金属3Dプリンターが生み出す価値「ミシュランAMアトリエ」稼働開始
日本ミシュランタイヤは4月15日、群馬県太田市の研究開発拠点内に開所した「ミシュランAMアトリエ」の内部を報道陣に公開した。 「積層造形」(アディティブ・マニュファクチャリング)は樹脂や粉体などの薄い層を積み重ねて立体物を製作する技術。「3Dプリント」とも呼ばれ、複雑な形状が自由に成形可能となり、従来の切削技術と比べると無駄がなく最適なデザイン設計ができる。また、使用材料を適正化できることから…
日本ミシュランタイヤは4月15日、群馬県太田市の研究開発拠点内に開所した「ミシュランAMアトリエ」の内部を報道陣に公開した。 「積層造形」(アディティブ・マニュファクチャリング)は樹脂や粉体などの薄い層を積み重ねて立体物を製作する技術。「3Dプリント」とも呼ばれ、複雑な形状が自由に成形可能となり、従来の切削技術と比べると無駄がなく最適なデザイン設計ができる。また、使用材料を適正化できることから…
住友ゴム工業は4月22日に日本自動車研究所の城里テストセンター(茨城県)で、「センシングコア技術」の将来構想を発表した。2022年に実証実験を始め、2024年から自動車メーカー向けにタイヤの空気圧や摩耗、路面状態などを検知するシステムの提供を始める。 センシングコアは、タイヤの回転により発生する車輪速信号の解析技術により、様々な状態を検知する同社の独自技術。2017年に技術を確立し、2021年…
ブリヂストンは4月21日、東京都小平市の「ブリヂストン・イノベーション・パーク」(BIP)内にイノベーションセンター「B-イノベーション」とテストコース「B-モビリティ」を新設し、BIPの本格稼働を開始した。坂野真人グローバルCTOは「モビリティの大変革期において、今変わらなければ将来はないという思いで小平地区の再構築を断行した」と話す。 4月21日に開催したオープニングイベントで東正浩グロー…
フォークリフトなど産業車両用カテゴリーで「CAMSO」(カムソ)ブランドの本格展開を始めた日本ミシュランタイヤ。グループ内にカムソ・ジャパンを立ち上げて事業拡大に取り組む中、交換用タイヤの供給を担うのは、このカテゴリーにおいて国内有数のノウハウを持つ丸中ゴム工業(愛知県名古屋市)だ。カムソ・ジャパンの佐野恒彦社長は「丸中ゴム工業の力を借りて一緒に成長していきたい」と将来像を描き、丸中ゴム工業の虻…
仏ミシュランは若い世代の考え方を取り入れながら社会課題に対する解決策を探るためのプロジェクトをスタートした。国内では日本ミシュランタイヤが主導して取り組みを本格的に始める。活動の理念に共感した高校生らと連携して現在起きている環境問題への対応をはじめ、将来を見据えた様々な課題解決に取り組んでいく。今後、活動の輪が広がることが期待される。 ミシュラングループは昨年「DREAM」(ドリーム)と名付け…
住友ゴムの白河工場は同社が国内に持つタイヤ工場の中で最も生産規模が大きく、新ゴム消費量は月産1万359トンを誇る。敷地面積は60万600平方メートルと広く、11月時点では約1600名が従業員として働く。製造設備は3棟あり、それぞれ乗用車用タイヤとトラック・バス用、SUVや4WD向けなどを生産する施設に分かれる。 関連:住友ゴム白河工場 地域に貢献する持続可能な工場へ 同工場では、主にレクサス…
「CHAOYANG」(チャオヤン)ブランドのトラック用タイヤの国内販売を昨年から始めたヨロズ物流(大阪府富田林市)。そのコストメリットを活かして運送会社やタイヤ販売店へのアプローチを強めている。既に2000本以上を販売しており、将来的には10倍以上のセールスを目指したい考えだ。 「チャオヤン」は中国のZCラバーが展開するブランドの一つ。ZCラバーは1958年に設立した後、2020年の売上高ベー…
大型車の冬用タイヤへの交換が集中する時期に、車輪の脱落事故が急増すると指摘される。国土交通省が先に明らかにした調査報告によると、2020年度の発生件数は131件で、前年度に比べ19件増加。統計史上最多記録を更新した。事故を防ぐにはどうすべきか。日本自動車工業会では「お・ち・な・い」をキーワードに掲げ安全啓発を強めているさなかだ。本紙ではトルクレンチやタイヤデプスゲージなど自動車タイヤ整備用ツール…
ブリヂストンは11月26日、東京都の台東区立柏葉中学校で出張授業「グローバルコミュニケーション教室~世界につながる伝える力~」を実施した。 今回の出張授業は、グローバル化に伴って多様なバックグラウンドを持つ人々と関わる機会が増えていることを背景に、「伝える力」を磨く大切さについてロールプレイで学習できるもの。中学1年生の120人が参加した。 授業の冒頭では、ブリヂストンがグローバルで事業を展…
名古屋市港区に本社を構えるタイヤ専業店、中部タイヤセンターは2019年6月、愛知県北西部の一宮市に同社にとって3カ所目となる営業所を開設した。これまで本社と西部営業所(海部郡飛島村)をベースに事業を展開してきたが、機動力を一層高めて顧客ニーズへ応えるための新規出店となる。林鋼司社長にその背景と中部タイヤセンターとして今後の展望を聞いた。 同社は1969年に設立し、1978年には港区に隣接する海…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は11月6日、茨城県のイオンモールつくば周辺の一般道でオールシーズンタイヤ「CELSIUS」(セルシアス)の試乗イベントを開催した。 今回の試乗コースは一部に多少荒れている部分もあるドライ路面。走行時間は多くはなかったが、全体的にパターンノイズが抑えられている印象だ。また、緩やかなカーブを走行した際やレーンチェンジ時にもしっかりとした操縦安定性が感じられる。…