グアユールの実用化へ前進 ブリヂストン、キリンと共同研究
ブリヂストンは1月28日、キリンホールディングス(キリン)との共同研究により、「グアユール」由来の天然ゴムの生産性を向上する技術開発に成功したと発表した。グアユールを安定的に増殖させる技術を開発したことで、今後は遺伝子情報から品種改良を行った優良種のグアユールの大量増殖が可能となる。既に自社農園に植えた苗木のフィールド評価を開始しており、2020年代にグアユールゴムのタイヤ材料としての実用化を目…
ブリヂストンは1月28日、キリンホールディングス(キリン)との共同研究により、「グアユール」由来の天然ゴムの生産性を向上する技術開発に成功したと発表した。グアユールを安定的に増殖させる技術を開発したことで、今後は遺伝子情報から品種改良を行った優良種のグアユールの大量増殖が可能となる。既に自社農園に植えた苗木のフィールド評価を開始しており、2020年代にグアユールゴムのタイヤ材料としての実用化を目…
ブリヂストンはタイヤの原材料となる天然ゴムの持続可能な安定供給や資源の多様化に向けた取り組みを積極化している。 1月12日にビッグデータを活用した「パラゴムノキ」の植林計画最適化システムを開発したと発表した。30年以上先までの計画を最適化することで、長期にわたって農園の単位面積あたりの収量向上や平準化を実現し、天然ゴムの持続可能な供給に貢献する。 今回のシステム開発では、大学共…
国内市場で主にトラック・バス用タイヤの管理でIoT(モノのインターネット)やTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を組み合わせたデジタルソリューションの展開が活発化している。2018年に日本ミシュランタイヤがタイヤメーカーとして初めて国内に導入した後、昨年は横浜ゴムが「タイヤマネジメントシステム」を刷新。ブリヂストンも海外市場で展開しているデジタルソリューションツール「タイヤマティクス」を国内向け…
ブリヂストンは2月1日からSUV専用タイヤ「ALENZA(アレンザ)LX100」を発売する。発売サイズは15~22インチの全39サイズで、価格は税抜1万7300~9万5700円。 新商品は同社のサイレントテクノロジーを採用し、騒音エネルギーが従来品(デューラーH/L850)から22%低減。また通常、タイヤの摩耗度に比例して大きくなるノイズにも着目し、60%摩耗時の騒音エネルギーは9%低減した。…
ブリヂストンは、小型トラック・バス用タイヤ「DURAVIS(デュラビス)R207」を3月1日から発売すると発表した。発売サイズは15~17.5インチの23サイズ。 同社では、「Eコマースの拡大により宅配ニーズが増加する中、新型コロナウイルスの影響等でネットショッピングの需要増加に拍車がかかっている」とした上で「小口配送を行う運送事業者の『安心・安全な定期配送』『タイヤメンテナンスの負担低減』『…
ブリヂストンは1月13日、乗用車用タイヤ「ALENZA(アレンザ)001」の一部で、トレッドの一部が剥がれる可能性があるとして国土交通省リコールを届け出た。製造工程の一部装置の部品が破損し、破損した部品が商品に混入した可能性があるという。 対象は鳥栖工場で2020年10月28日から10月31日の間に生産された43本。11月以降に販売していた。タイヤサイズは235/55R20 102V。対象商品…
ブリヂストンは12月23日、AI(人工知能)画像診断を用いたパラゴムノキの高精度病害診断技術を電通国際情報サービス(ISID)と共同開発したと発表した。 タイヤの主原料となる天然ゴムはパラゴムノキから生産されるが、産地が東南アジアに集中しており、病害リスクや栽培面積の拡大に伴う熱帯雨林の減少が課題となっている。同社では、この課題の解決に向け、病害リスク低減による天然ゴム資源の持続的な安定供給に…
ブリヂストンは12月22日に都内で会見を開き、カーボンニュートラル(炭素中立)社会の実現に貢献する「サステナビリティビジネス構想」を発表した。CO2排出量の削減目標を2030年に11年比5割減に拡大する。従来は3割減としていたが、生産現場でのエネルギー効率の最大化や再生可能エネルギーの使用拡大、さらにタイヤの原材料に占める再生可能資源の比率を4割に高めるなどサーキュラーエコノミー(循環型経済)へ…
ブリヂストンは12月11日、東京都中央区の佃中学校の3年生約80名を対象に出張授業「ブリヂストングローバルコミュニケーション教室~世界につながる伝える力~」を開催した。 この授業は、ブリヂストンが企業と連携した授業づくりを行うNPOの企業教育研究会と共同で実施するもの。外国から来たゲストを地域のイベントに誘うというロールプレイングを通じて、「相手に自分の伝えたいことを適切に伝える」というコミュ…
ブリヂストンは12月4日、グループ会社のブリヂストンタイヤソリューションジャパンが7日から国内のトラック・バス事業者向けに「Tirematics」(タイヤマティクス)を活用したデジタルソリューションサービスの提供を開始すると発表した。 「Tirematics」は、クラウドを通じてトラックやバス事業者の運行管理者とタイヤの内圧情報を共有するモニタリングツール。あらかじめホイールにセットした専用の…
ブリヂストンは10月22日、都内で報道陣向けに開催した技術イノベーションの発表会で、日本航空(JAL)と共同で実施している航空機タイヤのソリューションビジネスを紹介した。 現在、ブリヂストンではゴムという独特な特性を持つ素材を扱う中で培った経験値やデータを活用し、多くのタイヤを開発してきたリアルの強みとデジタルを融合したソリューション事業を推進している。その一例がJALグループの地域路線を運航…
ブリヂストンは11月12日に開いた会見で2023年までの中期ビジネスシナリオに基づく事業戦略の進捗を発表し、石橋秀一CEOは構造改革を進めながら、戦略の実行を支える体制の整備に取り組む方針を示した。「これまでの強みを活かしながら体質変化と新たな成長戦略を実現し、2023年に筋肉質で環境変化に対応できる“強い”ブリヂストンに進化する」と意気込む。 経費・コストの構造改革は主にタイヤ・ゴム事業で実…
全国で自動運転バスの実用化に向けた実証実験が行われている。タイヤのトラブルを未然に防ぐために、タイヤメーカーも最新の管理システムを導入して取り組みをサポートしている。 ブリヂストンは11月16日、グループ会社のブリヂストンタイヤソリューションジャパンが西日本鉄道と西鉄バス北九州が実施する北九州エリアでの中型自動運転バスの実証実験のサポートを行っていると発表した。 「中型自動運転バス実証実験」…