ミシュラン「乗用車向けエアレスタイヤ」を2024年に実用化へ

「Uptis Prototype」を発表するミシュランの研究開発部門エリック・フィリップ・ヴィネス執行副社長
「Uptis Prototype」を発表するミシュランの研究開発部門エリック・フィリップ・ヴィネス執行副社長(左が「Uptis Prototype」。右は「VISION」コンセプトタイヤ)

 仏ミシュランは現地時間の6月4日、カナダのモントリオール市で開幕したグローバルサミット「Moving’ On 2019」で将来のモビリティ社会を見据えた新たなコンセプトモデル「Uptis Prototype」(アプティス・プロトタイプ)を発表した。米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同で研究を進め、2024年の実用化を目指す。

 エアレスタイヤはパンクのリスクがなく、環境面やメンテナンス性に優れることから複数のタイヤメーカーが開発に取り組んでいる。建設機械や農業機械など生産財タイヤでは既に製品化されているが、乗用車用タイヤとして実用化されるのは世界初となる見通し。

 今回のコンセプトタイヤはミシュランが2017年に発表した「VISION」(ビジョン)コンセプトの実現に向けた取り組みの一環となる。まず、GM社の「シボレー・ボルトEV」のような電気自動車を対象に採用を進める方針で、その後GM社以外への納入も進めていくものと見られる。

 4日に「Moving’ On 2019」で行われた報道向け説明会で、ミシュランの研究開発部門エリック・フィリップ・ヴィネス執行副社長は、「タイヤの空気圧不良によるパンクや損傷、偏摩耗が影響することで、世界で毎年約2億本のタイヤが廃棄されている。『Uptis』は全ての人にとってより良い持続可能なモビリティへの取り組みを表している」と述べた。

 また、ミシュランのフロラン・メネゴーCEOは「持続可能なモビリティに対する当社のビジョンが達成可能であることを示している」とコメントしている。


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