成長に向けた次の一手 各社のトップが今後の方針示す
2月17日までに行われた国内タイヤメーカー4社の決算説明会で、各社が将来に向けた施策や一部で業績低迷の要因となった海外工場での巻き返し策を語った。 ブリヂストンの石橋秀一副会長は、「タイヤ事業の基盤をしっかりしつつ、事業モデルを進化させる」と述べ、「モビリティソリューションなど新しい事業も今後強化していく」と研究投資への考え方を説明した。 トーヨータイヤも今後を見据えた戦略を推進していく。清…
ブリヂストンは1月30日、米キャタピラー社からSQEP(サプライヤー・クオリティ・エクセレンス・プロセス)認証の最高評価「プラチナ」認定を取得したと発表した。 同認証は、キャタピラー社がサプライヤーに継続的な品質改善を促すプログラム。プラチナ認定は特に優れた品質の商品・サービスを継続的に提供できる企業の工場のみが獲得できる。 今年、ブリヂストングループでは計7工場がプラチナ認定を取得。このう…
ブリヂストンは1月31日に都内でトラック・バス用タイヤの新商品発表会を開催し、燃費性能やライフを向上させた3つの新モデルを3月から発売すると発表した。同社は商品とサービス、デジタルツールを活用したソリューションビジネスを推し進めており、その軸となる“断トツの商品”を拡充する。国内では貨物輸送量が増加する一方でトラックドライバー不足が深刻化する中、ブリヂストンタイヤジャパンの末松聡執行役員は「輸送…
1月10日から12日の3日間、千葉県の幕張メッセでカスタムカーと関連製品の展示会「TOKYO AUTO SALON 2020」が開催された。38回目を迎えた今回、3日間の来場者数は33万6060人と前回から1.6%増加し、過去最多の動員を記録。カスタムカーや新型車、レース仕様車が数多く並ぶ会場では、タイヤメーカー各社もそれぞれのブランド色をアピールし、新商品やドレスアップ対応商品が来場者の注目を…
1月10日から12日まで千葉市の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2020」で、TOYO TIRE(トーヨータイヤ)と日本グッドイヤーのトップが登壇してブランド戦略や2020年の展望を語ったほか、ブリヂストンは「POTENZA」(ポテンザ)ブランドの新たなスポーツタイヤを披露した。 TOYO TIREの清水隆史社長は「ブランドを一方的にアピールしたり、売りたい商品をプロモーションしたりす…
ブリヂストンが2020年に東京・小平に研究開発拠点「ブリヂストン・イノベーション・パーク」を開設すると発表した。ソリューションビジネスへの転換とイノベーション(技術革新)の創出を加速させている同社にとって、単なる新拠点ではなく、将来に向けたビジネスの在り方にも影響を与える重要な位置づけとなっていきそうだ。 「ソリューションによって社会やお客様に貢献する」――11月29日に都内で開いた会見で石橋…
ブリヂストンは12月13日に都内で会見を開き、石橋秀一副会長が来年3月下旬に代表執行役CEOに就任すると発表した。津谷正明CEOは代表権のない会長に就く。 会見で石橋氏は「経営改革の強化に取り組み、また来年開催する東京オリンピック・パラリンピックを契機に企業価値を更に上げていく」と抱負を述べた。 新CEOに就任する石橋氏は1954年生まれ、1977年にブリヂストン入社。米国と日本を中心にタイ…
ブリヂストンの津谷正明CEOと江藤彰洋COO兼社長、石橋秀一副会長は11月29日に東京本社で開いた会見で、2020年以降ソリューションビジネスを更に加速させていく方針を説明した。津谷CEOは全ての事業をソリューション化していくことの意義を述べ、また江藤社長は「タイヤ、多角化で断トツの商品、サービス、ネットワークを組み合わせて展開していく」と今後の見通しを語った。 会見で津谷CEOは「全てのビジ…
ブリヂストンや東京大学、日本精工(NSK)、ロームが道路からインホイールモーター(IWM)に直接給電できる「第3世代走行中ワイヤレス給電IWM」の開発を進めている。この研究プロジェクトは東京大学を中心に多くの企業が参加するオープンイノベーションで推進しており、タイヤ・ホイールの構造や材料のほか、制御手法、機械部品など様々な技術が活用されている。 10月に千葉県の東大柏キャンパスで開いた報道向け…
ブリヂストンは、「SUSYM」(サシム)を出品した。これはゴムと樹脂を分子レベルで結び付けた世界初のポリマーで、ブースには「サシム」を材料に3Dプリンターで製造したコンセプトタイヤを展示。固さを調整できる特性を利用し、ホイール部は固く、トレッド側は柔らかくなっている。 「サシム」は、同社が昨年発表した「ハイ・ストレングス・ラバー」(HSR)を進化させたもの。「HSR」も天然ゴムを凌駕する強度や…
自動車産業が大変革期に突入する中、“OPEN FUTURE”をテーマとした「東京モーターショー2019」が開幕した。新たなモビリティに対応する技術革新が求められる未来に向けて、タイヤメーカーからブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴム、日本グッドイヤーなどが出展。将来を見据えたコンセプトや先端技術を採用した新モデルを発信した。 ブリヂストン 革新素材で社会を変える 先端技術担当の田村康之執行役員と…