住友ゴム 中国、欧州でEV対応本格化 新たな価値創出へ
住友ゴム工業は普及が進む電気自動車(EV)への対応を本格化するとともに、CASE時代に対応したソリューションビジネスのグローバル展開を積極的に推進する方針を打ち出した。これまで取り組んできた主要市場での高機能タイヤの拡販に加え、急速なEVシフトが進む中国や欧州で初のEV専用タイヤを投入する。さらに、同社が強みを持つソフトウェアやセンシング技術などと融合させた独自の循環型タイヤビジネスの構築を目指…
住友ゴム工業は普及が進む電気自動車(EV)への対応を本格化するとともに、CASE時代に対応したソリューションビジネスのグローバル展開を積極的に推進する方針を打ち出した。これまで取り組んできた主要市場での高機能タイヤの拡販に加え、急速なEVシフトが進む中国や欧州で初のEV専用タイヤを投入する。さらに、同社が強みを持つソフトウェアやセンシング技術などと融合させた独自の循環型タイヤビジネスの構築を目指…
日本グッドイヤーは、乗用車用タイヤの新商品「EfficientGrip Performance 2」(エフィシェントグリップ・パフォーマンス・ツー)を2月から発売開始した。発売サイズは15~18インチの全21サイズで価格はオープン。 新商品は「優れたウェット性能と耐摩耗性能の実現」をテーマに、欧州グッドイヤーで開発した、コンフォートシリーズ「EfficientGrip」のフラッグシップモデルと…
日本ミシュランタイヤは3月に発売開始する乗用車用タイヤ「PILOT SPORT 5」(パイロット・スポーツ・ファイブ)でグローバル統一スペックを採用した。これにより、市場ごとに最適な地域で生産することが可能となり、輸送距離の短縮を図りつつ環境負荷低減を進める。 2016年に国内市場で発売した従来品「PILOT SPORT 4」は、製品の多くを欧州から輸入していた。一方、新商品では大半のサイズを…
2021年11月に会社設立50周年という大きな節目を迎えた小野谷機工(福井県越前市)。タイヤ整備機器をはじめ更生タイヤ製造・廃タイヤ処理の関連機器の国産メーカーとして、市場に製品を供給している。自動車が100年に一度という大きな変革期を迎え足回り整備の重要性がますます高まる中、作業の効率化・省人化と安全性を両立する新製品の開発に挑み続けている。その中から今回は「バリアスツールハンガー」にフォーカ…
住友ゴム工業は2月9日、同社にとって初となる市販用EV(電気自動車)タイヤ「e.SPORT MAXX」(イースポーツマックス)を、EV化が急速に進む中国市場で4月から発売すると発表した。また、欧州でも市販用EVタイヤ「e.ZIEX」(イージークス)を2023年から発売する。 「e.SPORT MAXX」の開発では、EVの航続距離を伸ばすために特に転がり抵抗の低減に注力したという。独自の材料開発…
新たなモビリティに対応した「エアレスタイヤ」の開発が加速している。仏ミシュランや米グッドイヤーは、ゴルフカート用や芝刈り機向けなどでエアレスタイヤを既に実用化しているが、今回新しく月面での使用を想定した車両や宅配に使う自動運転車をターゲットにして開発に取り組んでいることを発表した。 ミシュランは1月12日、米航空宇宙・防衛企業ノースロップ・グラマンが主導する月面地形車(LTV)に関するチームに…
欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)は1月19日、加盟企業の2021年の欧州におけるタイヤ販売実績を公表した。 市販用はコンシューマータイヤ(乗用車用、SUV用、ライト・コマーシャル・ビークル用を含む)が前年比14%増の2億1953万9000本で、このうち夏用および冬用はともに9%増、オールシーズンタイヤは35%増と大幅に前年を上回った。トラック用は12%増の1354万8000本、二輪車用…
春商戦を前に日本ミシュランタイヤと日本グッドイヤーが新商品発表会を開催した。日本ミシュランタイヤは3月からスポーツタイヤ「パイロット・スポーツ5」を発売し、日本グッドイヤーは高性能タイヤを2モデル市場投入する。いずれも独自のコンセプトで開発を行い、最新技術によりユーザーの様々な要求に応えているのが特徴だ。既に国内メーカーから発表されている新商品とともに市場の活性化が期待される。 ドライバーの感性…
第14回オートモーティブワールドが1月19~21日に都内で開催され、村田製作所は仏ミシュランと共同開発したタイヤ内蔵型のRFID(無線自動識別)タグを展示した。 RFIDタグは、専用の読み取り機をかざすことで製造や棚卸、検品の記録をたどることができる。活用次第ではメンテナンスの履歴も残せるほか、将来はタイヤのアフターフォローに応用できる可能性もあるという。 展示したタグは、村田製作所が製造し…
今回、縁あってタイヤのロードインプレッションを書く機会をいただきました。簡単に自己紹介をしておきます。都内の会社に勤めるシニア世代の男性です。趣味はゴルフ、サイクリング。クルマの荷台に小径の折り畳み自転車を積んで目的地へ出掛け周辺をサイクリングして自宅に戻るという、カー&サイクリングを20年ほど夫婦で楽しんでいます。 住まいからマイカーでゴルフ場に行くことが多いのですが、そういうときにR…
横浜ゴムは、今年8月にタイヤ空気圧遠隔監視システム(TPRS=Tire air Pressure Remote access System)の実証実験を開始するなど、タイヤ市場や関連サービスの変化に対する取り組みを積極化している。その目的や今後の市場動向について、タイヤ国内リプレイス消費財第一営業部の上井清部長、タイヤ国内リプレイス営業企画部の野村賢弘部長、タイヤ国内リプレイス消費財第一営業部営…
住友ゴム工業の泉大津工場(大阪府)で1月16日、泉大津市主催の防災イベントが開催された。この活動は避難所での生活や最新の防災対策を市民に体験してもらうことが目的で、会場となった工場の体育館には実際の避難所で使用するテントなどを設置。参加者は避難所生活で重要となるポイントを学んだ。 同工場は2020年に市と緊急避難所協定を締結し、過去2回避難訓練を実施してきた。中村明弘工場長は、「今回は実際の避…
トラックの脱輪事故が立て続けに発生している。12月には広島県内の国道で走行中の大型車からタイヤが脱落して対向車などに衝突。それを受けて国土交通省は関係団体へ冬用タイヤ交換後の増し締めの実施を働きかけてもらうように通知を行っていた。 そんな中、1月12日に群馬県では外れたタイヤのうち1本が歩行者を直撃するという痛ましい事故が起きた。テレビなどでも大きく報道されたことから、その危険性は広く認識され…