「考え続けて閃く集団に」小野谷機工の三村義雄社主
小野谷機工(福井県越前市)は10月上旬、ロードサービスカー(タイヤサービスカー)の新工場の竣工式を開催した。その席で同社グループの三村義雄社主に、サービスカー事業にかける想いと、新たなビジネスを創造することの重要性を語ってもらった。 今回のロードサービスカー工場は私どもにとっては企業生命をかけた事業で、失敗はできない。 今から25年前に単身で北米に行き、現地のタイヤ業界はどうなっているのかを…
小野谷機工(福井県越前市)は10月上旬、ロードサービスカー(タイヤサービスカー)の新工場の竣工式を開催した。その席で同社グループの三村義雄社主に、サービスカー事業にかける想いと、新たなビジネスを創造することの重要性を語ってもらった。 今回のロードサービスカー工場は私どもにとっては企業生命をかけた事業で、失敗はできない。 今から25年前に単身で北米に行き、現地のタイヤ業界はどうなっているのかを…
横浜ゴムはグローバルでブランド力を強化するとともに、将来的にアジア地域にもタイヤの設計部門を設けることを検討し、技術力のさらなる底上げを図る。野地彦旬社長は「市場のポジショニングを上げて、いつかは世界のトップ5になることを目指したい」と将来への展望を示している。 チェルシー効果、欧州でビジネス拡大 同社は昨年、英サッカープレミアリーグの「チェルシーFC」とスポンサー契約を締結し、ユニフォームへ…
ロッキーエンタープライズ(千葉県柏市、宮澤加代社長)は、千葉県を中心に、合計8つのイエローハット店を展開する。 専務取締役の渡部伸一氏によると、同社の創業者はイエローハットの母体となったローヤルの社長、鍵山秀三郎氏とともに、その黎明期からカー用品販売に取り組んできた。ローヤルで常務取締役を務めた後、1982年に独立。ロッキーエンタープライズを設立し、第1号店を埼玉県三郷市内に立ち上げた。 そ…
今年9月に行われたブリヂストンタイヤジャパン主催の「生産財技能グランプリ」で、ブリヂストンタイヤ長野販売の傘下にあるタイヤセンター大橋(長野市、成澤真店長)からマイスター及び1人作業と2人作業の優勝者が選ばれた。全国にいる現役のマイスター13名のうち2名が在籍し、さらにエキスパートが2名在籍している同社。優れた整備技術はどのような理念と努力によって生まれたのか。同社の村田尚一取締役と店舗のスタッ…
NSXへの採用は大きなチャンスに 新型NSXへの採用が決まったコンチネンタルの「ContiSportContact 5P」。NSXへの装着によるブランドイメージへの効果、販売へいかに寄与していくのか。――後編ではコンチネンタルタイヤジャパンの高橋部長にマーケティング戦略を聞きました。 【販売・マーケティング編】夢のクルマと同じタイヤを。ユーザーの心を満たす 「NSXに採用されたのは大きなチャン…
どんなクルマを作りたいのか――憧れのスーパーカーに技術を結集 ホンダが8月25日に発表した新型NSXに、コンチネンタルの「ContiSportContact(コンチ・スポーツ・コンタクト)5P」が装着された。全世界から注目されるスーパーカーの専用タイヤは、どのようにして誕生したのか。ウルトラハイパフォーマンスタイヤの誕生秘話と、NSXへの装着によるブランドイメージへの効果を、開発とマーケティング…
毎年のように深刻な事故が発生する空気充てん時の作業。日本自動車タイヤ協会のまとめによると、昨年は31件の事故があり1名が死亡した。タイヤが破裂した時の危険性は多くの人が知識として理解しているが、それを実際に体感した人はどれほどいるだろうか――。滋賀県タイヤ商工協同組合は昨年から「タイヤバースト体感研修」を行い、安全意識を高めるための取り組みを強化している。10月29日、滋賀県自動車整備振興会で開…
