活用してもらい、県内からイノベーション創出につなげる。  積層造形は、立体物の断面データをもとに、樹脂や粉体など…

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住友ゴム、先端研究施設を積極活用 新たなタイヤ材料開発へ
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住友ゴム、先端研究施設を積極活用 新たなタイヤ材料開発へ

 住友ゴム工業は6月21日、兵庫県佐用郡にある大型放射光施設「SPring-8」(スプリングエイト)およびX線自由電子レーザーの「SACLA」(サクラ)の見学会を報道陣向けに開催した。  同社ではタイヤゴム材料の研究開発力を向上させる目的で、2001年から「SPring-8」を活用している。当時、スタッドレスタイヤのトレッドに配合したファイバーについて、氷上での動きを確認・立証することが課題となっ…

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ブリヂストン米子会社、関連企業へ出資 トラックの自動運転確立へ
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ブリヂストン米子会社、関連企業へ出資 トラックの自動運転確立へ

 ブリヂストンは6月17日、米国のグループ会社が長距離トラックの自動運転技術を開発する米コディアック・ロボティクス社に少数株主として出資すると発表した。  ブリヂストンでは「コディアック社との共創を通じて、レベル4の自動運転技術の確立と展開に貢献していく」としている。また、自動運転技術と同社グループのソリューションを融合することで次世代のモビリティに対する安全性や燃費性の向上といったサステナビリテ…

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米貿易委、アジア4ヵ国からの輸入タイヤ「損害」を認定
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米貿易委、アジア4ヵ国からの輸入タイヤ「損害」を認定

 米国際貿易委員会(ITC)は6月23日、韓国、台湾、タイ、ベトナムから輸入した乗用車・ライトトラック用(PCLT)タイヤに米産業が損害を受けていると認定した。  ITCでは「当会の肯定的決定を受けて、米商務省は韓国製、台湾製、タイ製の該当輸入製品に反ダンピング(不当廉売)関税を、ベトナム製の該当輸入製品に相殺関税を発動する」としている。なお、ベトナム製の該当輸入製品に対する反ダンピング関税調査は…

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脱落事故防止へ 安全自動車が精度チェックと省力化機器を提案
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脱落事故防止へ 安全自動車が精度チェックと省力化機器を提案

 大型車の車輪脱落事故件数が増加の一途をたどる中、安全自動車(中谷宗平社長、東京都港区)は今すぐできる緊急対策として“ホイールナット締め付けトルクの管理”を勧めている。その重要な要素として同社が啓発するのは、定期的なトルクレンチの精度チェックだ。さらにデジタルトルクレンチをはじめとする省力化機器も提案し、正確で効率的な作業への貢献を推進している。同社が行うサービスや整備機器のラインアップについて、…

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住友ゴムの山本社長「企業価値を高めるために」グローバル体制確立へ
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住友ゴムの山本社長「企業価値を高めるために」グローバル体制確立へ

 住友ゴム工業は2020年2月、新中期経営計画を公表。その実行性を高めるために「Be The Changeプロジェクト」をスタートさせた。山本悟社長は本紙のインタビューで「その狙いは利益基盤と組織体質の強化にある。活動が従来のトップダウン型ではなくボトムアップ型であるのも特徴的な点。新たな企業風土を醸成しており、活動の成果に期待している」とし、同プロジェクトの滑り出しを高く評価する。  この新中計…

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エンバイロ社、スウェーデンにリサイクル工場建設へ
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エンバイロ社、スウェーデンにリサイクル工場建設へ

 スウェーデンのエンバイロは5月28日、同国西部のヴェストラ・イェータランド県ウッデバラ市に廃タイヤのリサイクル工場を建設する協議を開始したと発表した。地方支分局に建設に向けた計画を申請し、初秋には許可申請書を提出する。  新工場は廃タイヤの年間処理能力が最大6万トンで、同社では「スウェーデンにおける廃タイヤの年間発生量の半分をリサイクルするのに十分な能力がある」としている。また新工場の建設により…

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コンチネンタル、電気自動車向けタイヤでシェア拡大
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コンチネンタル、電気自動車向けタイヤでシェア拡大

 独コンチネンタルは6月7日、2020年の世界の電気自動車(EV)販売台数上位10社のうち、6社に新車装着用タイヤを供給したと発表した。同社では「完全電気自動車向けのタイヤセグメントで市場シェアが拡大している」と説明した。  供給先には米テスラの「モデル3」「モデルS」、独フォルクスワーゲンの「ID.3」などに加え、中国のBYDといったアジアのメーカーも含まれる。なお、欧州で人気が高い電動の乗用車…

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タイヤ産業プロジェクト 持続可能性へロードマップ作成
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タイヤ産業プロジェクト 持続可能性へロードマップ作成

 WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)傘下のTIP(タイヤ産業プロジェクト)は5月にサステナビリティ(持続可能性)・ロードマップを作成したと発表した。  2030年に向けた持続可能な開発目標(SDGs)に対するタイヤのバリューチェーンの貢献拡大を図る。SDGsの17の目標のうち、特に「働きがいも経済成長も」(SDG8)や「つくる責任つかう責任」(SDG12)など8つの目標を優先課題と…

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グッドイヤー、クーパーの買収完了 米中で事業強化へ
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グッドイヤー、クーパーの買収完了 米中で事業強化へ

 米グッドイヤーは6月7日、米国のクーパータイヤの買収を完了したと発表した。両社は2月に統合することを発表していた。グッドイヤーでは「この統合により、2つの大手タイヤメーカーが1つになり、米国を拠点とする世界のタイヤ業界における強力なリーダーが誕生する。顧客や消費者がグッドイヤーブランド、クーパーブランドのタイヤを選びやすくなるよう幅広い選択肢を提供する」としている。  グッドイヤーは新車用タイヤ…

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日本グッドイヤー、オールシーズンタイヤで攻勢
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日本グッドイヤー、オールシーズンタイヤで攻勢

 国内でオールシーズンタイヤのラインアップが拡大する中、他社に先駆けて市場開拓を進めてきた日本グッドイヤーはこれまで蓄積してきたノウハウを活用して販売を強化する。今シーズンはバン用にも新商品を投入予定で、より幅広いユーザーをターゲットに拡販していく。  昨年の国内市販用タイヤ市場は新型コロナウイルスの影響もあり、全体では前年比1割のマイナスとなったものの、オールシーズンタイヤの需要は堅調に推移した…

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ピレリ、世界初のFSC認証タイヤを量産開始
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ピレリ、世界初のFSC認証タイヤを量産開始

 伊ピレリは、世界で初めてFSC認証(森林認証制度)を取得したタイヤの量産化に成功したと発表した。FSC認証を受けた天然ゴムとレーヨンを使用しており、「持続可能性を高めた新境地を切り開く象徴的な位置付け」(同社)となる。  このタイヤは独BMWのPHV(プラグイン・ハイブリッド車)用に開発した。同認証は農園が生物の多様性を維持し、地域住民や労働者の生活に利益をもたらす方法で管理され、経済力も保証す…

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