注目度増すオールシーズンタイヤ 認知度向上が今後の課題
夏タイヤと冬タイヤの性能を兼ね備える乗用車用オールシーズンタイヤ。欧米では普及が進んでいる一方で、国内ではさほど定着していないのが現状だ。だが、近年はオールシーズンタイヤに関心を示すユーザーが徐々に見られ、さらに海外メーカーを中心に新商品の投入も相次いでいる。オールシーズンタイヤの特性が広く認知されれば、将来的に国内でもひとつのカテゴリーとして浸透していくかもしれない。 オールシーズンタイヤの…
夏タイヤと冬タイヤの性能を兼ね備える乗用車用オールシーズンタイヤ。欧米では普及が進んでいる一方で、国内ではさほど定着していないのが現状だ。だが、近年はオールシーズンタイヤに関心を示すユーザーが徐々に見られ、さらに海外メーカーを中心に新商品の投入も相次いでいる。オールシーズンタイヤの特性が広く認知されれば、将来的に国内でもひとつのカテゴリーとして浸透していくかもしれない。 オールシーズンタイヤの…
日本ミシュランタイヤは7月から「BFGoodrich(BFグッドリッチ)」ブランドからオフロード向けの4×4タイヤ「BFGoodrich Mud-Terrain(マッドテレーン)T/A KM3」を国内市場に投入する。従来品「KM2」から10年ぶりのリニューアルとなる新商品は、本場米国のレースで培った技術を搭載し、オフロード走行に求められる性能を向上させた。同社は5月に下館オフロード(茨城県筑西市…
タイヤ向けスチールワイヤーなど鋼線メーカーの世界最大手、ベルギーのべカルト社は日本法人が設立50周年を迎えたことを機に6月5日、都内で会見を開いた。出席したマシュー・テイラーCEOは、「グループの売上高の10%は日本企業によるものだ」と日本市場の重要性を話し、その上で「常に革新を求めて改善を行い、ソリューションを提案していく」と今後の展望を述べた。 べカルト社はタイヤコードで世界シェア3割のト…
「TWEEL」(トゥイール)はミシュランが2005年に発表したタイヤとホイールを一体化させたコンセプト。強度が高いポリエステル樹脂製のスポークが配置された外観が特徴的だが、性能はどの程度なのか――「X TWEEL SSL」を小型建設機械に装着して試乗する機会を得た。 岩場や突起物の乗り越えなど、衝撃が多いコースを走行した際、スポークが大きくたわむことで確かにショックを緩和してくれる印象だ。スラ…
日本ミシュランタイヤは2019年に建設機械用ラジアルタイヤ「X TWEEL(トゥイール)SSL」を国内市場に投入する。バイアスが主流のマーケットの中で、日本初の実用化となるエアレスタイヤは大きな変革を起こせるか――。 「ユーザーにとって何がメリットになるのか」――ミシュランはこの理念のもと、過去から様々なイノベーションを生み出してきた。その最たる例がラジアルタイヤで、生産財カテゴリーでもライフ…
ブリヂストンは5月17日、ゴムのしなやかさと樹脂の強靭さを兼ね備えたポリマー「ハイ・ストレングス・ラバー」(HSR)を開発したと発表した。2020年代の実用化を目指す。 同日、都内で開いた会見で松田明常務執行役員(グローバルイノベーション管掌)は、HSRが「次世代のモビリティに確実に貢献する」と紹介した。 新開発したポリマーは、独自の改良型ガドリニウム触媒を用いて、汎用な材料であるブタジエン…
NAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)のJAWA事業部がまとめた2017年のアルミホイール(ワイヤーホイール、マグネシウムホイール)の販売個数は対前年比3.5%増の1011万3419個だった。前年実績を上回るのは2年ぶり。この調査は同会JAWA事業部に加盟する95社中79社から回答を得て、その集計結果を「アルミホイール・イヤーブック2017」として発刊した。 製品タイプ別で…
住友ゴム工業は2月からFALKEN(ファルケン)ブランドのフラッグシップモデル「AZENIS FK510」(アゼニス・エフケーゴーイチゼロ)シリーズの3商品を発売した。それに併せて3月19日に神奈川県横須賀市にある観音崎京急ホテルと周辺道路で発表試乗会を開催。同社が「欧州市場で真っ向から挑戦した」と意気込む新商品の高い性能を体感した。 厳しい欧州市場で勝負した ファルケンは、住友ゴム工業がグロ…
5月10日から12日の3日間、「ジャパントラックショー2018」がパシフィコ横浜で開催され、前回(2016年)の約2倍となる5万1744人が来場した。タイヤメーカーからは日本ミシュランタイヤが出展したほか、生産財タイヤ向けの整備機器やTPMS(空気圧管理システム)などの展示も目立った。 日本ミシュランタイヤ 6月から提供を始めるトラック・バス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサ…
日本ミシュランタイヤは4月26日、ソフトバンクと協業してトラックバス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサービス」を6月1日から提供すると発表した。契約件数は当初300台からスタートし、2020年に2万台を目指す。さらに同社のワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の販売増にも繋げていく考えだ。 新サービスはタイヤメーカーとして国内で初の実用化となる。車両にオレンジジ…
日本ミシュランタイヤがトラック・バス用タイヤと建設機械用タイヤ、産業車両用タイヤなど生産財タイヤをトータルで提案するビジネスに乗り出した。従来はカテゴリーごとに対応していたが、今年1月に生産財を全体で運営する「B2Bタイヤ事業部」を立ち上げ、点から面に事業を拡大する体制に移行。トラック用タイヤで培ってきた戦略を活用することで、3年後には市販用タイヤで、生産財事業の売上高を2割程度引き上げたい考え…
横浜ゴムは4月22日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦が行われた三重県の鈴鹿サーキットで会見を開き、引き続きモータースポーツ活動を積極化していく方針を発表した。 会見で山石昌孝社長は、「モータースポーツが当社のプレミアム戦略、プレミアムタイヤ市場における存在感の更なる向上のために重要な位置付けとなっている」と、取り組みの意義を述べた。また、「欧米で『ADVAN』(アドバン)がレースに使…
エイワ(兵庫県西宮市、前中勝彦社長)が注力し取り組んでいるのが“技術の可視化”だ。人(ひと)が五感の中でもっとも重視すると言われる視覚。“技術の可視化”とは整備機器の外観デザインやフォルムによって、見る人に直感的に、プロショップが有す技術力の高さを印象付けようというものだ。 そのコンセプトに則って上市した乗用車用タイヤチェンジャー「New WING」シリーズ。市場で好調な販売推移をみせている。…
住友ゴム工業は3月19日、観音崎京急ホテル(神奈川県横須賀市)とその周辺道路で、2月に発売した乗用車用タイヤの新商品「エナセーブEC204」の試乗会を開催した。「エナセーブEC204」は、同社が“より最後まで使える長持ち”と謳う高いライフ性能を実現しつつ、従来のスタンダードタイヤと比べて静粛性や運動性能も大きく向上させたのが特徴だ。 ユーザーを基準にした“ダンロップの想い” 今年は、ダンロップ…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は「タイヤの日」に合わせて4月6日から13日まで全国9カ所の高速道路のパーキングエリアなどでタイヤ点検活動を実施した。この活動は一般ドライバーにタイヤへの関心を喚起し、正しい使用方法を啓発することを目的に、毎年行われているもの。 11日に東北自動車道の羽生パーキングエリア(埼玉県)の活動に参加した同会の池田育嗣会長(住友ゴム工業社長=写真)は、「調査では乗用車…