空気充てん作業時の事故、4年連続で死亡事故発生
タイヤ空気充てん作業時における事故が昨年1年間で25件発生したことが日本自動車タイヤ協会(JATMA)の調査で分かった。事故の被害状況をみると死亡が1件、重軽傷が11件となった。またベニヤの壁が破損するといった物的事故が1件だった。パンク修理作業に関連する事故は14件あった。パンク走行等に伴うタイヤの損傷は16件で、その内、ひきずり痕の見落としは13件だった。 死亡事故は東北地方のSSで発生し…
タイヤ空気充てん作業時における事故が昨年1年間で25件発生したことが日本自動車タイヤ協会(JATMA)の調査で分かった。事故の被害状況をみると死亡が1件、重軽傷が11件となった。またベニヤの壁が破損するといった物的事故が1件だった。パンク修理作業に関連する事故は14件あった。パンク走行等に伴うタイヤの損傷は16件で、その内、ひきずり痕の見落としは13件だった。 死亡事故は東北地方のSSで発生し…
横浜ゴムは2017年から北海道旭川市にあるテストコース「北海道タイヤテストセンター」(Tire Test Center of Hokkaido=TTCH)で、夏用タイヤの実車試験をスタートさせる。冬季以外の期間に新車用タイヤや海外向けのオールシーズンタイヤの開発に活用することで商品開発の強化に繋げる。 同社の夏用タイヤのテストは、国内では茨城県にある「D-PARC」(ディー・パーク)で行ってき…
日本ミシュランタイヤは2月20日に都内で会見を開き、乗用車用タイヤの新商品「PILOT SPORT 4 S」(パイロット・スポーツ・フォー・エス)を4月1日から発売すると発表した。新商品は同社のスポーツタイヤのフラッグシップモデル。発売サイズは19~20インチの全39サイズで価格はオープン。 新商品は「パイロット・スーパー・スポーツ」を進化させ、スポーツカーや高性能車向けにドライ・ウェット路面…
横浜ゴムが昨年7月に約1356億円で買収した蘭ATG(アライアンス・タイヤ・グループ)。同社の会長を務める小林達氏(横浜ゴム副社長)は、「横浜ゴムグループの将来をかけた事業」と位置づけ、統合効果を最大限発揮させるべく土台作りに取り組んできた。今年3月以降、野地彦旬社長にバトンを渡す予定で、両社の得意分野を融合させつつ一層の事業拡大を図る。さらに今回の買収は横浜ゴムのこれからの企業運営にとっても大…
メーカー各社にとって収益の源泉となっている北米市場における2016年のブランド別シェア(市販用タイヤ、本数ベース)が米専門誌「モダン・タイヤディーラー」の調査で分かった。5年前と比較するとトラック・バス用タイヤでは大手ブランドのシェアの下落が目立つ結果となった。 トラック・バス用タイヤの上位メーカーでシェアの下落が最も大きかったのは3位の米グッドイヤーで2011年より2.5ポイント下落した。ま…
横浜ゴムは1月31日に東京・港区の本社で会見を開き、野地彦旬社長(58歳)が取締役副会長に就任し、後任として山石昌孝取締役常務執行役員(54歳)が代表取締役社長に就任すると発表した。就任予定日は3月30日。南雲忠信代表取締役会長(69歳)は留任する。野地社長は昨年買収した蘭アライアンス・タイヤ・グループ(ATG)の会長を兼任する。 山石氏はこれまで秘書室長やヨコハマヨーロッパ取締役社長などを歴…
ネクセンタイヤジャパン(東京都港区、西村竜社長)は1月16日に都内で開いた会見で、「ネクセン」と「ロードストーン」の2ブランドの販売を始めると発表した。ネクセンブランドのフラッグシップタイヤ「N FERA RU1」(エヌフィーラ アールユー1)をはじめ、コンフォートからプレミアムタイヤまで9種類のラインアップを展開する。 ポルシェ「カイエン」にOE認証されているプレミアムクラスのウルトラハイパ…
