4月7日は「タイヤゲージの日」年に1度は校正を
「年に1度はあなたのタイヤゲージの校正を」――このように訴えるのは、タイヤゲージ(エアーゲージ)の専門メーカーである旭産業だ。 チェンジャーやバランサーに比べ、タイヤゲージに対するメンテナンスや始業前点検の意識が低いと指摘される。タイヤ空気圧管理に欠かすことのできないタイヤゲージは作業工具ではなく、計測機器であり精密機器。その取り扱いには慎重さが求められ、精度を保つためには校正が必要だ。 旭…
「年に1度はあなたのタイヤゲージの校正を」――このように訴えるのは、タイヤゲージ(エアーゲージ)の専門メーカーである旭産業だ。 チェンジャーやバランサーに比べ、タイヤゲージに対するメンテナンスや始業前点検の意識が低いと指摘される。タイヤ空気圧管理に欠かすことのできないタイヤゲージは作業工具ではなく、計測機器であり精密機器。その取り扱いには慎重さが求められ、精度を保つためには校正が必要だ。 旭…
東洋ゴム工業は4月2日、東名高速道路・海老名サービスエリアでタイヤの安全啓発活動を行い、一般ドライバーにタイヤ点検の重要性を呼びかけた。 同社ではこれまでも秋などにもショッピングセンターなどで安全啓発活動を実施してきたが、「タイヤの日」に合わせた春の活動としては6年ぶりとなる。9日以降にも北海道から九州まで全国で啓発活動を予定している。 現地で活動に参加した同社の櫻本保常務執行役員は、「昨年…
横浜ゴムは3月28日に都内でオランダの農機用・建機用タイヤメーカー、アライアンス・タイヤ・グループ(ATG)買収に関する記者会見を開き、生産財事業を大幅に強化すると発表した。米投資ファンド、KKRおよびATGの株主から11億7900万ドル(約1356億円)で全株式を取得し、7月1日までに買収を完了する予定。今後も安定した成長が見込まれる農業機械タイヤ事業に参入することで収益力の向上を図る。 A…
江戸川区船堀――下町の子育てエリアに根ざして経営する有限会社タイヤショップ大塚は、夫婦と従業員1名のアットホームな販売店だ。資本金300万円、年商7000万円のタイヤショップは、下町エリアを走る車を文字通り足元から支えている。今年1月に開業20周年を迎えた同社が“町のタイヤ屋さん”として親しまれる背景には、大塚健社長の柔軟な発想と、異色の経歴があった。 大塚社長は、元々は大手育児用品メーカーに…
横浜ゴムはこのほどスタッドレスタイヤを中心に実車試験を行うテストコース「北海道タイヤテストセンター」(旭川市神居町上雨紛)を報道陣に公開した。同社は昨年まで国内における冬用タイヤの試験は、「T*MARY」(北海道上川郡)で実施してきたが、全面移転した新たなテストコースは従来の4倍の面積があり、効率的なタイヤ開発が可能となる。各社がより性能を高めた商品開発にしのぎを削る中、さらなるタイヤ性能の向上…
2015年の1年間、タイヤ空気充填(てん)作業に関連する事故33件発生したことがJATMA(日本自動車タイヤ協会)の調べでわかった。そのうちの1件は作業者が死亡。骨折など重傷を負う事故も8件あった。 JATMAは毎年、タイヤ空気充てん作業時(車両からタイヤを取り外した状態)と、タイヤ空気補充時(車両にタイヤが取り付けられた状態)において、事故の発生件数や発生状況をまとめている。 昨年の事故件…
