タイヤ公取協懇親会で各社の首脳に聞く独自戦略
タイヤ公正取引協議会は5月28日、都内で総会を開き、会員企業などが多数参加した。総会後の懇親会に出席した国内タイヤメーカーの関係者に最近のトピックをきいた。 ブリヂストン 江藤彰洋COO兼社長 (1月に社長に就任しての感想は)「これまでもCFOなどの立場にあり経営には携わっていたが、自分が直接対応しなければならない分野が広がりプレッシャーは大きい。もっと勉強が必要だと感じている」 (欧州事業…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、「タイヤの日」に合わせて4月6日から20日にかけて全国9カ所で実施したタイヤ点検活動の結果を公表した。今回の点検台数は乗用車303台、貨物車35台の合計338台。このうち、タイヤに整備不良があった車両は76台で、不良率は22.5%だった。同会では毎年この時期にタイヤ点検を行っているが、不良率は高止まりの状態が続いており、業界を上げて安全啓発に取り組むことが一…
日本ミシュランタイヤは5月16日、トラック・バス用ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One」のレンタルプログラムを開始すると発表した。 プログラム実施期間は6月3日から12月31日までで、試用期間は2カ月間。タイヤサイズは455/55R22.5で、パターンは「LINE GRIP D」「XZY3」「MULTI Energy T」から選択できる。レンタルするタイヤ本数は4本以上。価格(税…
日本自動車工業会(自工会)は5月13日に都内で会見を開き、2019年度の重点方針を発表した。今後、CASEの進展を踏まえた安心・安全で環境に優しいモビリティ社会の実現に向けて必要な施策の明確化を図る。そのほか、次世代につなぐ豊かなクルマ・バイク文化の創造や、持続的発展を支えるビジネス環境の整備にも取り組んでいく。 豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は、「保有をベースにした色々なバリューが生まれる…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)に加盟する会員メーカー6社が販売する市販用夏タイヤで低燃費タイヤの割合が2018年に80.7%となったことが分かった。 国内のタイヤラベリング制度は2010年にスタートした。制度開始初年度の割合は21.7%だったが、翌2011年には40.7%に拡大。その後も各社が低燃費性能とウェットグリップ性能を向上した商品を相次いで投入したことで、2013年に59.8%と初…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)が社内のあらゆる業務でデジタル化を加速させ、データを横断的に活用することで効率的な生産や需要を先読みした販売体制の構築、将来に向けたビジネス創出を目指す。 同社は4月1日付で「デジタル推進室」を新設した。「顧客まで繋がる一気通貫の仕組みで機動的な経営を実現する」(同社)ことを目的に、様々な部門から約30名が参画する。同推進室の室長に就任した金井昌之取締役常務…
タイヤ公正取引協議会(タイヤ公取協)が取り組んでいる広告物に関する事前相談の件数が2018年度に2万7886件だったことが分かった。相談件数自体は前年度より若干減少した一方で、インターネットを活用したウェブ広告や動画に関する相談は前年度より8割も増えており、今後も拡大傾向は続いていきそうだ。 タイヤ公取協では2007年度からチラシなど広告に関する事前相談に取り組んできた。特に2013年度からは…
国内市場で乗用車用オールシーズンタイヤの注目度が高まっている。日本グッドイヤーが数年前に国内へ本格投入し、さらに今年から日本ミシュランタイヤが全国展開を開始するなど日本でもユーザーの選択肢が増えてきている。欧米では市場の一定数を占め、既にユーザーに定着したオールシーズンタイヤが、今後日本市場でどこまで存在感を発揮できるのか――日本グッドイヤーがこのほど報道向けに開催した説明会でその動向を探った。…
日本ミシュランタイヤは3月に都内でトラック・バス用タイヤの報道向け説明会を開催し、持続可能なモビリティへの貢献を目指していく同社のソリューションを訴求した。トラックではダブルタイヤが主流の国内市場で、同社が提案するシングルタイヤが普及すれば人手不足が深刻化する輸送事業者の課題解決につながるほか、環境負荷低減という観点からもインパクトを与える可能性がある。 「より良いサービスを提供してモビリティ…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた2018年度の市販用タイヤ販売本数は、四輪車用合計で前年比0.6%減の7144万1000本となり、2年ぶりに前年を下回った。6月や10月には一昨年に各社が実施した値上げ後に販売が落ち込んだ時期との比較になったため大きく上振れたが、年間を通してみると新車用タイヤも含めてほぼ安定して需要が推移したもようだ。 2018年度のタイヤの販売本数(四輪車用)は市…
ブリヂストングループは4月8日、ブリヂストンタイヤジャパンの社員約2000人をはじめ、開発責任者や工場長なども参加して全国で安全啓発活動を実施した。その中のひとつ、ENEOSフロンティア環七豊玉店(東京都)で活動の様子を報道陣に公開した。 ブリヂストン日本タイヤ事業管掌兼日本タイヤ事業SBU CEOの磯部正博常務執行役員は、ドライバーにJATMAが発行するパンフレットなどを配布した。 磯部常…
TOYO TIREは4月7日から21日にかけて全国8カ所の道の駅でタイヤの空気圧や残溝、外傷の有無をチェックするなどのタイヤ無料安全点検を実施した。7日に兵庫県神戸市の道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」で行われた活動には清水隆史社長をはじめ同社の首脳が激励に訪れた。 挨拶に立った清水社長は「昨年、当社が実施したタイヤ点検では29%に空気圧不足が検出された。タイヤの空気は自然に低下してい…
横浜ゴムは4月6日、大磯ロングビーチ(神奈川県中郡)の駐車場で一般ドライバーを対象とした試乗会を開催し、日常点検やウェット性能の重要性を訴求した。 当日は同社のフェイスブックなどインターネットを通じて募集したユーザー約90名が参加。日産「ノートe-power」にスタンダードタイヤ「ECOS ES31」を装着し、適正空気圧と空気圧が20kPa低い場合で比較試乗を行った。 実際に体験したドライバ…
ブリヂストンは4月10日、豪州子会社がニューサウスウェールズ州に鉱山ソリューションの新拠点を開設したと発表した。新拠点の名称は「ハンターバレー マイニング ソリューション センター」(HMSC)で、従業員数は約60名。同社がマイニングソリューションセンターを開設するのは2カ所目となる。 今後HMSCでは、鉱山車両用タイヤの販売や保守、修理をはじめ、リムの改修修理、タイヤのフィッティングなどを組…