兵庫県の西日本タイヤ、中国のZCラバーの国内代理店に
OTRをメインに販売する老舗、西日本タイヤ(兵庫県川西市、神田泰之社長)はこのほど、中国のトップメーカー、Zhongce Rubber Group(ZCラバー、中国浙江省杭州市)と国内代理店契約を締結。建設車両用タイヤの販売代理店として、11月から国内市販用市場で本格販売を開始した。 ZCラバーは杭州中策ゴムという社名でも知られる中国最大手。2019年のタイヤ売上高は35億8500万ドルで、米…
OTRをメインに販売する老舗、西日本タイヤ(兵庫県川西市、神田泰之社長)はこのほど、中国のトップメーカー、Zhongce Rubber Group(ZCラバー、中国浙江省杭州市)と国内代理店契約を締結。建設車両用タイヤの販売代理店として、11月から国内市販用市場で本格販売を開始した。 ZCラバーは杭州中策ゴムという社名でも知られる中国最大手。2019年のタイヤ売上高は35億8500万ドルで、米…
中国ゴム工業協会が2021年から2025年までの5カ年計画を策定したことが分かった。最終年に乗用車用タイヤの年間生産量は5億2700万本を目指す。 また、トラック・バス用のラジアルタイヤは1億4800万本、バイアスタイヤは2900万本を目標とする。農業機械用は1200万本、このうちラジアルタイヤの比率を現在の2・5%から16%に高める。大型OTRは2万本とした。 さらに、トラック・バス用タイ…
ブリヂストンは12月7日、中国のタイヤメーカー山東威格爾集団(Vheal)を相手に提起していた特許権侵害訴訟で勝訴したと発表した。 ブリヂストンは、2017年9月に同社が持つトラック用タイヤのトレッドパターンを使用してタイヤの製造と販売を行った山東威格爾集団の行為を特許権侵害に該当するとして、北京知識産権法院に提訴。2020年6月に同社の主張が認められ、侵害行為の中止と損害賠償金50万元(約8…
ブリヂストンは12月18日、同社が中国江蘇省の衣料会社に対して蘇州市中級人民法院に提起していた著作権侵害訴訟の和解が12月2日に成立し、訴訟が終了したと発表した。 ブリヂストンは昨年9月に自社で著作権を保有する「Bマーク」に類似したロゴマークを衣料品や店舗、ウェブサイトに使用する江蘇省の衣料会社の行為が著作権侵害に該当するとして、蘇州市中級人民法院に提訴していた。 ブリヂストンでは、「江蘇省…
中国のサイレンタイヤは11月20日、瀋陽工場に年産330万本のトラック・バス用タイヤの生産施設を導入し、11月18日にオープニングセレモニーを開催したと発表した。同社によると「試運転まで230日程度で完了し、当社のスピード記録を更新した」という。 工場では全生産プロセスの自動化やデジタル化、スマート管理を改善するため、AI(人工知能)やビッグデータを活用する。これにより、生産ラインの効率化や商…
中国のリンロンタイヤは9月中旬に上海で開催された「第22回中国国際工業博覧会」で、バイオベースゴムのタイヤを発表した。非石油系のゴムを使用し、リンロンタイヤと北京化工大学が共同で開発した。 同社では「新バイオベースゴム素材の調製技術と適用デモンストレーション」と題したR&Dプロジェクトの一環として、タンポポ由来のゴムのスノータイヤや、植物の杜仲(トチュウ)ゴムのトラック用ラジアルタイヤなどを製…
住友ゴム工業は10月29日、ティムソン(TIMSUN)ブランドを展開する中国のタイヤメーカーに対して行っていた特許権と意匠権の侵害訴訟で和解したと発表した。この訴訟は住友ゴムが昨年1月、北京知的財産裁判所に提訴していた。 対象となった意匠権はモトクロス競技用タイヤ「GEOMAX MX52」のトレッドパターンに関する権利。特許権はタイヤ技術「プログレッシブ・コーナリング・ブロック・テクノロジー」…
中国ゴム工業協会(CRIA)はこのほど、2019年の売上高をもとにまとめた中国タイヤメーカーランキングを発表した。1位の中策ゴム集団は前年比5.9%増の249億4000万元(約3894億円)だった。 2位の山東玲瓏タイヤは海外拠点が好調で、売上高は2ケタ伸びた。同社は中国国内と海外でそれぞれ6工場ずつ構える成長戦略を掲げ、生産能力の増強を続けている。近年買収などを実施した4位の山東昊華タイヤは…
中国ゴム工業協会(CRIA)は6月2日、2020年の中国のタイヤ生産量が約15%低下するという予測を発表した。新型コロナウイルスによる需要減の影響が大きいと見られる。 種類別では、乗用車用タイヤは、約25%減少する見通しの輸出向けに大きく影響を受けると想定。中国国内向けの市販用タイヤは昨年並みか微増、新車用は約15%減と予想されている。 一方、トラック・バス用タイヤは、新車用が昨年並みになる…
中国国際タイヤエキスポ(CITEXPO)は、新型コロナウイルスの影響を受け、今年の開催を延期すると発表した。延期後の日程は2021年8月16~18日で、会場は上海万博展示コンベンションセンターを予定している。 同展示会はアジア・太平洋地域で最大規模のタイヤとホイールの展示会で、例年は120カ国以上から来場者が集まる。CITEXIPOの主催者は「参加者と来場者の健康が我々の最優先事項となる。現地…
中国のリンロンタイヤは2020~2030年の経営計画を発表し、最終年度に売上高は800億元(約1兆2092億円)、タイヤ販売本数は1億6000万本を目指していることが分かった。生産能力で世界のトップ5にランクインする目標を掲げている。 さらに、2025年までに海外売上高比率を5割とし、2030年には中国と海外でそれぞれ6工場を配置する“6+6”を成長戦略としたもようだ。従来は“5+3”を目指し…
日本で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されてから3カ月が経過した。当初、中国国内の問題と見る向きもあったこの感染症は瞬く間に世界へ拡散。過去最大級の経済危機とも言われる状況は、人々の生活を大きく変えた。各国で外出の禁止や自粛、企業活動の制限などの措置が強化され、タイヤ産業でも工場の稼働停止と生産調整、急激な需要の減速が連日のように伝わってくる。感染の収束は見通せず、先行きへの不安は消えない。…
米専門誌ラバー&プラスチックニュースなどの報道によると、中国の中策ゴム(ZCラバー)は中国とタイの工場をフル稼働していることが分かった。現地の工場2月10日に生産を再開していた。 また、中国国内や海外の需要に対応できる量として、日産でコンシューマータイヤ12万本、トラック用6万本を生産するための原材料の供給網も確保できているという。 今後は、欧米やインドなどの主要市場での落ち込みを相殺するた…
中国のサイレンタイヤは2月24日、山東省の東営工場で「高性能タイヤ拡張プロジェクト」を実施していると明らかにした。これによって中国国内で新車向けの中高級グレード市場の需要に応える。投資額は10億元(約151億円)を見込む。 工場ではタイヤ製造過程における主要設備の自動化や情報のレベルを効率的に高めるため、最新の生産設備や完全自動化ロジスティクスラインなどを導入。タイヤのライフサイクル全体を管理…