イヤサカ首都圏トレーニングセンター(千葉県印西市)

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カテゴリー: レポート, 現地

 創業80周年。課題解決へ的確な提案を

 「来て、見て、触って」コンセプトにTC展開

首都圏トレーニングセンター外観
首都圏トレーニングセンター外観

 千葉県印西市松崎台の首都圏トレーニングセンターは2016年の開設。北総鉄道印西牧の原駅から車で10分の場所に位置し、建物面積は220平方メートル。敷地内には関連会社で自動車用機械工具試験機を製造する彌榮精機株式会社も立地している。

 車検機器を常設した車検ビジネス棟も併設。トレーニングセンターの屋根には、張るだけで遮熱・省電力・雨音軽減が可能な「冷えルーフ」が張られている。夏場の猛暑対策に効果が高い。職場環境の改善に大きく貢献する。

 また、トレーニングセンターのピット床にはゴムタイルを採用した。すべりにくくするだけでなく、作業者の足腰にかかる負担を軽減している。このような各所の工夫をここで試験的に導入し、効果が有用なものをほかのトレーニングセンターで拡張展開している。

 1階スペースには最新の各種取り扱い製品を常備する。それらを活用しさまざまなトレーニングが行われる。2階スペースには約40人収容可能な会議室も完備。機器の試用だけでなく、研修や講習などの座学、さまざまなミーティングにも対応している。

 飯田正弘営業企画部長に改めて話をうかがった。

 

 振り返って

飯田正弘営業企画部長(左)と営業企画部の大窪大祐氏
飯田正弘営業企画部長(左)と営業企画部の大窪大祐氏

 弊社としては、お客様にご購入いただく前に製品を見ていただきたい。お客様からも実際に見てから購入を検討したいとの声をいただくことが多かった。

 それならば実際に「来て、見て、触れる」場を設けようと、お客様のニーズに応えるかたちで商品センターの敷地内にトレーニングセンターを開設した。多くの皆様から高くご評価をいただいた。ただ、弊社のお客様は全国各地にいらっしゃる。「どこどこまで行かなければ見られない」ということでは困るため、全国8カ所で展開することとなった。

 

 反響

タイヤチェンジャー新製品「マーヴェリック」の実演デモ
タイヤチェンジャー新製品「マーヴェリック」の実演デモ

 タイヤチェンジャーをはじめ、足まわり整備機器にはさまざまな機種がある。比較検討するときに、お客様にとってどの機種がベストなのか。それを知るには、実際に見て、触ってみることが一番だ。試してみてから、購入予定だった機種をワンランク上の機種に変更するお客様も見受けられる。いらっしゃったお客様からは「見て、触ることができてよかった」という声が圧倒的に多い。

 

 この2月から3月にかけて、全国8カ所のトレーニングセンターで「OBD検査・エーミングセミナー」を開催した。参加者が約200人も集まったセンターもある。実技と座学をあわせた研修にはトレーニングセンターが最適、整備事業者の皆様のお役に立てたと思う。生徒の社会科見学に利用してくださる学校もある。幅広い分野で利用していただいている。

 

 展望

 当社はおかげさまで4月8日に創業80周年を迎えることができた。お客様、諸先輩がた、社員、仕入れ先のかたがたに協力していただいて、この80周年がある。感謝の気持ちを忘れずにこれからも進んでいきたい。

 ただし、80年はあくまでも通過点。100年、さらにその先、お客様に役立つ製品を扱っていくことは今後も変わらない。ではその「お役立ちとはなんですか」と聞かれれば、「効率を上げるための製品の提供」「環境にやさしい」ということ。弊社では「目指すものは、人と車と環境のよりよい関係。」をコンセプトとし、皆様の課題解決に向けた的確なソリューションをご提案している。

 経営理念として掲げる「価値ある明日の創造に貢献しよう」を企業活動の原点とし、お客様起点の取り組みに努めていく。

 それはトレーニングセンターの存在意義にも通じる。お客様によりよいご提案を行う、あわせて社員に対しても勉強する場を提供する、という考え方がトレーニングセンターの基本だ。今後もこれをしっかりと続けていきたい。


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