リトレッドソリューションの展望 “最後の市場”を勝ち抜く
更生タイヤ(リトレッドタイヤ)を軸としたビジネスが活発化している。リトレッドは経費削減や環境意識の高まりから徐々にユーザーへ浸透してきたものの、普及率が5割を超えるとされる欧米と比べると、国内では2割と低い水準に留まる。だが、それは新たな需要を掘り起こし、ビジネス拡大に繋がっていくチャンスがまだ残されているとも言える。こうした環境下において、ブリヂストンはタイヤとメンテナンスをパッケージにしたビ…
更生タイヤ(リトレッドタイヤ)を軸としたビジネスが活発化している。リトレッドは経費削減や環境意識の高まりから徐々にユーザーへ浸透してきたものの、普及率が5割を超えるとされる欧米と比べると、国内では2割と低い水準に留まる。だが、それは新たな需要を掘り起こし、ビジネス拡大に繋がっていくチャンスがまだ残されているとも言える。こうした環境下において、ブリヂストンはタイヤとメンテナンスをパッケージにしたビ…
ブリヂストンは4月3日、栃木県那須塩原市のプルービンググラウンドで報道関係者向けに「タイヤが変わればクルマも変わる?―体験会」を実施した。これは「タイヤの日」のイベントの一環として実施されたもので、REGNOの開発を通じてタイヤの安全を訴求しようというもの。 実際に「REGNO GR-XI」および「REGNO GRVⅡ」装着車両を走行してタイヤの快適性(とくに静粛性)を体感するほか、低空気圧で…
西日本最大のバンダグ・リトレッドファクトリー ブリヂストンタイヤジャパン(株)がリトレッド工場と廃タイヤ中間処理工場の一括拠点として昨年7月に発足した「ブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪」(大阪市住之江区)を訪ねた。ここは世界でも例がない、タイヤソリューションの新たなチャレンジの現場でもある。発足から約1年半、その現況をリポートする。 ブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪(武市誠也セ…
ブリヂストンは4月8日タイヤの日、ブリヂストンタイヤジャパンを通じて全国一斉安全啓発活動を行った。福島県いわき市のSS、(株)セキショウカーライフいわき湯本インター店にはブリヂストンタイヤジャパンの清水実社長(ブリヂストン常務執行役員)が訪れ、現場スタッフを激励するとともに、来店したドライバーにタイヤの安全使用を呼びかけた。 この活動は同社がかねて行っている「タイヤセーフティープロジェクト」の…
ブリヂストンは4月8日、東京都小平市にある東京工場で同社が取り組んでいる安全啓発活動の説明会を実施し、併せてタイヤのバースト実験を公開した。 説明会の冒頭、西海和久COOは「本日4月8日は『タイヤの日』だが、当社としてもJATMAの活動に加えて11年前から独自に安全啓発活動を実施している。その中で販売店スタッフの作業安全という切り口から、安全な作業をどうしたら徹底していけるかについて活動してい…
「世の人々の楽しみと幸福の為に」――ブリヂストンの創業者・石橋正二郎氏は、その人生観に基づいて多くの文化施設や教育施設を創業の地である久留米に建設した。今回はその内の一つ「石橋文化センター」を訪れ、社会貢献活動の原点ともいえる、地域社会との関わりについてまとめた。 石橋文化センター 石橋正二郎氏は1956年(昭和31年)、会社設立25周年を記念して「石橋文化センター」(久留米市野中町)を建設し…
福岡県久留米地区にはブリヂストン創業者・石橋正二郎氏ゆかりの施設が数多く存在する。今回は別荘として使用していた「水明荘」と、石橋家の私邸として建築した「石橋迎賓館」を見学し、その役割と今へ続く創業者の思いを辿った。 水明荘 石橋正二郎氏の趣味が「美術」「建築」「造園」であったことは広く知られている。ここ水明荘(久留米市御井町)の設計も自身で行った。完成は1936年(昭和11年)。敷地面積は飛び…
歴史と最新設備を併せもつマザー工場 ブリヂストンは1月26日、同社創業の地である福岡県久留米地区でメディア向け見学会を実施し、マザープラントである久留米工場および市内にある創業者・石橋正二郎氏ゆかりの施設を公開した。今号では、創業者のDNAを次世代へ継承する役割を担いつつ、操業開始から80年を超え、なお進化し続ける久留米工場の取り組みをレポートする。 ブリヂストンの創業者・石橋正二郎氏(188…
こんなに気持ちのある人が大勢いることに、びっくりした。 東日本大震災の発生から3カ月以上が過ぎ、被災地では企業ボランティアへの注目が高まっている。5月の大型連休中には全国から大勢集まったボランティアの人たちが、その後急速に減少して全く手が足りない現状だという。このため、企業によるボランティア活動に対する期待が増しているというわけだ。 そこで目を引くのがブリヂストン。現在では名立たる企業が企業…