住友ゴム、ブラジル工場を増強 現地の需要増に対応
住友ゴム工業は7月26日、10億6400万レアル(約235億円)を投じてブラジル工場の生産能力を増強すると発表した。ブラジル市場におけるタイヤ販売事業を強化しつつ、同社のグローバル展開をさらに進める。 同工場は2013年10月に乗用車・ライトトラック用タイヤの生産を開始。2019年3月からトラック・バス用タイヤの生産も行っている。 今回の増強により、乗用車・ライトトラック用タイヤの生産能力は…
住友ゴム工業は7月26日、10億6400万レアル(約235億円)を投じてブラジル工場の生産能力を増強すると発表した。ブラジル市場におけるタイヤ販売事業を強化しつつ、同社のグローバル展開をさらに進める。 同工場は2013年10月に乗用車・ライトトラック用タイヤの生産を開始。2019年3月からトラック・バス用タイヤの生産も行っている。 今回の増強により、乗用車・ライトトラック用タイヤの生産能力は…
エイワ(兵庫県西宮市、前中勝彦社長)は5月にホイールバランサーの新製品「CIRCUIT(サーキット)CF15」を発売した。新製品は、ユーザーの使いやすさを意識したデザインと作業の効率化や省力化につながる機能を搭載しながら価格を抑えた汎用モデル。バランス測定の専門メーカーによる高精度センサーを採用し、作業の正確性を向上しつつ測定時間を短縮している点にも注目だ。同社営業部の松葉久典広域部長と横浜支店…
横浜ゴムは7月27日、自動車用エアコンホースの大幅な軽量化に成功したと発表した。2024年から本格的な事業展開を目指す。 今回発表したホースは、独自技術を駆使して開発したゴム・樹脂ポリマーアロイを用いることで柔軟性、耐熱性といったゴムの特性を活かしながら、樹脂の高いガスバリア性によって従来比50%の軽量化を実現した。製造時には、多量の熱を使う加硫が不要のため、カーボンニュートラル達成にも貢献す…
今年2月に2025年までの新たな中期経営計画を発表したTOYO TIRE(トーヨータイヤ)。量を追う拡大ではなく、質の変革による成長を志向することが戦略の中心となり、指標の一つとして独自の「重点商品」販売比率の向上を掲げた。変化が激しい環境の中、どのように変革を推進していくのか――清水隆史社長に、思い描く将来像を聞いた。 ――昨今のタイヤ業界の動向をどう見ており、その中でトーヨータイヤの強みを…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は7月16日、国内タイヤ需要の年央見直しを発表した。それによると、市販用タイヤは上期に冬用タイヤが想定を上回ったことやライトトラック用タイヤの需要が堅調に推移したため、四輪車用の各カテゴリーで年間需要を上方修正した。また新車生産・販売が当初の見通しより増加するため、新車用タイヤの需要も上振れる見込みだ。 JATMAでは需要の前提条件として、実質経済成長率を当初…
JAF(日本自動車連盟)のロードサービス件数でタイヤ関連の救援依頼が増加していることが分かった。 2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)は全国で211万7485件の救援依頼があった。内容別で、タイヤのパンクやバースト、エア不足などの「タイヤ関連トラブル」は36万2233件(構成比17.6%)あった。2016年はタイヤ関連の件数が35万8265件(構成比15.6%)だったが、全…
米グッドイヤーは7月13日、都市部における自動運転車両の交通機関をサポートする非空気入り(エアレス)タイヤ・ホイールを開発したと発表した。 これまでの3年間はグッドイヤーの試験施設などで、自律走行型小型電気バス「Olli」(オリー)の開発・製造を行う米ローカルモーターズと連携し、「オリー」にエアレスタイヤを装着してタイヤのテストを実施。荷重や速度、耐久性に関する性能目標を達成したという。今後、…
ブリヂストンは7月15日、乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3」(ブリザック・ヴイアールエックススリー)を9月1日から順次発売すると発表した。発売サイズは12~20インチの111サイズで、価格は税込9460~11万7150円。 新商品は、氷上ブレーキ性能が「2世代分の進化」(同社)を達成し、従来品(ブリザックVRX2)から20%向上した。同日開催の発表会では、草野亜希夫常務役員…
住友ゴム工業は6月21日、理化学研究所(理研)が所有する放射光施設の見学会を開催した。同社研究開発本部分析センターの岸本浩通センター長は住友ゴムの材料開発に関する発表を行い、大型放射光施設「SPring-8」(スプリングエイト)やX線自由電子レーザーの「SACLA」(サクラ)をはじめとする先端研究施設の活用事例を紹介。また、施設の進化や「Society(ソサエティー)5.0」の実現に伴う環境変化…
コンチネンタルタイヤ・ジャパンは6月23日、乗用車用オールシーズンタイヤ「オールシーズン・コンタクト」を9月1日から全国のヤナセグループ販売店で先行販売すると発表した。発売サイズは16~20インチの14サイズで、今後は需要に応じてサイズ、販路を拡大していく。 「オールシーズン・コンタクト」は独コンチネンタルがウィンタータイヤの開発で培ったコンパウンド技術を採用し、雪道や温度が低い冬の雨道でも優…
ブリヂストンはサーキュラーエコノミーやカーボンニュートラル化への取り組みと、ビジネスモデルの確立により創出される事業の価値の循環を連動させる「サステナビリティビジネス構想」の実現に向けて、グローバルで環境負荷低減への活動を加速させている。2050年を見据えた環境長期目標の過程で、2030年にはCO2総量を2011年比50%削減することを目指し、工場で再生可能エネルギー比率を高めるなど着実な成果を…
仏ミシュランは6月23日、港湾で使用する無人搬送車(AGV)専用のタイヤ「X AGV EV」を発売した。 同社によると、港湾AGV専用タイヤが開発されるのは初めて。「性能や信頼性、生産性、安全性の面でAGVの要求を満たすタイヤを港湾事業者が利用できる」としている。また、優れた転がり抵抗により車両の排出ガス削減や電気自動車のバッテリー寿命の延長に寄与することを示す「EVマーク」を港湾用タイヤとし…
国内で人手不足が叫ばれるようになって久しい中、その対応策の一つとして整備作業の現場でも省人化への取り組みが進められている。小野谷機工は以前から作業の軽労化、さらに安全性向上に寄与する製品開発に注力しており、このほど、タイヤホイールの持ち上げに起因する負担を軽減できる作業補助テーブル「Easy System」、タイヤの積み上げ作業を容易にする積み上げリフト「Easy Lift Good 70-Li…
住友ゴム工業は6月21日に発行した「統合報告書2021」で、2020年度の「人にやさしい諸政策」の取り組みについて報告した。この活動は、同社のCSRガイドライン「GENKI」の枠組みの一つで、人材育成と働きがいの向上や、安全で働きやすい職場づくりを推進するもの。 同社では、人材開発の施策として経営層や管理職層向けの360度フィードバック、役員・部課長級を対象にしたオンラインセミナーを実施し、リ…