原材料高など響き減益に ミシュラン、グッドイヤー、コンチネンタルの2018年業績
仏ミシュランの2018年の業績は売上高が前年比0.3%増の220億2800万ユーロ(約2兆7469億円)、営業利益が3.1%減の25億5000万ユーロ、純利益は1.9%減の16億6000万ユーロとなった。価格ミックスの改善があったものの、原材料コストの上昇で1億5800万ユーロ、為替の影響で2億7100万ユーロの減益要因が生じた。 部門別の営業利益は、乗用車用タイヤ事業が10.3%減の13億1…
仏ミシュランの2018年の業績は売上高が前年比0.3%増の220億2800万ユーロ(約2兆7469億円)、営業利益が3.1%減の25億5000万ユーロ、純利益は1.9%減の16億6000万ユーロとなった。価格ミックスの改善があったものの、原材料コストの上昇で1億5800万ユーロ、為替の影響で2億7100万ユーロの減益要因が生じた。 部門別の営業利益は、乗用車用タイヤ事業が10.3%減の13億1…
JAF(日本自動車連盟)が実施しているロードサービスで、タイヤのパンクが増加していることが分かった。出動件数のうち、タイヤのトラブルは2017年度に39万1799件と過去最高を記録。2007年度の28万6934件と比べると、10年間で36.5%増え、ロードサービス全体に占める割合は10.7%から17.0%に拡大した。 定期的にタイヤの空気圧をチェックする機会が減っていることなどが要因とみられる…
日本ミシュランタイヤは3月12日に都内で開催したプレス向け説明会で、7月にエアレスタイヤ「X TWEEL」(エックス・トゥイール)を日本市場で販売する計画を明らかにした。国内でエアレスラジアルタイヤが製品化されるのは初めて。昨年、日本市場への導入を発表して以降、ユーザーからの問い合わせが多く寄せられているという。 「X TWEEL」はスキッドステアローダー用のエアレスタイヤ。米国とカナダでは2…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた2018年1年間のタイヤ点検結果によると、タイヤに何らかの整備不良があった車両の比率が前年より増加したことが分かった。 同協会では昨年、高速道路および一般道路で合計35回のタイヤ点検を実施した。総点検台数は1853台(乗用車1620台、貨物車223台、特種10台)で、タイヤに整備不良があった車両は433台となり、不良率は2017年より3.8ポイント悪…
丸紅は2月19日、ロシアのモスクワ市に鉱山車両用大型タイヤなどゴム資材を取り扱う販売会社、丸紅ラバールス(MMR社)を設立したと発表した。現地でニーズが高まる中、大規模鉱山をはじめ、中小規模鉱山への販売を拡大させる。 新会社の資本金は250万ドル(約2億7000万円)。将来的にはタイヤ修理やリトレッド事業、廃タイヤ処理なども行いソリューションビジネスにつなげていく。 同社は1970年代から鉱…
TOYO TIREが発表した2018年業績は、免震ゴム関連の特別損失として175億円を計上したことにより純利益が前年比31.8%減の大幅な減益となった。 営業利益は前期より29億1800万円減少した。北米や欧州で高付加価値タイヤの販売が伸びたことなどミックスの良化で47億円、製造コストで3億円など計52億円がプラスに働いたものの、販管費や為替、自動車部品事業など計82億円が利益を押し下げた。 …
ブリヂストンの2018年度連結業績は、営業利益が対前期比4%減の4027億円、経常利益が5%減の3811億円の減益だった。 営業利益の部門別内訳をみると、タイヤが2%増の3939億円と堅調に推移。一方、多角化はソリューションを軸とした再構築化による利益減少の影響で72%減の89億円と大幅な減益となった。営業利益の増減要因は、売値ミックスの改善などで67億円がプラスに働いたが、販管費増などで23…
横浜ゴムの2018年連結決算は、売上収益と事業利益が過去最高を達成したが、米国タイヤ生産子会社のヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・ミシシッピで112億円の減損損失を計上したことなどにより営業利益、当期利益はともに減益となった。 事業利益に対する減益要因として販売量42億円、固定費15億円が生じたほか、中国を中心とした販売減少に伴う生産減などを受けて製造原価がマイナス8億円となった。一方、…
住友ゴム工業の2018年業績は過去最高の売上収益を達成したものの減益となった。天然ゴム価格は安定的に推移し原材料が30億円プラスに寄与したほか、価格改定による価格38億円が増益要因だった。一方、中国での高インチタイヤの販売需要減や、グローバルでの増産投資などが利益を押し下げる要因となった。 2月13日に都内で開催した会見で池田育嗣社長は「中国は利益率が高いため大きな影響があった。欧米での販売は…
横浜ゴムは2月14日に開いた取締役会で、南雲忠信代表取締役会長が取締役を退任し、相談役に就く人事を内定した。任期満了に伴うもので、3月28日に開催予定の株主総会後に正式承認される。 また、野地彦旬副会長執行役員は執行役員を退任し、米子会社ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・ミシシッピの取締役会長に就任する。 今回の人事では国内タイヤ販売会社のヨコハマタイヤジャパンの社長も交代する。同日付…
横浜ゴムは北海道旭川市のタイヤテストコース「TTCH」に登坂路を新設し、今年から氷雪上でのトラック・バス用タイヤの発進・加速試験を開始した。 2015年12月に運営を始めたTTCHは、従来のテストコース(T*MARY)と比較して約4倍の面積がある。T*MARYはコースが狭く大型車両の登坂試験に制約があったが、今回拡張した試験路は勾配4%から最大14%まで6パターンを並列して配置。トラック・バス…
日本ミシュランタイヤは1月29日、オールシーズンタイヤ「CROSS CLIMATE」(クロス・クライメート)シリーズのサイズラインアップを拡充して2月から全国で販売を開始すると発表した。同シリーズのコンセプトは “雪でも走れる夏タイヤ”。14~20インチの全78サイズと豊富なサイズを取り揃えて幅広いニーズへ対応を図る。 同日、都内で開いた発表会でポール・ペリニオ社長は、「重要となるのはユーザー…