AIでタイヤ特性値を予測 横浜ゴムがシステムを独自開発
横浜ゴムは、AI(人工知能)を活用したタイヤの特性値予測システムを独自に開発し、タイヤ設計で実用を開始したと12月2日に発表した。同社では、「膨大な仮想実験が可能となるため、開発のスピードアップやコスト削減、より高性能な商品の開発に加え、経験の浅い技術者によるタイヤ設計が容易になる」としている。 今回のシステムは、同社が昨年10月に策定したAI利活用構想「HAICoLab」(ハイコラボ)に基づ…
横浜ゴムは、AI(人工知能)を活用したタイヤの特性値予測システムを独自に開発し、タイヤ設計で実用を開始したと12月2日に発表した。同社では、「膨大な仮想実験が可能となるため、開発のスピードアップやコスト削減、より高性能な商品の開発に加え、経験の浅い技術者によるタイヤ設計が容易になる」としている。 今回のシステムは、同社が昨年10月に策定したAI利活用構想「HAICoLab」(ハイコラボ)に基づ…
住友ゴム工業の山本悟社長と横浜ゴムの山石昌孝社長がこのほど記者会見を行い、2021年の取り組みを振り返るとともに、来年以降への展望を語った。原料高や海上運賃の高騰など不安定材料も少なくない中、独自のソリューション事業や高付加価値タイヤの拡販など、強みを発揮して収益力を高めていく方針だ。 住友ゴム工業の山本悟社長は、12月13日に開催した会見で2021年を振り返り、「世界の製販拠点の効果最大化を…
日本EVクラブは11月20日、東京国際交流館 プラザ平成(江東区)で第27回日本EVフェスティバルを開催した。 展示エリアでは、横浜ゴムがブースを展開。約10年前に社内プロジェクトで開発したEVコンセプトカー「AERO-Y」(エアロ・ワイ)と、超軽量コンセプトタイヤを出品した。 「AERO-Y」は、同社のタイヤや航空部品、接着剤の開発技術を結集して製作したもの。消費財製品企画部の伊藤邦彦氏に…
横浜ゴムは10月6日、ゼンリンの協力を得て開発中のタイヤ内面貼り付け型タイヤセンサーの実証実験を開始したと発表した。実証実験用の車両を用意し、日本全国で実施していく。 今回の実証実験は、横浜ゴムが開発中のタイヤセンサーとアルプスアルパインが開発した車載器を、ゼンリンの協力のもと実証実験用車両に取り付ける。その上で、タイヤ内面貼り付け型センサーの市場耐久性の確認、車両に搭載する車載器によるタイヤ…
横浜ゴムは9月15日、スタンダードタイヤ「BluEarth-Es ES32」を10月1日より順次発売すると発表した。発売サイズは12~19インチの全92サイズで、軽自動車からセダン、ミニバンまで幅広い車種に対応する。価格はオープン。 新商品は従来品「エコスES31」の後継モデルとして8年ぶりに発売するスタンダードクラスのタイヤ。従来品で定評のあった基本性能は維持し、低燃費性能やウェット性能に配…
9月に入り北日本からスタッドレスタイヤの宣伝が始まるなど、冬タイヤ商戦が本格的にスタートする。昨シーズンは新型コロナウイルス感染拡大による消費マインドの落ち込みという大きな懸念材料があった中でも例年に比べて降雪が多く、販売を下支えする要因となった。一方で、今シーズンは複数のメーカーから消費財タイヤの大型商品が発売され、さらに店頭の賑わいが増していきそうだ。各社は様々な施策を打ち出して需要喚起に注…
横浜ゴムは2月、乗用車用タイヤセンサーの中長期的な技術開発ビジョン「SensorTire Technology Vision」(センサータイヤ・テクノロジー・ビジョン)を発表した。現在、タイヤメーカー各社がCASEやMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)など将来のモビリティ社会を見据え、タイヤのセンシング技術の開発を進めている。IoT(モノのインターネット)化推進の波がタイヤ業界にも迫る中、…
横浜ゴムは8月11日、農業機械用などオフハイウェイタイヤ(OHT)の生産能力増強のため、インドに建設中のヴィシャカパトナム工場に追加の増産投資を実施すると発表した。同社では、「OHT需要はますます増加することが見込まれており、工場の更なる生産増強を決定した」と説明している。 追加投資額は1億7100万ドル(約189億円)。同工場の生産能力は当初予定の日量55トン(第1期)に第2期の増強分を加え…
横浜ゴムは7月29日、トラック・バス用スタッドレスタイヤ「904W」を9月から全国のヨコハマタイヤ販売会社を通じて販売すると発表した。発売サイズは17.5~22.5インチの14サイズで、価格はオープン。 「904W」は、従来品(SY397)に比べて氷上制動性能を4%、雪上制動性能を2%高めながら、耐摩耗性能が10%以上向上した。同社では、「総合性能重視型のスタッドレスタイヤに相応しい優れた安全…
横浜ゴムは8月11日、新たなタイヤソリューションサービスとして開発したタイヤ空気圧遠隔監視システム「タイヤ・エア・プレッシャー・リモート・アクセス・システム」(TPRS)の実証実験を開始したと発表した。オリックス自動車の協力を得て、オリックスカーシェアの車両に「TPRS」を導入し、東京都と神奈川県の一部で実証実験を行う。 今回の実証実験はCASE、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)など…
タイヤの空気充てん作業時の事故が後を絶たない。JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめている統計によると、2020年に判明した事故は全国で38件、死亡事故も起きた。このうち、パンク修理作業に関連する事故は10件、パンク走行等に伴うタイヤの損傷は13件あり、安全囲いを使用していなかったケースは18件と約半数を占めている。ただ、「この件数は届けられた事故のみであり、軽度の怪我や物損など届けられてい…
横浜ゴムは7月29日、乗用車用スタッドレスタイヤブランド「iceGUARD」(アイスガード)の新商品「アイスガード7」を9月1日より順次発売すると発表した。同社は今年スタートした新中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション2023」の中で戦略の一つとしてウィンタータイヤの販売拡大を掲げている。今回の新商品は日本市場向けのスタッドレスタイヤとして、その戦略を加速する第1弾商品となる。 「ア…