住友ゴムが国内6工場で生産調整 新型コロナで需要減に対応
住友ゴム工業は24日、国内の全てのタイヤ工場で10日間の生産調整を行うと発表した。新型コロナウイルスの影響により、主に国内向けのタイヤ需要が減少しているため。 同社は国内では白河(福島県)、名古屋(愛知県)、泉大津(大阪府)、宮崎(宮崎県)の各工場でタイヤを生産している。当初から決まっていた5月の大型連休(5月2~5日)の前後に合計10日間の臨時休業を加える。これにより、4つの工場は4月27日…
住友ゴム工業は24日、国内の全てのタイヤ工場で10日間の生産調整を行うと発表した。新型コロナウイルスの影響により、主に国内向けのタイヤ需要が減少しているため。 同社は国内では白河(福島県)、名古屋(愛知県)、泉大津(大阪府)、宮崎(宮崎県)の各工場でタイヤを生産している。当初から決まっていた5月の大型連休(5月2~5日)の前後に合計10日間の臨時休業を加える。これにより、4つの工場は4月27日…
タイヤ公正取引協議会(タイヤ公取協)がこのほど実施した調査で、過去10年以内にインターネットでタイヤを購入したことがあるユーザーは18.5%だったことが分かった。タイヤのEC(電子商取引)経験は過去の調査でも2割前後で推移しており、日用品や家電、衣服など全カテゴリーのEC経験が約9割だったのに対し、普及しているとはいえない実態が明らかになった。 タイヤ公取協では2006年度からインターネットを…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は4月22日、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)を活用したゴム材料の特性予測技術、材料構造の最適化技術を開発したと発表した。今後、各カテゴリーのタイヤ開発に活用していく。 新技術は、同社のゴム材料開発基盤技術「Nano Balance Technology」(ナノバランステクノロジー)の一環として開発したもの。MIはAI(人工知能)などを活用し、従来と…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた2019年度の市販用タイヤの販売実績は、四輪車用合計で前年度比3.1%減の6929万2000本だった。前年度を下回るのは2年連続。昨年は各社が一斉に値上げを実施する前の7月、消費増税前の9月に販売が大きく上振れしたが、その後の反動減や降雪不足が響き、年間を通してみると新車用タイヤも含めて需要が低迷した。 2019年度のタイヤの販売本数(四輪車用)は市…
ブリヂストンは20日、新型コロナウイルスの感染拡大による需要減少などを受けて国内の11工場で生産調整を行うと発表した。 対象となるのは、タイヤ工場が久留米、東京、那須、彦根、鳥栖、栃木、甘木、防府の8拠点で4月29日から5月2日、5月7、8日の6日間稼働を停止する。 また、スチールコードを生産する佐賀工場のほか、熊本工場と関工場では高圧ホースなどの生産ラインを止める。停止期間は佐賀工場が4日…
4月に入り栃木県と福島県でタイヤの空気充てん作業時における死亡事故が立て続けに発生したことを受けて、日本自動車タイヤ協会(JATMA)と全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)が注意を呼び掛けている。 福島県の事故は運送会社、栃木県はタイヤ専業店で発生した。春の履き替えで作業量が多い時期となるが、改めて自社の作業内容を確認し、法令を遵守した上で細心の注意を持って安全・確実な作業を行うことが求め…
独コンチネンタルは2月20日、トルコのコルドサ社と共同で開発した接着技術「Cokoon」を活用し、25万本の乗用車用タイヤを製造していることを明らかにした。 「Cokoon」は、レゾルシノールやホルムアルデヒドを使用せずに繊維補強材とゴムを接着できる。製造設備を変更する必要がないほか、「レゾルシノールやホルムアルデヒドを環境により優しい代替品に置き換えることは、持続可能なサプライチェーンだけで…
相広タイヤ商会(埼玉県川越市)は、ウェブカメラミーティングアプリ「Zoom」(ズーム)を用いた対面での接客対応を4月1日から開始した。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、不特定多数が集まる場所での感染リスクが指摘される中、来店による感染リスクの軽減を図ることが目的。 ユーザーはスマートフォンなどのカメラを用いて、タイヤの状態やサイズを店舗スタッフに伝えることができ、その場で見積りの提示を受ける…
横浜ゴムは、今年1月から国内でオールシーズンタイヤ「BluEarth-4S AW21」(ブルーアース・フォーエス・エーダブリュー・ニーイチ)を発売開始した。2月3日には北海道旭川市内のホテルで、“雪に強いオールシーズンタイヤ”というコンセプトを掲げた同商品の技術説明を行った。 氷雪性能を向上させる要素の一つは「エッジ」だ。これは「雪柱せん断力」と「エッジ効果」を高めるもので、前者は溝で踏み固め…
NTTコミュニケーションズは3月26日、製造現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、ローカル5Gの本格検証を開始すると発表した。今回、ブリヂストンと合意し、6月から実証実験を始める。 ローカル5Gは、携帯電話事業者による5Gサービスとは別に、地域の企業や自治体などが自らの建物や敷地内で5Gネットワークを構築し、利用可能となる。同社では、「『超高速』『多数同時接続可能』『低…
伊ピレリは4月3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020年通期業績見通しの下方修正を発表した。売上高は前年比17.3%以上減の43億(約5081億円)~44億ユーロ、調整後EBIT率は2.2ポイント以上減の14~15%の見込み。前回発表からそれぞれ10億ユーロ以上、2ポイント以上の引き下げとなる。 販売数量は前回予想から18ポイント以上減って18~20%のマイナスとなる見通し。高付加価…
エイワはこのほど、乗用車用タイヤチェンジャーに続き、トラック・バス用タイヤチェンジャーの分野でも新製品を上市した。「WING(ウィング)718D」がそれ。LTからTB、さらにORの一部まで幅広いサイズレンジに対応する。この春から本格販売を開始する計画だ。新製品のデモ操作と技術解説を商品部部長の杉村幸二さんが担当してくれた。 エイワはトラック・バス用タイヤチェンジャーの分野では、メインモデルであ…