特集

変化を加速した姿を必ず示す――日本ミシュランタイヤ 須藤社長
インタビュー 1,465
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変化を加速した姿を必ず示す――日本ミシュランタイヤ 須藤社長

 来年8月に本社を都内から群馬県太田市へ移転することを決めた日本ミシュランタイヤ。今回の決定は持続可能なビジネスを重要テーマに掲げるミシュラングループの考えに結びつくものだ。さらに、この移転は今後の同社を大きく変革させるターニングポイントになる可能性もある。「これから日本の社会もビジネスも変革が加速する」と将来を見据える須藤元社長に、本社移転で期待される効果、変革を続けることの意義を聞いた。  ―…

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タイヤの回転を“エネルギー”に 住友ゴム「タイヤ内発電技術」の進化
事業戦略 4,226
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タイヤの回転を“エネルギー”に 住友ゴム「タイヤ内発電技術」の進化

 住友ゴム工業は、関西大学の谷弘詞教授と共同で、タイヤの回転で発電し、タイヤ周辺に搭載されたセンサーなどに給電可能な発電デバイスの研究開発に取り組んでいる。また、3月にはこのデバイスを活用した「タイヤ摩耗状態および接地面形状測定方法」を確立した。電源の供給やセンシングなどに活用できるこの技術の概要を住友ゴム工業の研究企画部インテリジェント材料開発グループの杉本睦樹課長に聞いた。 タイヤの回転を“エ…

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拡大する活躍の場 モビリティープラスの「True-Gシステム」
事業戦略 1,395
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拡大する活躍の場 モビリティープラスの「True-Gシステム」

 モビリティープラス(京都市山科区)が展開している車載電源システム「True-G」や急速充電車「Q電丸」の活躍の場が広がっている。タイヤサービスカーはもちろんのこと、自動車メーカーの開発現場、さらに高速道路では大雪が発生した際の切り札としても導入が始まった。その背景には荷室を自由に活用しつつエンジンを停止して作業が行えることのメリットが認知されてきたことに加えて、急速に拡大するEV(電気自動車)へ…

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「Nano Black」で魅力的なタイヤへ 住友ゴムの若手社員が挑む
事業戦略 20,173
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「Nano Black」で魅力的なタイヤへ 住友ゴムの若手社員が挑む

 住友ゴム工業は昨年8月に独自の黒色デザイン技術「Nano Black」(ナノブラック)を確立した。この技術は同社の若手社員の有志が中心となって“価値あるモノづくり”に取り組み生まれたものとなる。タイヤ生産本部製造R&D室の住谷昂大課長代理とタイヤ技術本部第五技術部の宇野弘基主任、経営企画部の郡司裕貴氏に開発への想いと技術の概要を聞いた。 新たな価値で、ブランド力向上へ  「ナノブラック」はタイヤ…

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タイヤの“生産財化”に向けて――横浜ゴム「TPRS」の展望
事業戦略 3,056
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タイヤの“生産財化”に向けて――横浜ゴム「TPRS」の展望

 横浜ゴムは、今年8月にタイヤ空気圧遠隔監視システム(TPRS=Tire air Pressure Remote access System)の実証実験を開始するなど、タイヤ市場や関連サービスの変化に対する取り組みを積極化している。その目的や今後の市場動向について、タイヤ国内リプレイス消費財第一営業部の上井清部長、タイヤ国内リプレイス営業企画部の野村賢弘部長、タイヤ国内リプレイス消費財第一営業部営…

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住友ゴムの新材料開発技術 ニーズに対応したタイヤの実現へ
事業戦略 2,460
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住友ゴムの新材料開発技術 ニーズに対応したタイヤの実現へ

 住友ゴム工業は2011年に「4D NANO DESIGN」を発表して以降、ゴムの解析技術の進化とともに新材料開発技術を発展させてきた。材料開発本部材料企画部の上坂憲市部長と研究開発本部分析センターの岸本浩通センター長にそのポイントを紹介してもらった。 タイヤ性能の発現メカニズムを解明  タイヤのゴムは、天然ゴムおよび合成ゴム(ポリマー)やカーボン、シリカ、硫黄、添加剤(オイルなど)を練り、加硫な…

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日本ミシュランタイヤの須藤社長「将来、社会に認知される活動目指す」
インタビュー 2,611
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日本ミシュランタイヤの須藤社長「将来、社会に認知される活動目指す」

 グループとして事業全体でサステナブル(持続可能性)への取り組みを強化している仏ミシュラン。グローバルで様々な提携を進めるなど、そのスピードを一段と加速させている。こうした大きな流れの中で日本市場でもこれまでにない変化が生まれ、果たすべき役割、その重要性が増してきている。今年4月に日本ミシュランタイヤの新社長に就任した須藤元氏にサステナブル化へ取り組む意義やミシュランが描く未来像、さらに国内でのビ…

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横浜ゴムのタイヤセンサー中長期技術開発ビジョン “センサータイヤ”が生み出す価値
事業戦略 2,541
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横浜ゴムのタイヤセンサー中長期技術開発ビジョン “センサータイヤ”が生み出す価値