売上高で世界14位の韓国のクムホタイヤが、中国の青島双星(ダブルスター)の傘下に入る可能性があることが分かった。クムホタイヤの債権団がダブルスターを優先交渉対象者として選定した。売却額は約1兆ウォン(約973億円)とみられる。ただ、日本法人のクムホタイヤジャパンによると、「債権団がダブルスターを優先交渉対象者として選定したこと以外に決まった事実はない。最終的な優先買収請求権は現経営者が保有してい…
売上高で世界18位のタイヤメーカー、韓国のネクセンタイヤ(NEXEN TIRE)と豊田通商が日本法人「ネクセンタイヤジャパン」(東京都港区)を設立した。 資本金は2億8000万円で、ネクセンが51%、豊田通商が49%を出資。「ネクセン」ブランドと「ロードストーン」ブランドの日本販売総代理店として1月から営業を始めている。市販タイヤ市場で2022年までに現在の約3倍となる年間100万本の販売を目…
ブリヂストンとお茶の水女子大学は1月9日、女性リーダーの育成支援を目的とした包括的協定を締結した。企業と大学が女性リーダーの育成で協定を結ぶのは国内では初めて。今後、次世代の女性リーダーとなる若年層の育成をはじめ、組織で指導的立場を担う女性従業員の能力開発や人材交流などを進める。 同日、お茶の水女子大学で行われた調印式に出席したブリヂストンの津谷正明CEOは、「当社が真のグローバル企業を目指す…
ブリヂストンは12月22日に都内で会見を開き、タイに航空機用タイヤとリトレッドタイヤの新工場を建設すると発表した。投資額は総額約150億円で、既存工場の敷地内に新たに建設する。両工場とも2019年12月に生産を開始する予定。同社グループが航空機用の新品タイヤを海外で生産するのは初めてとなる。 新工場では中長期に需要の拡大が見込まれるラジアルタイヤを生産する。同社では航空機用タイヤ事業で新品タイ…
横浜ゴムはグローバルでブランド力を強化するとともに、将来的にアジア地域にもタイヤの設計部門を設けることを検討し、技術力のさらなる底上げを図る。野地彦旬社長は「市場のポジショニングを上げて、いつかは世界のトップ5になることを目指したい」と将来への展望を示している。 チェルシー効果、欧州でビジネス拡大 同社は昨年、英サッカープレミアリーグの「チェルシーFC」とスポンサー契約を締結し、ユニフォームへ…
NSXへの採用は大きなチャンスに 新型NSXへの採用が決まったコンチネンタルの「ContiSportContact 5P」。NSXへの装着によるブランドイメージへの効果、販売へいかに寄与していくのか。――後編ではコンチネンタルタイヤジャパンの高橋部長にマーケティング戦略を聞きました。 【販売・マーケティング編】夢のクルマと同じタイヤを。ユーザーの心を満たす 「NSXに採用されたのは大きなチャン…
どんなクルマを作りたいのか――憧れのスーパーカーに技術を結集 ホンダが8月25日に発表した新型NSXに、コンチネンタルの「ContiSportContact(コンチ・スポーツ・コンタクト)5P」が装着された。全世界から注目されるスーパーカーの専用タイヤは、どのようにして誕生したのか。ウルトラハイパフォーマンスタイヤの誕生秘話と、NSXへの装着によるブランドイメージへの効果を、開発とマーケティング…
生産性向上でニーズに応える 小野谷機工(福井県越前市)は10月5日、ロードサービスカー(タイヤサービスカー)の組み立て工場を開設し、関係者およそ170人を招いた落成式を開催した。 同社は1990年よりサービスカーの製造販売を手がけており、近年は受注が増加しているため、従来の工場では手狭になっていた。新工場の稼働により、生産能力は年間36台から約50台に拡大する。同社では「市場拡大に伴い増産が急…