エアレスタイヤの開発加速 月面車からフードデリバリー用まで
新たなモビリティに対応した「エアレスタイヤ」の開発が加速している。仏ミシュランや米グッドイヤーは、ゴルフカート用や芝刈り機向けなどでエアレスタイヤを既に実用化しているが、今回新しく月面での使用を想定した車両や宅配に使う自動運転車をターゲットにして開発に取り組んでいることを発表した。 ミシュランは1月12日、米航空宇宙・防衛企業ノースロップ・グラマンが主導する月面地形車(LTV)に関するチームに…
新たなモビリティに対応した「エアレスタイヤ」の開発が加速している。仏ミシュランや米グッドイヤーは、ゴルフカート用や芝刈り機向けなどでエアレスタイヤを既に実用化しているが、今回新しく月面での使用を想定した車両や宅配に使う自動運転車をターゲットにして開発に取り組んでいることを発表した。 ミシュランは1月12日、米航空宇宙・防衛企業ノースロップ・グラマンが主導する月面地形車(LTV)に関するチームに…
欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)は1月19日、加盟企業の2021年の欧州におけるタイヤ販売実績を公表した。 市販用はコンシューマータイヤ(乗用車用、SUV用、ライト・コマーシャル・ビークル用を含む)が前年比14%増の2億1953万9000本で、このうち夏用および冬用はともに9%増、オールシーズンタイヤは35%増と大幅に前年を上回った。トラック用は12%増の1354万8000本、二輪車用…
春商戦を前に日本ミシュランタイヤと日本グッドイヤーが新商品発表会を開催した。日本ミシュランタイヤは3月からスポーツタイヤ「パイロット・スポーツ5」を発売し、日本グッドイヤーは高性能タイヤを2モデル市場投入する。いずれも独自のコンセプトで開発を行い、最新技術によりユーザーの様々な要求に応えているのが特徴だ。既に国内メーカーから発表されている新商品とともに市場の活性化が期待される。 ドライバーの感性…
第14回オートモーティブワールドが1月19~21日に都内で開催され、村田製作所は仏ミシュランと共同開発したタイヤ内蔵型のRFID(無線自動識別)タグを展示した。 RFIDタグは、専用の読み取り機をかざすことで製造や棚卸、検品の記録をたどることができる。活用次第ではメンテナンスの履歴も残せるほか、将来はタイヤのアフターフォローに応用できる可能性もあるという。 展示したタグは、村田製作所が製造し…
住友ゴム工業の泉大津工場(大阪府)で1月16日、泉大津市主催の防災イベントが開催された。この活動は避難所での生活や最新の防災対策を市民に体験してもらうことが目的で、会場となった工場の体育館には実際の避難所で使用するテントなどを設置。参加者は避難所生活で重要となるポイントを学んだ。 同工場は2020年に市と緊急避難所協定を締結し、過去2回避難訓練を実施してきた。中村明弘工場長は、「今回は実際の避…
トラックの脱輪事故が立て続けに発生している。12月には広島県内の国道で走行中の大型車からタイヤが脱落して対向車などに衝突。それを受けて国土交通省は関係団体へ冬用タイヤ交換後の増し締めの実施を働きかけてもらうように通知を行っていた。 そんな中、1月12日に群馬県では外れたタイヤのうち1本が歩行者を直撃するという痛ましい事故が起きた。テレビなどでも大きく報道されたことから、その危険性は広く認識され…
ブリヂストンは2月1日、低燃費タイヤブランド「ECOPIA」(エコピア)の乗用車用タイヤ新商品として「エコピアNH200」と、軽・コンパクトカー専用の「エコピアNH200 C」を発売する。発売サイズは「エコピアNH200」が14~18インチの18サイズ、「エコピアNH200 C」が13~17インチの27サイズで、全てメーカー希望小売価格を設定する。 「エコピアNH200」シリーズは、「車ととも…
住友ゴム工業は乗用車用フラッグシップタイヤ「SP SPORT MAXX 060+」(エスピースポーツマックス・ゼロロクゼロ・プラス)を3月1日から順次発売する。発売サイズは16~21インチの全58サイズで、価格はオープン。 新商品は、新しい材料と非対称パターンを採用し、従来品(SPスポーツマックス050+)から耐摩耗性能を向上したほか、高速安定性能・コーナリング性能・ウェット性能の両立を図った…
米グッドイヤーは1月5日、持続可能な原材料の使用比率が70%を占めるタイヤを開発したと発表した。 同社では「2020年に全て持続可能な原材料で構成されたタイヤを10年以内に作るという目標を設定しており、そのゴールに向かって大きく前進した」としている。 このタイヤには、メタン、二酸化炭素、植物ベースの油からそれぞれ生成した3種類のカーボンブラックが採用されており、二酸化炭素の排出量削減、バイオ…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は1月7日、福岡県嘉麻市から申請されていた原状回復事業への支援を決定したと発表した。同市熊ケ畑字花熊の土地に放置されている廃タイヤ約500トン(5万本)の撤去費用として総額約4400万円のうち、2933万3000円を支援する。 同会では自治体による廃タイヤ撤去事業を推進するため、2005年に原状回復支援制度を開始した。この制度は自治体からの要請に対し、条件に合…
横浜ゴムはミニバン専用低燃費タイヤ「BluEarth-RV RV03」を2月から国内とアジアで順次発売する。また、2月からコンパクトミニバン・軽ハイトワゴン専用タイヤ「BluEarth-RV RV03CK」を国内市場で発売する。発売サイズはそれぞれ15~20インチの29サイズと、13~16インチの11サイズで、両商品ともに価格はオープン。 「BluEarth-RV RV03」は同社のミニバン専…
日本ミシュランタイヤはBFグッドリッチブランドの「BFGoodrich TRAIL-TERRAIN T/A」を2月4日から順次発売する。発売サイズは15~22インチの計37サイズで、価格はオープン。 新製品はオンロードとオフロードでの安全性や、高次元の快適性と走行性能の両立を目指した乗用車用オールラウンドタイヤ。同社では、「SUVやクロスオーバー・ユーザーの日常の運転からレジャーまで、天候を気…
横浜ゴムは、グローバルフラッグシップタイヤの新商品としてウルトラハイパフォーマンス(UHP)タイヤ「ADVAN(アドバン)スポーツV107」を3月から順次発売すると発表した。発売サイズは18~23インチの30サイズで、価格はオープン。なお、順次サイズ拡大を行い、2022年末には新車装着用を含めて約80サイズとなる計画。 「アドバン」はプレミアムカーへの新車装着や卓越した高性能商品ラインアップ、…
イヤサカは12月にHUNTER(ハンター)社のスタンダードアライメントテスター「PA260」を発売した。 新製品はハンター社のアライメントシステムの基本性能と高精度カメラに、取り回しとメンテナンス性の良い電子部品を有さないターゲットを組み合わせ、コストパフォーマンスに優れたスタンダードタイプとした。カメラセンサーとキャビネットの一体型は移動が可能で、設置環境に柔軟に対応できるという。 また、…