住友ゴムがサステナビリティを推進 各国で環境負荷低減へ
住友ゴム工業は6月に発行した統合報告書2020で、2019年度の「事業活動の環境負荷低減」の取り組みについて報告した。この活動は、同社のCSRガイドラインにおける枠組みの一つで、低炭素社会の構築や循環型社会の形成などを目指すもの。 同社は生産によるCO2排出量の削減に取り組んでいる。2019年度は省エネコンサルティングを活用し、国内工場のCO2排出量は24万2000t-CO2eと前年度比500…
住友ゴム工業は6月に発行した統合報告書2020で、2019年度の「事業活動の環境負荷低減」の取り組みについて報告した。この活動は、同社のCSRガイドラインにおける枠組みの一つで、低炭素社会の構築や循環型社会の形成などを目指すもの。 同社は生産によるCO2排出量の削減に取り組んでいる。2019年度は省エネコンサルティングを活用し、国内工場のCO2排出量は24万2000t-CO2eと前年度比500…
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、様々な講習会の延期や中止が続いている中、神奈川県タイヤ商工協同組合は7月5日にタイヤ空気充てん作業特別教育講習会を再開した。当初開催予定だった3月から約4カ月延期したが、事業者や受講生から実施を求める声が数多く寄せられていたという。自治体や業界団体などが定めたガイドラインを参考に、様々な感染予防策をとりながら開催にこぎつけた。 当日は神奈川県内を中心に…
新型コロナウイルスの感染拡大によりさまざまなところへ影響が出ている。企業でテレワークへのシフトが進み、それにともないECを通じての商品購入が増加。生活者の消費行動にも大きな変化が生じている。輸送物流業界では荷物の受発注が急増し配送トラックの稼働が増加する一方で、トラックドライバーは慢性的な人手不足の状況が続くままだ。このようなことを背景として、輸送業界では車両管理・メンテナンスにかかる時間や人員…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)がまとめた上半期(1~6月)の市販用タイヤの販売実績は、四輪車合計で前年同期比13.3%減の2623万6000本となり、上半期としては2年ぶりに前年実績を下回った。新型コロナウイルスによる需要減の影響を受けたほか、暖冬でスタッドレスタイヤの販売が落ち込んだことも響いた。 カテゴリー別では、乗用車用が14.5%減の1930万9000本、ライトトラック用が8.7%…
住友ゴム工業は8月1日から乗用車用スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX03」(ウインター・マックス・ゼロスリー)を順次発売すると6月30日に発表した。発売サイズは13~20インチの98サイズ。 「ウインター・マックス03」は新技術の「ナノ凹凸ゴム」を採用し、従来品(WINTER MAXX02)と比較して新品時の氷上ブレーキ性能を22%、氷上コーナリング性能は11%それぞれ向上した。 新…
日本ミシュランタイヤは8月11日から乗用車用スタッドレスタイヤの新商品「X-ICE SNOW」(エックス・アイス・スノー)シリーズを順次発売開始すると6月30日に発表した。発売サイズは14~22インチの全84サイズで、SUV向けの大口径サイズも充実した。価格は全てオープン。 同日、オンラインで開催した発表会でポール・ペリニオ社長は「新商品がより充実したビジネスや安心な日常生活、また旅行やウイン…
ブリヂストンは7月8日、2050年以降を見据えた新たな中長期事業戦略構想を発表した。この中で掲げたのが「2050年にサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンだ。実現に向けて強みのタイヤ・ゴム事業を活かしながら、成長事業としてソリューション事業を一層強化する。さらに、ソリューション事業で得たリソースは、タイヤ・ゴム事業の強化につなげ…
ブリヂストンは7月1日、欧州子会社がマイクロソフト社と協働で、走行中のタイヤトラブルをリアルタイムで検出できる世界初のモニタリングシステムを開発したと発表した。マイクロソフトの自動車メーカー向けのクラウド型コネクテッドカープラットフォーム(MCVP)を活用した独自のタイヤモニタリングシステムとなる。現時点で実用化の時期や対象となるタイヤカテゴリーは未定だという。 今回のシステムは、外傷によるタ…
日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は6月30日に開いた新商品発表会の中で、新型コロナウイルスで大きな影響を受けている国内市場について「外出が控えられ、在宅勤務などの予防策がとられ、人々の移動も大きく低下した」とこの数カ月間を振り返った。一方で「6月に入り需要が回復傾向にあり、人とモノの移動が戻りつつある。移動が制限されたことで、モビリティの重要性を改めて認識することにもなった」との見解を…
九州を中心とする大雨の影響で、ブリヂストンは6日午後に福岡県にあるタイヤ工場などで一時操業を停止した。停止したのは久留米工場(福岡県久留米)、甘木工場(福岡県朝倉市)、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)。 3工場とも7日午前時点で生産を停止しており、現地の状況を見ながら今後の再開を判断していくという。また、ゴムクローラや高圧ホースなどを生産する熊本工場(熊本県玉名市)も6日に稼働を停止した。 住友ゴム…
タイヤ整備作業の現場から発せられる“省力化・軽労化”と“作業効率の向上”というニーズは今、もっとも重視されるテーマだ。東洋精器工業では、新製品の開発に鋭意取り組み、それへの対応を図っている。このほど上市した乗用車用タイヤチェンジャーの新製品「PIT GL-222AI/GL-222AI-LL」も然り。販売企画部課長製品・技術部門リーダーの小出哲裕さんが新製品の解説と実演デモを行ってくれた。 「P…
ブリヂストンは6月25日、英トランセンステクノロジーズ社が保有する「iトラック・ソリューション事業」を買収したと発表した。両社は昨年8月に業務提携契約を締結していた。その際、ブリヂストンが2億円の貸し付けを行い、今回追加で1億円を支払って買収した。 同事業では鉱山車両用タイヤ向けに専用設計した空気圧モニタリングシステムを提供し、タイヤの温度や空気圧データとともに、車両位置情報や走行速度などのデ…
ブリヂストンは6月16日、日本航空(JAL)とタイヤ摩耗予測技術を活用した計画的なタイヤ交換を5月から開始したと発表した。大阪国際空港を拠点にJALグループの地域路線を運航するジェイエア(J―AIR)の航空機で整備作業の効率化を目指す。 今回、ブリヂストンのタイヤに関する知見とデジタルを活用した摩耗予測技術に、JALとJ―AIRが持つ航空機の知見やフライトデータをかけ合わせることで、タイヤの交…