日本グッドイヤー 金原雄次郎社長
消費者起点のビジネスに取り組む ブランド力訴求し収益性の向上を 利益体質への構造改革図る ――23年上期の事業を振り返って。 米国・アクロンのグッドイヤー本社は、アジア・パシフィックリージョン(地域)のビジネスを重視しており、自動車関連産業が成熟した日本を最も重要な市場の一つと位置付けています。このことは1952年に日本グッドイヤーが日本法人として設立されて以来71年、変わ…
消費者起点のビジネスに取り組む ブランド力訴求し収益性の向上を 利益体質への構造改革図る ――23年上期の事業を振り返って。 米国・アクロンのグッドイヤー本社は、アジア・パシフィックリージョン(地域)のビジネスを重視しており、自動車関連産業が成熟した日本を最も重要な市場の一つと位置付けています。このことは1952年に日本グッドイヤーが日本法人として設立されて以来71年、変わ…
住友ゴム工業は10月から、タイヤ個体識別が可能となるRFID(Radio Frequency Identification)搭載市販タイヤを発売した。市販タイヤへのRFID搭載は国内メーカー初。 対象商品は、EV路線バス用タイヤ「e. エナセーブ SP148」=写真中=と、タクシー用オールシーズンタイヤ「オールシーズンマックス AS1 for タクシー」=写真下=。 RFIDは、品質保証・ク…
振り返って 現役職に就いて3年目。1年目の2021年に新しいスタッドレスタイヤICE NAVI8が発売された。持ちもよく、バランスもよく、冬のドライ路面でもしっかりと走る。氷上、雪上の性能はICE NAVI7よりよくなっている。この年は、この商品の販売に注力してきた。 グッドイヤーとしては同時に、もう一つの軸としてオールシーズンタイを拡販してきた。非降雪、準降雪地域を中心にオールシーズンタイヤ…
生活様式の変化に合わせ商品を提案する 新車市場で好調に販売推移するのがSUV。市販用タイヤ市場にも影響を及ぼしている。このようなトレンドの変化に対し、住友ゴムのタイヤ国内リプレイス営業本部販売企画部課長代理の武田聖也さん、同本部同部の寺西優歌さんは「使い方に合わせた商品ラインアップを揃え対応する」と、今冬の販売促進に強い意気込みを示す。 市場動向と販売計画 寺西「前シーズンは降雪…
「X-アイス スノー」と「クロスクライメート2」、両分野で成長を 日本ミシュランタイヤはスタッドレスタイヤの「X-アイス スノー」と「X-アイス スノー SUV」に、エクストラロード(XL)規格などの新サイズを追加した。市場が拡大するSUVやEVへの対応を図る。他方で同じく需要が拡大傾向にある、シーズンを問わずに使うことが可能なタイヤの分野も商品ラインを充実させた。神取孝司さん(B2Cマーケティ…
ピレリはこのほど、プレミアム&プレステージSUV専用のオールシーズンタイヤ新商品「Scorpion(スコーピオン) MS」=写真上=を発売した。 新商品は「Scorpion Verde(ヴェルデ) All Season」「Scorpion Zero All Season」の後継品。ピレリのエコ・セーフティ・デザイン哲学に基づき開発した。 ウェットやドライなど、さまざまな路面コンディションで優…
住友ゴム工業 執行役員タイヤ国内リプレイス営業本部長 河瀬二朗氏 “人に寄り添う”ビジネスを展開 ――国内リプレイスタイヤ事業について、これまでを振り返って。 新型コロナの感染状況が下火になりつつあることから、経済環境は回復基調にありました。国内経済全般で物価の上昇が見られ、タイヤ業界でも原材料価格や輸送費の高騰などを受け22年に2度、市販用タイヤの値上げを行いました。その影響もあり、22…
ネクセンタイヤジャパンは、オールシーズンタイヤ「N-blue 4Season(エヌ・ブルー フォーシーズン)」に、新たに軽自動車・コンパクトカー向けの2サイズを追加し7月1日から順次発売する。 発売サイズは165/55R15 75T(7月1日)、165/70R14 85T XL(10月発売予定)で、いずれもオープン価格。 「N-blue 4Season」は、排水性を高めるディレクショナルパタ…
トーヨータイヤジャパン㈱代表取締役社長 山邊憲一氏 “存在感”更に高め一層の収益向上目指す ――2022年の事業を振り返って。 コロナ禍が収束には至りませんでしたが、行動制限などが徐々に解除される中、タイヤ需要に回復の動きが現れてきました。ただ、エネルギー費や物流費、原材料価格などの高騰の影響を受け、業界全体でタイヤ価格の値上げが行われました。夏用と冬用とで値上げが行われたことに伴い、市場で…
コンチネンタルタイヤ・ジャパンは2月から、同社製品の取り扱いのある全販路でオールシーズンタイヤ「AllSeasonContact」(オールシーズン・コンタクト)の販売を開始する。販売サイズは14~19インチの全26サイズで、今後サイズを拡大する予定。価格はオープン。 「オールシーズン・コンタクト」は、積雪路や冬の冷たいウェット路でのグリップ性能、様々な気候条件下の走行で発揮される優れたハンドリ…
日本グッドイヤーは11月17日、「VECTOR 4SEASONS GEN-3」が、ドイツの大手自動車雑誌「Auto Bild」による小型車のオールシーズンタイヤテストで15ブランド中1位を獲得したと発表した。 今回のテストでは、タイヤ性能のほか効率性や持続可能性などの広範囲に渡る項目が対象になった。「Auto Bild」の審査員は「VECTOR 4SEASONS GEN-3」を含む2ブランドを…
横浜ゴムは11月18日、欧州で好評を得たバン用オールシーズンタイヤ「BluEarth-Van All Season(ブルーアース・バン・オールシーズン)RY61」を国内で11月下旬から順次発売した。発売サイズは、12インチ、14~15インチの3サイズ。 「ブルーアース・バン・オールシーズンRY61」は、トレッドパターンで雪上性能と耐摩耗性能の向上を図ったほか、コンパウンドに3種類の異なるポリマ…
日本グッドイヤーは乗用車用オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS GEN-3」(ベクター・フォーシーズンズ・ジェンスリー)とSUV向け「VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV」の2商品を8月から順次発売した。同社のオールシーズンタイヤはこれまでも冬性能が市場から高く評価されてきたが、今回の新商品はそれを更に上回るレベルを実現し、また静粛性とライフ性能の大幅向上といった夏…
日本ミシュランタイヤは7月28日、CROSSCLIMATE(クロスクライメート)シリーズからバン・ライトトラック用の「AGILIS(アジリス)クロスクライメート」と、キャンピングカー専用の「クロスクライメート CAMPING(キャンピング)」をそれぞれ9月8日、10月18日より順次発売すると発表した。価格は全てオープン。 両製品は、「雪も走れる夏タイヤ」として夏タイヤに求められる諸性能を備えな…
日本ミシュランタイヤは乗用車用オールシーズンタイヤ「クロスクライメート2」シリーズにSUV用タイヤ「クロスクライメート2 SUV」を追加して8月8日より順次発売する。発売サイズは17~20インチの全30サイズで価格はオープン。 新商品は夏タイヤに求められるハンドリング性能やブレーキング性能を高い水準で満たしながら、急な降雪での雪上走行も可能にした。従来品(クロスクライメート+)と比較して雪上ブ…