1月のタイヤ生産・出荷は低調に推移  販売量も前年水準割れ。スタートの出足鈍く  JATMA統計

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カテゴリー: ニュース
タイヤイメージ
自動車タイヤ生産・出荷・在庫

 JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、24年1月の自動車タイヤ生産・出荷・在庫(ゴム量)に関する統計データをまとめた。

 生産は6万7744トンで、前年同月比7.9%減と、前年実績を割り込んだ。出荷も低調な推移を示し、国内出荷3万1482トン(前年同月比5.6%減)、輸出出荷3万4833トン(同9.2%減)。工場在庫は3万5210トン(同4.9%減)となった。

 また、JATMAは1月の新車用タイヤと市販用タイヤの販売実績を明らかにした。

 1月の新車用タイヤ販売本数は、乗用車用と小形トラック用、トラック・バス用の3品種を合わせた四輪車合計で256万8千本、前年同期に対し8.9%減となり、コロナ禍から堅調な回復ぶりを示した23年と比べると、一服感の漂う滑り出しとなった。

 3品種のなかでもとくに小形トラック用が27万1千本、前年比31.2%減と、大きく前年実績を割り込んだのが目を引く。乗用車用は219万7千本(前年比6.0%減)、トラック・バス用10万本(同14.9%増)。

 前記3品種に建設車両用などを合わせた合計は270万8千本(同8.6%減)。そのうち産業車両用が1万5千本で、前年比25.0%増の二桁増加を示した。

 市販用タイヤも前年実績を10%以上割り込んでおり、24年は両分野ともに出足の鈍いスタートとなった。

 乗用車用218万2千本(同11.5%減)、小形トラック用59万2千本(同15.8%減)、トラック・バス用20万3千本(同5.6%減)。これら3品種を合わせた四輪車合計で297万7千本(同12.0%減)。

 前記3品種に建設車両用などを合わせた合計は311万4千本、11.2%減。そのなかで農業機械用が7千本で、分母が小さいものの前年比40.0%増の大幅な増加を示した。


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