ブリヂストンの歴史から未来まで「イノベーションギャラリー」公開
ブリヂストンは9月15日、東京・小平市に開設した「ブリヂストン イノベーション ギャラリー」を報道陣に公開した。昨年閉館した企業博物館「ブリヂストン TODAY」をリニューアルしたもので、同社の歴史やDNA、事業活動、さらに未来に向けた取り組みを広く紹介する場として活用していく。 同社は技術開発拠点の小平地区を再構築して「イノベーション パーク」とする計画を進めており、今回開設した「イノベーシ…
「誰もが同じ作業品質を実現できる機器、標準化がすすめやすい機器の需要が高まりをみせる。また身体への負担を減らし抵抗力が損なわれることを防ぐ、そんな人の力に頼らない機器へのニーズも高まってきている」――“with(ウィズ)コロナ”という現在、タイヤ整備機器に求められるニーズの変化について、エイワ(兵庫県西宮市)の前中勝彦社長はこう分析する。このようなことを背景に、同社がこのほど上市した乗用車用タイ…
自動車の整備に携わる人材不足が叫ばれて久しい中、オートバックスセブンは2006年から国内の整備需要に応えるため、また日本の整備技術を広めるという国際貢献の観点から「外国人技能実習制度」の取り組みを継続して行ってきた。当初はコミュニケーションの壁などがあったものの、開始から15年が経った今では店舗での教育体制も整い、軌道に乗ってきているという。これまでの取り組みの成果と将来への展望を取材した。 人…
今回訪問した伊藤自転車商会タイヤサービス(長野県伊那市美篶3132-1)は国道361号線、「信州伊那アルプス街道」沿いに店舗を構えている。敷地は広く、ダンプカーも入るピットには様々な機材が並び、タイヤのショールームも併設されている。地域に根差し、地元の顧客を大切にしながら営業を続けてきた同店の成り立ちや取り組みを代表の伊藤英幸さんに取材した。 親近感のあるお店作りを 伊藤自転車商会タイヤサービ…
自動車用機械工具・整備システムの専門商社バンザイ(柳田昌宏社長、東京都港区芝)は今年6月に創業100周年を迎えた。米ゼネラル・モーターズの代理店として部品、サービス機器の販売から事業をスタートした同社は、変革が進む自動車業界でASV(先進安全自動車)への技術対応を図り、タイヤ空気圧調整やホイールアライメント計測も重要な要素となる“トータルエイミング”を訴求している。営業情報企画部営業推進一課参事…
横浜市鶴見区にある渡辺タイヤサービス。運送会社向けにトラック用タイヤの販売、サービスを手掛けており、渡辺剛満社長はユーザーの安全運行へ人一倍の情熱と強い信念を持って日々の仕事に取り組んできた。その渡辺さんが「ここ数年、タイヤのトラブルが目に見えて増加傾向あるのでは」と危機感を抱いている。現場で何が起きているのか、長年タイヤを見てきたプロとしてその要因をどう推定しているのか――「ほかの販売店さんと…
日本ミシュランタイヤは乗用車・SUV用スタッドレスタイヤの新商品「MICHELIN X-ICE SNOW」(ミシュラン・エックスアイス・スノー)を8月11日から順次発売する。新商品は日本の冬季路面を徹底的に分析し、アイス・スノー性能をはじめ、あらゆる性能をバランス良く発揮することを目指して開発した。2月上旬に北海道の交通科学総合研究所の士別試験コースで開催した試乗会で一足早くその性能を確かめた。…
新型コロナウイルスの感染拡大によりさまざまなところへ影響が出ている。企業でテレワークへのシフトが進み、それにともないECを通じての商品購入が増加。生活者の消費行動にも大きな変化が生じている。輸送物流業界では荷物の受発注が急増し配送トラックの稼働が増加する一方で、トラックドライバーは慢性的な人手不足の状況が続くままだ。このようなことを背景として、輸送業界では車両管理・メンテナンスにかかる時間や人員…
タイヤ整備作業の現場から発せられる“省力化・軽労化”と“作業効率の向上”というニーズは今、もっとも重視されるテーマだ。東洋精器工業では、新製品の開発に鋭意取り組み、それへの対応を図っている。このほど上市した乗用車用タイヤチェンジャーの新製品「PIT GL-222AI/GL-222AI-LL」も然り。販売企画部課長製品・技術部門リーダーの小出哲裕さんが新製品の解説と実演デモを行ってくれた。 「P…
自動車産業が100年に一度の大きな変革期を迎えている中、車両管理の仕方も大きく変わろうとしている。業務の一元化を図るフリートマネジメントサービスはその代表的な例の一つ。フリートマネジメントの基底を成すのは、整備機器・作業工具類のデジタル化であり、PC管理を実現化するソフトウェアやデバイス機器。さらに得られた膨大なデータを蓄積し、いつでもサステナブルに運用することが可能な汎用性の高いクラウドサービ…
神奈川県厚木市にある、さなだタイヤ販売。1979年の創業以来、トラック用タイヤをはじめ商用車をメインに事業を展開してきた同社が昨年11月、社屋と工場を全面的にリニューアルした。真田大輔社長は「自分が建てたのではなく、従業員とお客様が建ててくれたもの」と特別な思いを口にする。その上で「これから会社が1日でも長く継続できるようにすることが大切」と話す。真田社長には、ここに至るまで多くの苦難を乗り越え…
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、特に輸送業界を中心に車両管理・メンテナンスにかかる時間と人員をどのように削減するかが喫緊の課題。そこで今、注目を集めているのが車両管理のフリートマネジメントサービスだ。海外では車両管理に関する業務すべてを一元化し、そのアウトソーシングを請け負う専門企業が急成長しているという。一方で、その規模まではいかなくても、車両管理業務の簡素化を図るシステムが次々に開発され…
タイヤ整備作業現場での“省力化・軽労化”に取り組む東洋精器工業。このほど、タイヤ交換作業時に使用するタイヤリフター「Partner(パートナー)70」を開発した。この春から本格販売を開始する。 販売企画部主任の森本祐二さんは「タイヤ交換作業時に、ピット作業場の自動車整備用リフトでクルマをリフトアップします。通常の場合、ホイール付きのタイヤを抱え込んで地面に下ろしたり、抱えてリフトの高さまで持ち…