リトレッドタイヤ普及でSDGs貢献。JATMAの調査で鮮明に 資源使用量とCO2排出量を削減
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、トラック・バス用更生タイヤ(リトレッドタイヤ)の普及による資源使用量とCO2排出量の削減効果についてまとめた。それによると、リトレッドタイヤ普及による資源削減量は23年年間で約4.9万トンとみられる(22年は約4.7万トン)。またリトレッドタイヤ普及による日本国内市場でのCO2削減量は推定で22.1万トンと算出した(22年は21.2万トン)。いずれも前年から…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は2日、「4月8日 タイヤの日」にちなむ安全啓発活動の計画を明らかにした。 4月4日~18日に、JATMA4支部が全国6カ所でタイヤ点検を実施。タイヤの空気圧点検をはじめとする日常点検・整備の重要性を訴求する。 ▽北海道支部11日・道央道輪厚PA上り線 ▽関東支部6日・東北道蓮田SA上り線 ▽近畿支部8日・名神高速吹田SA上り線/18日・新東名高速岡崎SA …
メーカー4社も各地で安全啓発活動 2000年に創設された「4月8日 タイヤの日」。四半世紀もの時を積み重ねようとしている。新型コロナウイルス感染症の法上の位置付けが変わり各種の行動制限がなくなったことで、以前のようにイベント開催が可能となった。日本自動車タイヤ協会(JATMA)はことしも前年と同様、4月と5月に分散し、タイヤ点検とその励行を呼びかけるPR活動を実施。YouTubeでの動画配信やJ…
七つの課題に積極取り組み 日本自動車工業会(自工会)は22日、対面とオンラインのハイブリッド方式で記者会見を開いた。会長を約5年間務めた豊田章男氏からバトンを受け継いだ片山正則氏が就任後初めての定例会見に臨んだ。その席で片山会長は「自動車業界がモビリティ産業として発展していくために七つの課題に取り組む」と、強い意欲を示す。日本経済の基幹産業として、これまでの取り組みをベースにさらに加速していく考…
南東北タイヤ商工協同組合は10日、仙台市内で第57期通常総会を開いた=写真・上=。宮城県に山形・福島が支部として加わり南東北地域一体となって初めての総会である。 島貫昭理事長=写真・中=は挨拶で、「この日をやっと迎えることができた。器を大きくして強固な組合を作る目的で23年夏に誕生。合計17社の皆さんに賛同いただき深く感謝いたします。一緒に南東北タイヤ業界の発展のために尽力しましょう」と語った…
JATMA2004年〜2023年統計資料 JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、自動車タイヤ統計資料として、04年から23年まで20年間の生産・出荷・輸出入実績、市販用タイヤ製品別販売本数〈別表〉、原材料消費実績などをまとめた。 実績はトラック・バス用(TB)、小形トラック用(LT)、乗用車用(PC)の各四輪車に加え、建設車両用(OR)、産業車両用(ID)、その他(農業機械用、二輪自動車用、運…
全タ協連が進める独自の認定制度 独自の認定制度「タイヤテクニカルエキスパート(=TTE)」を推進する全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)。第4回目となる2024年度TTE検定試験の実施に向け、6日から受験の受付を開始した。受付期間は7月31日まで。受付期間終了前でも定員に達した時点で応募を締め切る。試験方式はこれまでと同様にCBT(コンピュータベースドテスティング)方式を採用。試験期間は9月…
財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの1月輸出統計がまとまった。 中古タイヤ輸出は数量ベースで88万4千本(対前年同期比2.8%増)、製品重量ベースで1万3136トン(同1.6%増)、金額ベースで12億3179万5千円(同8.3%増)。いずれの項目でも前年実績を上回り堅調なスタートを切った。平均単価(円/本)も1392円と前年同期に対し70円上昇し、前年比5.3%増を示した…
〈表2〉の「参考情報」にあるとおり、空気充てん作業にあたって、「空気充てん特別教育」の受講は事故の起きた17件中で16件(94%)と、法令遵守に対する意識は高い。しかしそれを正しく実践しているのかを判別する「安全囲い」に関する設問では、「設置している」と回答したのは8件(47%)、「(安全囲い、チェンジャー固定等その他を)使用している」と回答しているのは10件(59%)と低い。 空気充てん作業…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、「23年空気充てん作業時および空気補充時の事故調査」について結果を明らかにした。23年中に発生したタイヤ空気充てん作業時の事故件数は17件。パンク修理作業に関する事故は4件(24%)、パンク走行等にともなうタイヤの損傷は5件(29%)。人的被害として死亡者はなかったものの、重軽傷者は5件(5名)。空気補充時の事故は1件。しかし空気充てんをともなわない脱着作業…
日本ゴム産業労働組合は9日、大阪市のホテル大阪ガーデンパレスで「第66回ゴム産業労使懇談会」を開催した。加盟単組52組合から33名、会社側から27名の計60名が出席。24年春季生活改善のとりくみ(以下、春とりと略)について報告、講演、意見交換が行われた。 冒頭、挨拶に立った佐藤宜弘中央執行委員長=写真上=は「元日に能登半島で発生した地震により犠牲になられた方々に心よりお悔やみ申し上げるとともに…
更生タイヤ全国協議会は23年度リトレッド生産実態調査をまとめた。 年間生産量はTB(トラック・バス)127万3千本(前年比3.9%増)、LT(小型トラック)9万7千本(同15.2%増)、ID(産業車両)とOR(建設車両)を含めた合計は137万9千本(同4.2%増)。環境志向の高まりを受け、生産量は安定的に推移した。 分野別ではTBとLTは堅調に推移。リトレッドタイヤ全体としても感染症拡大期の…
財務省タイヤ輸出入実績は前年比増加 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、23年(1月〜12月)自動車タイヤ・チューブの生産・出荷・在庫実績に関する統計データをまとめた。 23年年間の自動車タイヤ・チューブ生産実績は本数で1億2984万2千本、ゴム量で96万8448トンとなり、本数で対前年比2.0%減、ゴム量で同3.4%減と、前年同期実績を割り込んだ。 国内出荷、輸出出荷、工場在庫も本数ベー…
物流問題の解決は変化に対応する技術で 「100年に一度の大変革期」といわれる自動車産業。MaaSやCASE、カーボンニュートラルと脱炭素社会など新しいキーワードが次々に生まれ、価値観の多様化が進む現在、自動車とその関連業界には社会の変化に対応した技術開発が期待される。トラック・バスが支える運送業界は物流2024年問題も目前に迫り、ドライバー不足という喫緊の課題をはじめ、様々な問題解決に取り組んで…