〝リスタート〟への思い熱く——TBサービスの技能を競う
栄えある優勝はタイヤガーデン湊の木下政彦さんに
横浜ゴムは8月25日~26日、沼津市のキラメッセぬまづで「第6回トラック・バス用タイヤサービス技能コンテスト全国大会」を4年ぶりに開催した。25日に商品知識、作業知識を問う筆記試験(〇×、記述式)を実施し、26日に実技審査(接客業務含む)を報道関係者に公開した。
このコンテストは「安心・安全・正確・効率良く」というテーマを定着させ、高度なサービス技能を提供し続けることを目的としている。コロナ禍の3年間は感染症拡大防止の観点から大会の開催を自粛。そのため今回のコンテスト再開に、主催者側は〝リスタート〟への熱い思いを込めている。
北海道・東北・関東甲信越・首都圏・中部・近畿四国・中国・九州の全国8ブロック営業所・直営店・YCNオーナー店から今回は200名以上が参加(予選は全国大会と同内容の審査)した。営業所・直営店からは8名、YCNオーナー店からは1名、が全国大会へと勝ち上がってきた。
ピリッとした空気に包まれた審査会場に緊張が走る。「異常なーし!」選手達の大きな声が大きな会場に響き渡る。動きに迷いがない。手際の良さに美しささえ感じる。これがプロの仕事だ。
筆記および実技審査の合計点で競われる。
審査結果。優勝 株式会社ヨコハマタイヤサービス双葉・タイヤガーデン湊 木下政彦選手、準優勝 株式会社ヨコハマタイヤネットワークサービス九州・福岡店 横田修治選手、3位 株式会社中部タイヤセンター・西部営業所 菊田廉選手。
ヨコハマタイヤジャパン平田実副社長は、今回の大会について「レベルの高い戦い、僅差で勝敗がついた。選手全員の前向きな姿勢が表に出ていた。開催してよかった」と満面の笑みをたたえて感想を述べた。
彼らの汗と熱意が日本の運輸業を陰で支えている。