株式会社髙瀬商会(新潟県糸魚川市)および関連会社の新潟トーヨー株式会社(新潟県長岡市)が新潟県内に展開する「タイヤプロ」は生産財タイヤをメインに扱うタイヤ販売店。高いサービス力により地域の運送会社やバス会社の安全運行に貢献してきた。その中のひとつ「タイヤプロ糸魚川」では、地域との結びつきをより強固なものにすべく活動を進めている。また今後は同じグループである「イエローハット糸魚川店」との人材交流を…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)の野地彦旬会長(横浜ゴム社長)は、「凍結路面で滑り止めをとらない運転は法令違反であることを前面に出し、早めに冬タイヤを使うよう啓蒙していただきたい」と強調する。 野地会長がそう言及するのも、過去の経験を踏まえてのもの。東京をはじめ首都圏では、ひとたび大雪に見舞われると、道路交通が大混乱をきたしてきたからだ。 この17日~18日にも、東日本や東北地方の太平洋側…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)の賀詞交換会が1月15日、都内のホテルで開かれた。野地彦旬会長は「昨年のタイヤ生産量は対前年比95%の107万トン、タイヤ販売量は96%の7070万本だった。国内新車販売のうち約42%が軽自動車で、徐々にタイヤが小さくなっているという印象だ。デフレ脱却のために、お金に余裕のある方には高付加価値の商品を買っていただきたい。物価上昇に貢献し、結果として実質金利より高…
1月8日に行われたブリヂストンの「Playz PXシリーズ」の発表会にはCMで教授役を演じた女優の綾瀬はるかさんが、CMと同じ白衣とメガネ姿でゲストとして登壇した。教授役については「少し偉くなったようで、気分がいい」とはにかんだ。「普段、タイヤについてあまり考えたことがなかったが、CMをきっかけに少し詳しくなった」という。 「今年はまず健康、そして普段使っている車のタイヤをプレイズに換えて疲れ…
ワールドループつくば(茨城県牛久市)では今冬からオールシーズンタイヤの販売を開始した。取り扱うタイヤは日本グッドイヤーの「Vector 4Seasons」。販売開始後にすぐ2セットが売れるなど、好調な滑り出しを見せている。その背景には、準降雪地帯にあたる茨城県ならではの事情があった。 牛久店店長の久保さんは「年に数度の軽い降雪があるが、積もることはあまりない地域。そのため、コスト面や手間を考え…
「どうしたら愛されるのか」 東京都江東区にあるシノハラタイヤ株式会社の篠原大社長は、「強い独占欲の持ち主」だと自らを表現する。「常に考えているのはどうしたら1社でも多くの方に当社を選んで頂けるか」――それだけを考え、顧客に愛されることを最優先に率先して営業を行い、ビジネスを拡大してきた。背景にあるものは何なのか。その答えは明快だった。 東京港や羽田空港へのアクセスに優れる江東区辰巳地区。大規模…
日本ミシュランタイヤの会長に就任したベルナール・デルマス氏。日本での在任期間は今年で延べ24年を数えるという。 「日本は独特な市場。ここで成功できれば、世界でも成功できる」と、複数のタイヤメーカー、新車メーカーが本拠地を構える日本市場の重要性あるいは特殊性をフランス本社に訴え続けてきた。 社長職を務めた2007年からの8年間で、もっとも辛かったのは2010年の太田工場の閉鎖だと振り返る。――…
大型車の車輪脱落防止に向けて 大型車の車輪脱落防止に向けて、タイヤ業界を挙げて取り組みを進めているさなか。そのために求められるのは日頃からの点検・整備、そして適切な使用である。中でも「締め付け方式の確認と規定トルクで確実な締め付け」「増し締めの実施」「運行前の点検」「ホイールに適合したボルト・ナットの使用」――この4点が車輪脱落事故防止のポイントとなる。特に大型車ホイールには3つの方式が混在して…
全国6エリアで研修センターの併設完了 東洋精器工業株式会社(兵庫県宝塚市、阿瀬正浩社長)の名古屋営業所(愛知県長久手市桜作1420)の新社屋がこのほど完成し、10月23日に現地で内覧会が行われた。同営業所では東海4県のタイヤ整備事業者などに向けて各種研修を提供することで、人材育成と安全な作業環境づくりに貢献していく。 東洋精器工業ではこの数年、全国の主要都市にある営業所をリニューアルするのに合…