住友ゴム、市販用EVタイヤを中国、欧州市場で発売

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カテゴリー: ニュース

 住友ゴム工業は2月9日、同社にとって初となる市販用EV(電気自動車)タイヤ「e.SPORT MAXX」(イースポーツマックス)を、EV化が急速に進む中国市場で4月から発売すると発表した。また、欧州でも市販用EVタイヤ「e.ZIEX」(イージークス)を2023年から発売する。

 「e.SPORT MAXX」の開発では、EVの航続距離を伸ばすために特に転がり抵抗の低減に注力したという。独自の材料開発技術を活かしゴムの配合を工夫することで、同社史上最高レベルの低燃費性能を実現した。また、ウェット性能と操縦安定性能も高次元で両立させている。

 さらに、路面やタイヤからのノイズを感じやすいと言われているEVに対し、特殊吸音スポンジを搭載することで優れた静粛性も実現した。なお、タイヤ自体を軽量化することによって省資源化を図ったほか、サイドウォールのロゴには独自の黒色デザイン技術「Nano Black」(ナノブラック)を採用してデザイン性も追求している。

 住友ゴムでは「中国政府および欧州委員会はEVの導入比率やCO2削減量に対して高い目標を掲げており、世界有数のEVマーケットとなっている。このような市場環境を踏まえて、初の市販用EVタイヤを中国市場で先行投入することを決定した」としている。


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