2021年の米タイヤ出荷4%増へ 米タイヤ製造者協会予測
米タイヤ製造者協会(USTMA)は3月1日、2021年のタイヤ出荷本数が前年比4.1%(1250万本)増の3億1570万本になるとの見通しを発表した。 2020年の実績(3億320万本)が昨年11月の予測から490万本上振れ、「業界の持続的な回復の兆候」(同協会)が見られるものの、2019年の実績(3億3270万本)を下回る見通しとなった。 2021年の新車用タイヤは乗用車用が10.7%増の…
米タイヤ製造者協会(USTMA)は3月1日、2021年のタイヤ出荷本数が前年比4.1%(1250万本)増の3億1570万本になるとの見通しを発表した。 2020年の実績(3億320万本)が昨年11月の予測から490万本上振れ、「業界の持続的な回復の兆候」(同協会)が見られるものの、2019年の実績(3億3270万本)を下回る見通しとなった。 2021年の新車用タイヤは乗用車用が10.7%増の…
住友ゴム工業は2月9日に開いた決算会見で、世界のタイヤ需要本数の見通しを公表した。それによると、昨年は新型コロナウイルスの影響で前年比14%減の約16億本だった。19年の水準に回復するのは22年頃となる見込み。 ただ同社の販売は、昨年は12%減少したものの、21年は19年比3%減と、世界需要(5%減)を上回るレベルで回復する見通しだ。中でも、ニーズが高まっているSUV用や18インチ以上の乗用車…
米グッドイヤーは現地時間の22日、米クーパータイヤを約28億ドル(約2941億円)で買収すると発表した。ライトトラック用タイヤやSUV向けタイヤを強化するとともに、北米と中国市場でプレゼンスを強化する。 グッドイヤーの2019年の売上高は136億9000万ドルで世界3位。クーパータイヤは27億5000万ドルで世界13位だった。クーパーの従業員数は約1万人。合弁を含めて世界に10カ所の生産拠点が…
横浜ゴムは1月25日、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」(ジオランダー)のクロスオーバーSUV向けグランドツーリングタイヤ「GEOLANDAR CV G058」が、昨年12月27日に「シカゴ・アテネウム グッドデザイン賞2020」を受賞したと発表した。 同賞は1950年に設立された国際的に権威のあるデザイン賞で、シカゴ・アテネウム建築・デザイン博物館が主催してい…
横浜ゴムの米国のタイヤ販売会社であるヨコハマタイヤコーポレーション(YTC)は、2021年より米国およびカナダで開催されるポルシェレースの新シリーズ「ポルシェ・スプリント・チャレンジ・ノースアメリカ」に「ADVAN」レーシングタイヤをワンメイク供給すると発表した。供給タイヤは「ADVAN A005(ドライ用)」および「ADVAN A006(ウェット用)」。 同レースはは991型の車両で競われる…
米タイヤ製造者協会がゴムアスファルトの評価研究プロジェクト 米タイヤ製造者協会(USTMA)は12月2日、非営利のプルービンググランドであるザ・レイと提携し、粉砕タイヤゴム(GTR)を使用したアスファルトの性能や環境への影響、利点に関する既存の研究を評価し、編集するためのプロジェクトを実施すると発表した。2021年春に研究結果を報告する予定となっている。 USTMAでは、「このレポートは、将来…
米国のカリフォルニア州エネルギー委員会(CEC)はこのほど、市販用タイヤの燃費基準を定めるプログラムを開始した。同州で市販される乗用車・ライトトラック用タイヤの燃費水準を少なくとも新車用タイヤと同等にする計画。 同プログラムにおける規則の作成に先立ち、情報収集やCECの取り組みを一般に通知するプロセスを開始した。来年春頃には規則作成の段階に移る。 同委員会では、低転がり抵抗性能の市販用タイヤ…
米グッドイヤーは11月17日、自動運転トラックの技術を持つ米トゥーシンプル社と提携したと発表した。トゥーシンプル社の自律型貨物運送ネットワーク「オートノマス・フレート・ネットワーク」(AFN)にタイヤと管理ソリューションを提供する。 また、両社は自動運転トラック及びタイヤのより良い予知保全の実現や、タイヤの寿命の把握、二酸化炭素の影響の抑制のため摩耗の調査を実施する。トゥーシンプル社では、「自…
米タイヤ製造者協会(USTMA)は12月1日、2020年の米国のタイヤ出荷量の見通しを約1900万本上方修正し、前年比10.3%減の2億9830万本になる見込みだと発表した。 同協会では、「新型コロナウイルスの感染拡大による前例のない課題に直面した業界の回復力を反映した」としている。 このうち、新車用タイヤは、乗用車用が20.4%減の3680万本、ライトトラック用は18.0%減の480万本、…
仏ミシュランの米国子会社ミシュラン・ノース・アメリカは8月10日、クラウドベースのデジタルプラットフォーム「MAESTRO」(マエストロ)を導入すると発表した。同社とサービスプロバイダー、フリートの3者間でより強固な関係を構築するという。 ミシュランは2018年にグローバルサービス&ソリューション部門を創設し、ビジネス上の課題への対処や、持続可能なコネクテッドモビリティのための革新的なソリュー…
米専門誌ラバー&プラスチックニュースは、北米市場におけるゴム企業の売上高トップ50をまとめた。今回、タイヤメーカーは前年から1社増えて17社がランクインした。 1位のブリヂストンは前年比0.2%減の107億ドル(約1兆1325億円)となったが、3年連続で100億ドルを超えた。2位はミシュラン。上位メーカーの多くが減収となる中、2018年に買収したフェナー社の売上を含めて9%のプラスとなった。 …
米タイヤ製造者協会(USTMA)は8月3日、2020年の米国のタイヤ出荷量が前年比16.0%減の2億7940万本になるとの見通しを発表した。同協会では「新型コロナウイルスのパンデミック宣言後の速報値として4月に発表した予測よりも580万本増加した」としている。 市販用は、乗用車用が15.2%減の1億8870万本、ライトトラック用は11.8%減の2870万本、トラック用が5.0%減の1800万本…
米商務省は6月23日、韓国製、台湾製、タイ製、ベトナム製の乗用車・ライトトラック用(PVLT)タイヤに対する反ダンピング(不当廉売)関税調査およびベトナム製PVLTタイヤの相殺関税調査を開始したと発表した。 全米鉄鋼労働組合(USW)が5月13日に4カ国・地域からの輸入タイヤに対する関税の導入を申し立てており、商務省は米国内における同輸入タイヤのダンピングの有無を検証する。またベトナムメーカー…
米補修用自動車部品製造者協会(AASA)と米自動車ケア協会(ACA)が共同で発表した試算によると、2020年の米自動車アフターマーケットの売上高は新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で8.8%減少する見込みだと分かった。ただ、軽量車アフターマーケットの売上高は今年の2810億ドル(約30兆1524億)から2021年には11.7%増の3140億ドルに回復すると予測している。 AASAのPaul…