“冬商戦”へ期待高まる メーカー各社が様々な施策を展開
9月に入り北日本からTVCMが始まるなど、本格的な冬タイヤの商戦期を迎えつつある。昨シーズンは値上げ前の仮需や消費増税による需要の変動、記録的な暖冬を受けた販売の伸び悩みがあったことから今年にかける期待は大きい。このような中で、各社は様々な施策で需要喚起に注力する。 昨年は8月に各社の価格改定があり、また10月には消費増税がスタートするなど、例年とは異なる環境下で商戦が進んだ。さらに、全国的な…
仏ミシュランは8月13日、「MICHELIN Pilot Sport Cup2 ND0」を装着車両が一周20.832kmの独ニュルブルクリンク北コースでエグゼクティブカークラスのラップレコードを更新し、7分29秒81のタイムを記録したと発表した。車両はした独ポルシェの「Panamera」(パナメーラ)で、タイヤサイズはフロントが275/35ZR21、リアが325/30ZR21。ドライバーはポルシ…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は8月下旬からSUV用タイヤ「OPEN COUNTRY R/T」(オープンカントリー・アールティー)に新サイズを追加して発売する。追加サイズは15~18インチの5サイズで価格はオープン。このうち、17~18インチはホワイトレター仕様となっている。 「OPEN COUNTRY」シリーズはSUVをターゲットとした同社の主力ブランドで2016年から国内市場本格導入…
米クーパータイヤは7月23日、セルビア・クルシェバツ工場の増強に向けたプロジェクトが進行していると発表した。投資額は5500万ドル(約58億円)で、需要増が見込まれる大口径タイヤを新たに生産する。 今回、設備の改修や拠点の拡張を進め、118名を新規雇用する。工事は今年後半に完了し、生産能力は3割増える見通し。さらに、将来的に生産能力の倍増を見込める設備も設ける。なお、セルビア政府から約800万…
ブリヂストンはこのほど、2030年を目標年とした新たな環境中期目標「マイルストン2030」を公表した。事業の成長と環境影響や資源消費の拡大を切り離す「デカップリング」の考えに基づき、環境インパクトの改善と経済成長の両立、事業を通じたサーキュラーエコノミーへの貢献、カーボンニュートラル社会へ向けた商品のライフサイクルやバリューチェーン全体を通じたCO2排出量の削減に取り組む。 この目標の中で、2…
IRSG(国際ゴム研究会)が7月17日に発表した2020年の世界の新ゴム需要見通しは、前年比12.6%減の2520万トンだった。IMF(国際通貨基金)のシナリオに基づき、ロックダウンや工場および小売りビジネスの停止、人や物の流れの停滞が減少傾向の主な要因と想定した。 また同会では「2021年には、タイヤ分野の回復(6.9%増)と非タイヤ分野の伸長(9.3%増)によって、世界の新ゴム需要は反動し…
英運輸省は7月15日、トラックやバスの前輪と、マイクロバスの全輪に10年以上のタイヤを装着することを禁止すると発表した。二次立法を秋にも施行する。リトレッドタイヤも対象で、更生してから10年以上経過したものが禁止となる。 この措置は、運輸省による研究を含む広範な調査を踏まえたもの。調査は使用年数の長いタイヤに腐食が発生する可能性を示唆している。同省では、製造日を分かりやすく可視化するよう求めて…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は輸送事業者向けにデジタル技術を活用したメンテナンスサービスを構築する。従来は人間が行っていたタイヤ溝の管理を自動化し、最適なタイミングでメンテナンスができるシステムの確立を目指す。将来的にはセンシング技術との連携も視野に入れ、様々なカテゴリーでソリューション展開や付加価値の向上につなげる。 近年は主要メーカーがタイヤ単体のみを販売する従来の形から、サービス…
往年の名車や旧車の展示会「オートモビルカウンシル2020」が7月31日から8月2日まで千葉市の幕張メッセで開催され、自動車メーカーやパーツメーカー、ヘリテージカーの販売店などが参加した。同展示会は当初4月上旬の実施を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で2回にわたり延期。今回は感染予防対策を徹底して開催にこぎつけ、多数の愛好家が来場した。 今回、タイヤメーカーからは日本ミシュランタイヤがブ…
日本グッドイヤーはSUV用オールシーズンタイヤ「Assurance WeatherReady」(アシュアランス・ウェザーレディー)のサイズラインアップを拡充して8月3日から順次発売した。 「Assurance WeatherReady」は、近年需要の高まっているSUVに対応するため、2018年8月に発売。今回はミニバンとSUV向けに、15~19インチの17サイズを追加。これにより、全体のサイズ…
タイヤ公正取引協議会は、適正に保管すれば製造から2シーズンが経過したスタッドレスタイヤであっても直近に生産した製品と同等の性能が維持されていることを知らせるポスターをリニューアルした。同会は生産から年数が経過していると「性能が低下する」という消費者の懸念に対して正しい情報提供を行うことを目的に昨年から啓発を始めた。 今回のポスター作成にあたり、性能比較試験に協力したタイヤメーカーは昨年から1社…
日本自動車機械工具協会(機工協)は来年6月に開催予定だった「第37回オートサービスショー2021」を中止すると発表した。 新型コロナウイルスの感染拡大で東京2020オリンピック・パラリンピックが延期され、会場となる予定だった東京ビッグサイトの会場施設の貸出が一部休止となったことを受けたもの。 機工協では「会期や利用施設の変更、規模の縮小などを検討したが、いずれの変更も出展者並びに来場者に満足…