アウトバーン 築き上げた実績を次の世代へ繋ぐ
神奈川県座間市に店舗を構える有限会社アウトバーンは今年で創立38年目を迎える。創業者の西潟幸雄社長は「昨今は小売店が非常に難しい時代になった」と話す。同社はこうした中でいち早くカーディーラー向けのタイヤ卸売を手掛け、その高い先見性と独自の接客方法で着実にマーケットを広げてきた。これまでの道のりと将来に向けた取り組みを聞いた。 先見性と独自の接客で市場を拡大 西潟社長がタイヤ業界に携わる最初のき…
神奈川県座間市に店舗を構える有限会社アウトバーンは今年で創立38年目を迎える。創業者の西潟幸雄社長は「昨今は小売店が非常に難しい時代になった」と話す。同社はこうした中でいち早くカーディーラー向けのタイヤ卸売を手掛け、その高い先見性と独自の接客方法で着実にマーケットを広げてきた。これまでの道のりと将来に向けた取り組みを聞いた。 先見性と独自の接客で市場を拡大 西潟社長がタイヤ業界に携わる最初のき…
3月中旬に東京ビッグサイトで開催されたアジア最大級の環境ビジネスの展示会「環境展」で破砕機など廃タイヤのリサイクル関連企業が多数出展した。各社は「メンテナンス性の高さ」「人手不足への対応」などそれぞれの強みを打ち出し、環境への取り組みと生産性の高さを訴求した。 ウエノテックスと同社グループのサカモトテックスは、ブースでタイヤ破砕機を紹介した。同社グループの破砕機は国内で7~8割のシェアを占めて…
国内市場で乗用車用オールシーズンタイヤの注目度が高まっている。日本グッドイヤーが数年前に国内へ本格投入し、さらに今年から日本ミシュランタイヤが全国展開を開始するなど日本でもユーザーの選択肢が増えてきている。欧米では市場の一定数を占め、既にユーザーに定着したオールシーズンタイヤが、今後日本市場でどこまで存在感を発揮できるのか――日本グッドイヤーがこのほど報道向けに開催した説明会でその動向を探った。…
日本ミシュランタイヤは3月に都内でトラック・バス用タイヤの報道向け説明会を開催し、持続可能なモビリティへの貢献を目指していく同社のソリューションを訴求した。トラックではダブルタイヤが主流の国内市場で、同社が提案するシングルタイヤが普及すれば人手不足が深刻化する輸送事業者の課題解決につながるほか、環境負荷低減という観点からもインパクトを与える可能性がある。 「より良いサービスを提供してモビリティ…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた2018年度の市販用タイヤ販売本数は、四輪車用合計で前年比0.6%減の7144万1000本となり、2年ぶりに前年を下回った。6月や10月には一昨年に各社が実施した値上げ後に販売が落ち込んだ時期との比較になったため大きく上振れたが、年間を通してみると新車用タイヤも含めてほぼ安定して需要が推移したもようだ。 2018年度のタイヤの販売本数(四輪車用)は市…
ブリヂストングループは4月8日、ブリヂストンタイヤジャパンの社員約2000人をはじめ、開発責任者や工場長なども参加して全国で安全啓発活動を実施した。その中のひとつ、ENEOSフロンティア環七豊玉店(東京都)で活動の様子を報道陣に公開した。 ブリヂストン日本タイヤ事業管掌兼日本タイヤ事業SBU CEOの磯部正博常務執行役員は、ドライバーにJATMAが発行するパンフレットなどを配布した。 磯部常…
TOYO TIREは4月7日から21日にかけて全国8カ所の道の駅でタイヤの空気圧や残溝、外傷の有無をチェックするなどのタイヤ無料安全点検を実施した。7日に兵庫県神戸市の道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」で行われた活動には清水隆史社長をはじめ同社の首脳が激励に訪れた。 挨拶に立った清水社長は「昨年、当社が実施したタイヤ点検では29%に空気圧不足が検出された。タイヤの空気は自然に低下してい…
横浜ゴムは4月6日、大磯ロングビーチ(神奈川県中郡)の駐車場で一般ドライバーを対象とした試乗会を開催し、日常点検やウェット性能の重要性を訴求した。 当日は同社のフェイスブックなどインターネットを通じて募集したユーザー約90名が参加。日産「ノートe-power」にスタンダードタイヤ「ECOS ES31」を装着し、適正空気圧と空気圧が20kPa低い場合で比較試乗を行った。 実際に体験したドライバ…
ヒストリックカーの展示会「オートモビルカウンシル2019」が4月5日から7日まで千葉市の幕張メッセで開催され、自動車メーカーやパーツメーカー、ヘリテージカーの販売店など約80社が出展した。 4回目の開催となった今年はタイヤメーカーから横浜ゴムと日本ミシュランタイヤがブースを出展。横浜ゴムは2017に発売したヒストリックカー向け復刻タイヤ「ADVAN HF TypeD」や、2019年の発売を予定…
ブリヂストンは4月10日、豪州子会社がニューサウスウェールズ州に鉱山ソリューションの新拠点を開設したと発表した。新拠点の名称は「ハンターバレー マイニング ソリューション センター」(HMSC)で、従業員数は約60名。同社がマイニングソリューションセンターを開設するのは2カ所目となる。 今後HMSCでは、鉱山車両用タイヤの販売や保守、修理をはじめ、リムの改修修理、タイヤのフィッティングなどを組…
ブリヂストンは4月11日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車と共同で「国際宇宙探査ミッション」に挑戦すると発表した。月面を走行するモビリティ「有人与圧ローバ」に装着するタイヤ(接地体)の研究を推進していく。 このミッションはJAXAとトヨタが「人類の活動領域の拡大」と「知的財産の創出」を目的に3月に発表したもの。その中で「有人与圧ローバ」を月面で接地させることが課題となっているが、…
欧州タイヤ・ゴム製造協会(ETRMA)によると、欧州議会の域内市場・消費者保護(IMCO)委員会が4月2日、一般安全規則(GSR)の改定案を承認した。 2014年以降、欧州では乗用車のみにTPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)が義務化されていたが、今後は段階的に小型・大型商用車やトレーラー、バスまで拡大する見込み。 ETRMAは同日、「この動きは交通安全やエネルギー消費の削減に向けた重…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は「4月8日タイヤの日」に合わせて4月5日から20日まで全国9カ所の高速道路のパーキングエリアなどでタイヤ点検活動を実施している。この活動は一般ドライバーへタイヤへの関心を喚起し、正しい使用方法を啓発することを目的に毎年行われているもの。2000年に「タイヤの日」を創設して以来、今回で20回目を迎えた。 8日、東北自動車道の羽生パーキングエリア(埼玉県)の活動…
3月13~15日の3日間アフター用品やサービスに関する展示会「国際オートアフターマーケットEXPO」が都内で開かれタイヤに関連する企業も多く出展した。 イヤサカは、ブースに米ハンター・エンジニアリング社のホイールアライメントシステムを展示した。 同システムのカメラセンサーは、作業場によって「支柱に設置する」「天井から吊り下げる」などのレイアウトが可能となっている。また、ターゲットはワンタッチ…
持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(GPSNR)は3月21日、シンガポールで総会を初開催した。 GPSNRは、天然ゴムのバリューチェーンで社会面・経済面・環境面の改善を目的に昨年10月に設立し、タイヤメーカーやゴムサプライヤー、自動車メーカーなどが参画している。これまで、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)におけるタイヤ産業プロジェクト(TIP)のCEOらが創設に向けて活…