コンチネンタル「HL」規格タイヤを生産 大型の電動車に対応
独コンチネンタルは1月21日、XL(エクストラロード)規格より高い負荷能力を持つHL(ハイヤーロード)規格のタイヤを初めて生産開始したと発表した。このタイヤは、電気やハイブリッド駆動の大型車やSUVなど重量のある車両に対応するもの。同社では「同じ空気圧の場合は、XL規格で製造されたタイヤより高い負荷能力を持つ」としている。 同規格のタイヤは、例えば「HL 245/40R19 101Y XL」の…
独コンチネンタルは1月21日、XL(エクストラロード)規格より高い負荷能力を持つHL(ハイヤーロード)規格のタイヤを初めて生産開始したと発表した。このタイヤは、電気やハイブリッド駆動の大型車やSUVなど重量のある車両に対応するもの。同社では「同じ空気圧の場合は、XL規格で製造されたタイヤより高い負荷能力を持つ」としている。 同規格のタイヤは、例えば「HL 245/40R19 101Y XL」の…
コンチネンタルタイヤ・ジャパンは2月2日、スポーツセグメントの乗用車用タイヤ「ExtremeContact DWS06 PLUS」を3月1日から順次発売すると発表した。 新商品は、従来品(ExtremeContact DWS06)から各種性能の向上を目指して開発した。特に、独自の「スポーツ・プラス・テクノロジー」を採用することで正確なハンドリング性能や滑りやすい路面でのグリップ力、静粛性の改善…
独コンチネンタルは1月7日、独自の調査を行った結果、「将来的に電気自動車(EV)を購入することを想像できない」とした回答者がドイツが59%、フランスは57%、米国は50%、日本は46%だったと発表した。一方、中国では8割以上の回答者が「想像できる」と答えた。 電動モビリティの購入に対する懸念事項としては、「充電ステーションの不足」がフランス以外の国で最も多く、それぞれ6割前後に達した。これに加…
独コンチネンタルは12月23日、2021年3月に始まる電動SUVモータースポーツ「エクストリームE」用のタイヤに、コンチネンタルのタイヤ管理ソリューション「コンチ・コネクト」を搭載すると発表した。 レースはサウジアラビアの砂漠やセネガルの海岸などでの開催を予定しており、タイヤには様々な気候や過度に負荷がかかる地形への対応が求められており、「モータースポーツにおいて、これまでにない最大の挑戦にな…
独コンチネンタルは昨年12月、デンマークのカーシェアリング事業者の電気自動車(EV)を使用したパイロットテストで、タイヤの溝深さをリアルタイムでモニタリングすることに成功したと発表した。 このテストは、コンチネンタルがテレメトリー(遠隔測定)の専門企業トラフィログと共同で行ったもので、事業者の全車両のタイヤの空気圧と温度をリアルタイムで測定するプロジェクトの一環として実施。タイヤセンサーの情報…
独コンチネンタルが12月9日に発表した「モビリティ・スタディ2020」の調査結果によると、新型コロナウイルスの影響でプライベートな移動への傾向が高まっていることが分かった。 この研究は調査会社と共同で、ドイツ、フランス、米国、日本、中国で実施したもの。同社によると「コロナにより世界でモビリティに関する習慣が大きく変化した。世界中の人々はバスや電車といった公共交通機関の利用を避けており、これは欧…
独コンチネンタルは12月16日、タイヤ部門の新しい戦略プログラムとして「VISION(ビジョン)2030」を発表した。収益性の高い成長を目指し、持続可能性とデジタルソリューションで競合他社との差別化を図る方針だ。 今回の成長戦略では、アジアや北米でのシェア拡大を目指しているほか、乗用車・ライトトラック用タイヤセグメントでは電気自動車(EV)向けのタイヤとウルトラ・ハイ・パフォーマンス(UHP)…
独コンチネンタルは2022年以降、エミッションフリー(排ガスゼロ)車両向け事業で、全世界で温暖化ガスの排出が実質ゼロのカーボンニュートラルの達成を目指すと12月4日に発表した。生産時だけではなく、上流工程や使用後のリサイクルも対象としている。 この取り組みは40年までに同社の全生産工程でカーボンニュートラルを目指すロードマップの一環。さらに、2050年までに全事業やバリューチェーンの全体をカー…
独コンチネンタルは12月7日、タイヤモニタリング向けのデジタルソリューション「コンチコネクトライブ」を発表した。 このシステムでは、タイヤ内部のセンサーで空気圧と温度のデータを取得し、リアルタイムでテレマティクスユニットを通じてクラウドに送られる。あわせて、GPSを利用して車両の位置を送信し、タイヤの稼働時間も記録するという。 同社では、「フリート管理者は車両の位置に関係なく、素早く快適に車…
独コンチネンタルは11月27日、電動バス用タイヤのプロトタイプをバスメーカーのVDLバス&コーチと共同開発したと発表した。 コンチネンタルによると、電動バス用タイヤはあらゆる電気自動車(EV)と同様に発進時の高トルクを考慮する必要があるほか、街中を走行するバス用タイヤでは静粛性も求められるという。さらに、「都市交通では電動バスの減速は回生プロセスの重要な要素になる」とした上で、「従来のブレーキ…
独コンチネンタルは11月12日、次期取締役会の会長にニコライ・セッツァー氏が就任する人事を発表した。任期は2020年12月1日から2024年3月まで。健康上の理由により、11月30日付けで辞任するエルマー・デゲンハートCEOの後任となる。 デゲンハートCEOは「監査役会の決定を歓迎し、ニコライ・セッツァー新会長とコンチネンタルの大きな成功を祈る」とコメントした。セッツァー氏は、「全世界の経営幹…
独コンチネンタルの日本法人、コンチネンタルタイヤ・ジャパンのニコラオス・キリアゾプロス代表取締役がオンラインで取材に応じ、将来的に日本市場で2ケタの成長を目指すとともに、トラック・バス用タイヤ導入の可能性について語った 。 同社は横浜ゴムとの合弁を解消した後、2014年に設立。6年間事業を強化してきたが、高いブランド力がある欧米市場と比べて国内では認知度に課題があるという。今後は取引先の拡大を…
独コンチネンタルは10月29日、エルマー・デゲンハートCEOが11月30日付けで健康上の理由により退任すると発表した。同社は早期に監査役会を開催し、後任の指名を行うとしている。 デゲンハート氏は2009年8月にCEOに就任し、3期目を務めていた。現在の任期は2024年8月までを予定していたが、早期の退任となる。 監査役会のヴォルフガング・ライツレ会長は、「タイヤメーカーや自動車部品サプライヤ…
独コンチネンタルは9月30日、2021年末までに独・アーヘンのタイヤ工場で生産を停止する取締役会の決定について、監査役員会が承認したと発表した。 同工場の従業員およそ2000人のうち、約1800人に影響が出る見通し。組織再編計画「トランスフォーメーション2019~2029」の一環で、同社では「タイヤ事業における競争力のあるポジションの獲得に向けた道筋を定めるもの」としている。 今回の決定は、…