 横浜ゴムは2月、乗用車用タイヤセンサーの中長期的な技術開発ビジョン「SensorTire Technology Vision」(センサータイヤ・テクノロジー・ビジョン)を発表した。現在、タイヤメーカー各社がCASEやMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)など将来のモビリティ社会を見据え、タイヤのセンシング技術の開発を進めている。IoT(モノのインターネット)化推進の波がタイヤ業界にも迫る中、…

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世界を見据えて前へ――TOYO TIREがサッカー日本代表をサポートする意義
事業戦略 1,921
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世界を見据えて前へ――TOYO TIREがサッカー日本代表をサポートする意義

 新型コロナウイルスの影響で紆余曲折の末、行われた東京五輪を経て、サッカーファンの関心は来年カタールで開催されるワールドカップに向かいつつある。9月からはアジア最終予選が始まり、ファンにとっては良い意味で緊張感がある時間が始まる。アジア、そして世界への戦いに挑むサッカー日本代表。その活動を応援する「サポーティングカンパニー」として、5月に日本サッカー協会(JFA)と契約を締結したのがTOYO TI…

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ブリヂストンの天然ゴム資源の技術開発 サステナブル化を目指して
事業戦略 3,598
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ブリヂストンの天然ゴム資源の技術開発 サステナブル化を目指して

 天然ゴムは“高強力”“耐摩耗”“低燃費”といった特性を持つタイヤ原材料の一つ。その使用量はタイヤ用の原材料重量全体の約25%を占め、タイヤを支える部材や、鉱山用、トラック・バス用タイヤのトレッドなど耐久性が求められる部分で多く使用されている。タイヤにとって重要な天然ゴム資源に関し、どのような研究が進められているのか――ブリヂストンの取り組みを、先端材料部門長の大月正珠氏と同部門天然ゴム技術研究課…

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TOYO TIRE 清水社長 現状を打破し、シフトアップするために――質の変革で成長を
インタビュー 4,647
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TOYO TIRE 清水社長 現状を打破し、シフトアップするために――質の変革で成長を

 今年2月に2025年までの新たな中期経営計画を発表したTOYO TIRE(トーヨータイヤ)。量を追う拡大ではなく、質の変革による成長を志向することが戦略の中心となり、指標の一つとして独自の「重点商品」販売比率の向上を掲げた。変化が激しい環境の中、どのように変革を推進していくのか――清水隆史社長に、思い描く将来像を聞いた。  ――昨今のタイヤ業界の動向をどう見ており、その中でトーヨータイヤの強みを…

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“タイヤから取得した情報”で安全・安心へ 住友ゴムの「センシングコア」
事業戦略 2,134
2,134

“タイヤから取得した情報”で安全・安心へ 住友ゴムの「センシングコア」

 住友ゴム工業は今年2月に独自のタイヤセンシング技術「SENSING CORE」(センシングコア)を進化させ、タイヤの摩耗量を検知する技術を確立したと発表した。タイヤから取得した情報を活用してクルマの安全・安心にいかに貢献していくか――同社オートモーティブシステム事業部DWSビジネスチームリーダー兼ソリューション技術開発室主幹の川崎裕章氏に技術の概要と今後の展望を聞いた。  「センシングコア」は、…

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2050年カーボンニュートラル化へ ブリヂストンの「サステナビリティビジネス構想」
事業戦略 2,525
2,525

2050年カーボンニュートラル化へ ブリヂストンの「サステナビリティビジネス構想」

 ブリヂストンの「サステナビリティビジネス構想」は、安心・安全な移動を支えながら、CO2など温室効果ガスの排出量実質ゼロを意味するカーボンニュートラルへの貢献を目指したもの。CO2排出量の削減や資源の循環など、サステナビリティ(持続可能性)を掲げる同構想で推進する取り組みや、その将来像をGサステナビリティ推進部長の稲継明宏氏に聞いた。 社会やお客様と共に持続可能に  ブリヂストンは昨年12月、資源…

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横浜ゴムのAI利活用構想「HAICoLab」人の“ひらめき”とAIで、デジタル革新を
事業戦略 2,505
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横浜ゴムのAI利活用構想「HAICoLab」人の“ひらめき”とAIで、デジタル革新を

 横浜ゴムは昨年、デジタル革新に向けてAI(人工知能)を利活用する構想「HAICoLab」(ハイコラボ)を発表した。製品や開発のプロセス、サービスの革新に向けて“人とAIとの協奏”を掲げた点が特徴だ。人とAIが一緒になって働くことで、いかなる効果を期待するのか――エグゼクティブフェローで研究先行開発本部AI研究室研究室長の小石正隆博士に話を聞いた。 優れた製品やサービスで、未来社会に貢献  HAI…

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ブリヂストンが取り組むダイバーシティ“誰もが輝ける働く場へ”
事業戦略 2,299
2,299

ブリヂストンが取り組むダイバーシティ“誰もが輝ける働く場へ”

 近年、雇用の現場で「多様性の尊重」や「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」といった言葉を目にする機会が増えている。差別の排除という社会的意義に加えて、様々な業界で人手不足が慢性化する中、優れた人材を惹きつけ確保するという側面から企業の関心が高まっている。タイヤ関連企業でもダイバーシティ(多様性)への取り組みが加速している。ブリヂストンは年齢や性別、国籍、性的指向など異なる属性や価値観を持つ人…

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