ブリヂストンの「BLIZZAK VRX3」信頼に応える性能を追求
ブリヂストンは乗用車用スタッドレスタイヤの新商品「BLIZZAK VRX3」(ブリザック・ヴイアールエックススリー)を9月1日に発売する。新商品はドライ性能やウェット性能などを確保しつつ、ニーズの高い氷上性能や効き持ち性能、ライフ性能の更なる向上を達成。5月下旬に神奈川県のコーセー新横浜スケートセンターで開催された試乗会で、“新次元のプレミアムブリザック”を商品コンセプトに掲げる「VRX3」の性…
ブリヂストンの米子会社は8月3日、米国のアズーガ・ホールディングスを買収すると発表した。今後の成長が見込まれるデジタルソリューション事業の展開を加速する。 アズーガはデジタルフリートソリューションプロバイダーとして運送事業者に対する運行管理サービスを展開している。買収額は企業価値3億9100万ドル(約428億円)にアズーガの運転資本などを調整し確定する。買収は2021年第3四半期中に完了する見…
天然ゴムは“高強力”“耐摩耗”“低燃費”といった特性を持つタイヤ原材料の一つ。その使用量はタイヤ用の原材料重量全体の約25%を占め、タイヤを支える部材や、鉱山用、トラック・バス用タイヤのトレッドなど耐久性が求められる部分で多く使用されている。タイヤにとって重要な天然ゴム資源に関し、どのような研究が進められているのか――ブリヂストンの取り組みを、先端材料部門長の大月正珠氏と同部門天然ゴム技術研究課…
ブリヂストンは7月15日、乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3」(ブリザック・ヴイアールエックススリー)を9月1日から順次発売すると発表した。発売サイズは12~20インチの111サイズで、価格は税込9460~11万7150円。 新商品は、氷上ブレーキ性能が「2世代分の進化」(同社)を達成し、従来品(ブリザックVRX2)から20%向上した。同日開催の発表会では、草野亜希夫常務役員…
ブリヂストンはサーキュラーエコノミーやカーボンニュートラル化への取り組みと、ビジネスモデルの確立により創出される事業の価値の循環を連動させる「サステナビリティビジネス構想」の実現に向けて、グローバルで環境負荷低減への活動を加速させている。2050年を見据えた環境長期目標の過程で、2030年にはCO2総量を2011年比50%削減することを目指し、工場で再生可能エネルギー比率を高めるなど着実な成果を…
自動車産業全体でCASEやMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を見据えた変革が加速する中、タイヤも例外ではなくIoT(モノのインターネット)化が進みつつある。クラウドなどの外部とつながり、車両の管理や制御などに活用するための情報を取得する「センサー」としての機能に注目が集まっている。従来から取得可能だったタイヤの空気圧や温度データに加え、摩耗状態を自動で検知する技術開発が進められており、将…
ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストン・ド・ブラジル・インドゥストリア・イ・コメルシオ・リミターダ(BSBR)は7月1日、ブラジル・バイーア州の乗用車用及び小型トラック用タイヤ工場の生産能力を増強すると発表した。これにより、米州におけるEV(電気自動車)やハイブリッド車向けの乗用車用高インチタイヤなどの需要拡大に対応する。 今回の総投資額は約7億ブラジルレアル(約154億円)で、2021…
ブリヂストンは6月17日、米国のグループ会社が長距離トラックの自動運転技術を開発する米コディアック・ロボティクス社に少数株主として出資すると発表した。 ブリヂストンでは「コディアック社との共創を通じて、レベル4の自動運転技術の確立と展開に貢献していく」としている。また、自動運転技術と同社グループのソリューションを融合することで次世代のモビリティに対する安全性や燃費性の向上といったサステナビリテ…
ブリヂストンの「サステナビリティビジネス構想」は、安心・安全な移動を支えながら、CO2など温室効果ガスの排出量実質ゼロを意味するカーボンニュートラルへの貢献を目指したもの。CO2排出量の削減や資源の循環など、サステナビリティ(持続可能性)を掲げる同構想で推進する取り組みや、その将来像をGサステナビリティ推進部長の稲継明宏氏に聞いた。 社会やお客様と共に持続可能に ブリヂストンは昨年12月、資源…
ブリヂストンは5月17日の会見で、23年までの中期事業計画の進捗を発表した。タイヤ事業では大口径乗用車用の販売増などで販売ミックスを改善し、売値マネジメントも強化。石橋秀一グローバルCEOは第2四半期以降も売上収益の更なる改善を図り、「特に北米で回復基調を捉えていく。販売ミックス、売値改善も徹底する」と述べた。 また、「商品戦略は“ゴムを極める”を軸に、サステナビリティやモビリティの進化を見据…
ブリヂストンは4月26日、豪子会社が鉱山車両用(OR)タイヤの保守・点検やその他の包括的な管理を手掛ける豪オトラコ・インターナショナル社を、同国の鉱業・エンジニアリング大手ダウナーEDI社から買収すると発表した。買収額はオトラコ社の企業価値7900万豪ドル(約66億円)に調整を行った上で確定する。また、買収は2021年末までに完了する見込みで、業績に与える影響は軽微だという。同社では「今回の買収…
ブリヂストンは4月13日、DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、航空機用(AP)タイヤと建設・鉱山車両用(OR)タイヤの「モノづくり領域」で匠の技を伝えるシステムをノビテックと共同で開発したと発表した。デジタル技術を活用してAPやORタイヤの成型作業に必要な暗黙知を定量化し、熟練技能員の匠の技を確実かつ効率的に伝承することが可能になる。 昨年からそれぞれAPタイヤとORタイヤを…
ブリヂストンは4月23日、蘭ライトイヤー社の太陽光発電型電気自動車「Lightyear One」(ライトイヤー・ワン)向けに、環境性能と運動性能を両立したタイヤ技術「ENLITEN」(エンライトン)を搭載した特別仕様タイヤ「TURANZA ECO」(トランザ・エコ」を開発したと発表した。 「エンライトン」はタイヤの大幅な軽量化と転がり抵抗低減を可能にするブリヂストンの独自技術で、電気自動車(E…