埼玉県川越市、国道16号線沿いに営業所を構える有限会社山川タイヤ商会。首都圏近郊を環状に結ぶ沿線には、カーディーラーや中古車販売店、タイヤ量販店が軒を連ね、現在も続々と新規出店がある。その激戦区で今年創業59年を迎えた同社は、ヨコハマタイヤ関東販売株式会社川越営業所と同じ敷地内にある。店舗と営業所の共生は今では珍しくなったが、そのメリットを活かした営業力が強みだ。 販社と敷地を共有するメリット活…
防風板でバースト時の危険回避 小野谷機工(福井県越前市)は9月よりセーフティケージの新製品「TC~TACS」シリーズを発売した。今年3月に乗用車・小型トラックタイヤ用の製品を上市したのに続き、今回はタイヤ径1200mmまでのトラック・バス用タイヤに対応するモデルとなっている。 新製品は、ケージの両側面の金属メッシュ部分を「ブラストシールド」と呼ばれる防風板で覆うことで安全性を大きく向上させたのが…
小野谷機工(福井県越前市)は生産財向けタイヤチェンジャー「BIGMASTER」(ビッグマスター)シリーズの最新機器として「BIGMASTER ORX-999」を10月より販売開始した。新製品は外径2400mmまでの大型タイヤに対応し、建設機械用(OR)からトラック・バス用、ライトトラック用まで幅広いタイヤに対応する。 世界初のモード切り替え機能搭載 「ORX-999」は昨年6月に開催されたオー…
自動車タイヤ・ホイールの大型専門店、タイヤワールド館ベスト(本社・宮城県仙台市、菅野孝志社長)は、仙台市泉区明通3丁目28に物流倉庫を新設した。規模は敷地面積1万1050平方メートル、延べ床面積4900平方メートルで、事務所棟、倉庫棟ともに平屋建て。保管能力はタイヤとアルミホイールの合計で10万本。 作業の安全とローコストを両立する泉物流センター タイヤワールド館ベストは現在、直営店を宮城県内…
生産性向上でニーズに応える 小野谷機工(福井県越前市)は10月5日、ロードサービスカー(タイヤサービスカー)の組み立て工場を開設し、関係者およそ170人を招いた落成式を開催した。 同社は1990年よりサービスカーの製造販売を手がけており、近年は受注が増加しているため、従来の工場では手狭になっていた。新工場の稼働により、生産能力は年間36台から約50台に拡大する。同社では「市場拡大に伴い増産が急…
神奈川県横浜市金沢区にある有限会社協和タイヤ商会。1981年の設立以来、地域に密着した会社運営を徹底してきた。今年5月に2代目の社長となった山口智之さんは持ち前の明るさと行動力で自分の業界、自分の地域を盛り上げる活動に日々邁進する。「頼まれたから仕方なく」といった“やらされている感” は微塵も感じられない。その源にあるものは「恩返し」の気持ちだ。 「その人に必要とされるのであれば、責任感も出て…
住友ゴム工業は9月11日、宮城県のタイヤランド仙台東で「第7回全国TB作業コンテスト」を開催した。この大会は、①トラック・バス用タイヤの安全・確実・効率的な作業の徹底と標準化を図る②作業従事者の作業レベルの向上③作業従事者のモチベーションを高める――この3点を目的に2010年にスタートした。 同社は生産財タイヤの整備作業を向上するため、2008年に初めて作業マニュアルを発行。その後、2013年…
ブリヂストンタイヤジャパンは9月4日、静岡県富士市内で「技能グランプリ」と「生産財セールスマンコンテスト」を開催した。 技能グランプリは「安全作業徹底と標準化」と「作業の高付加価値化」を目指して2010年に開始。今年は472人が参加し、予選を勝ち抜いた54人が全国大会で整備の知識と技能を競った。 1人作業は制限時間19分以内に右前輪のパンクに伴う空気充てんを含むスペアタイヤ交換作業を行う。ま…