終わりなき性能向上――ミシュラン 研究開発チームの挑戦
日本ミシュランタイヤは8月上旬、群馬県太田市にある研究開発拠点「太田サイト」でタイヤの静粛性に関する技術開発の一部を公開した。太田サイトはミシュラングループにとって、フランス、北米と合わせた3大研究拠点の一つに位置づけられており、ノイズに関してはグループの中心的な役割を担っている。タイヤの静粛性と背反する軽量化や低燃費化の流れが加速し、また環境規制を背景として世界的に音が静かな電動車へのシフトが…
日本ミシュランタイヤは8月上旬、群馬県太田市にある研究開発拠点「太田サイト」でタイヤの静粛性に関する技術開発の一部を公開した。太田サイトはミシュラングループにとって、フランス、北米と合わせた3大研究拠点の一つに位置づけられており、ノイズに関してはグループの中心的な役割を担っている。タイヤの静粛性と背反する軽量化や低燃費化の流れが加速し、また環境規制を背景として世界的に音が静かな電動車へのシフトが…
国内市場だけでも年間約10種類前後の新しいパターン(溝)のタイヤを発売しているブリヂストン。グローバルでの商品数はその数倍に及ぶ。いずれも従来商品を上回る低燃費性能や高いグリップ性能など様々な特徴を有しているが、そのパターン形状で同じものは一つとしてない。そしてこの溝が、ユーザーがタイヤを選ぶ際に、外観面で最も分かりやすい“顔”となる。パターンデザイナーたちは、日々どのような創意工夫を行っている…
日本ミシュランタイヤは8月1日、群馬県にある研究開発拠点「太田サイト」で行われているタイヤ騒音試験の様子をメディアに公開した。 太田サイトはミシュラングループの中で、フランス、北米と合わせた3大研究開発拠点の一つで、ノイズを測定するために壁面を全て特殊な吸音材で覆った半無響音室があるのは太田のみ。乗用車用タイヤやトラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤなど静粛性能の試験が必要なタイヤは全てここで…
ブリヂストンは7月18日、自動運転技術などを開発するZMP(東京)と共同で、無人の自動運転車両によるタイヤの騒音性能試験プロジェクトを開始したと発表した。2019年に栃木県にあるブリヂストンのプルービンググラウンド(テストコース)で運用を始める計画。 今回のプロジェクトは、ブリヂストンのタイヤ性能試験の知見を取り入れた自動運転システムの開発をZMPに委託するもの。試験ではZMPの「ロボカーミニ…
独コンチネンタルは6月6日、シンガポールで研究開発施設を開設したと発表した。グローバルで事業拡大に伴う需要増に対応する。 新施設は延べ床面積が約1万1000平方メートル。同社のインテリア部門やパワートレイン部門の従業員が働くほか、今後新たに500名を雇用する。 また施設内にはオープンスペースや遠隔会議用の防音室などを設置した。さらにイノベーションの促進を図る目的で、照明やカラーリングにも工夫…
日本ミシュランタイヤはこのほど群馬県太田市にあるタイヤ研究開発拠点「太田サイト」を報道陣に公開した。同施設はミシュラングループの中で、フランス、北米と並ぶ3大拠点の一つ。主に消費財タイヤの静粛性能とウィンター性能の研究開発を行っており、ここで生み出した技術を世界に発信する重要な役割を担う。世界のメジャーブランドとの競争が厳しさを増し、また新興企業が急速に技術力を高めつつある中、一層の性能向上に繋…
日本ミシュランタイヤは8月24日、群馬県にある「太田サイト」を報道陣に公開した。同施設は主に消費財タイヤの静粛性能とウィンター性能の開発を行っており、ミシュラングループの中で、フランス、北米に次ぐ大規模な研究開発拠点となる。 太田サイトは1980年代に設立した。その後、90年代にはタイヤの材料など研究開発をスタートさせ、2000年以降は本格的な設備投資を進めてきた。現在は国内で開催されるモータ…
東洋ゴム工業は7月中旬、兵庫県伊丹市にあるタイヤ技術センターの一部を報道陣に公開した。タイヤ技術センターは1966年に、それまで他工場に分散していた開発機能を統合して開設した。それ以来、同社のタイヤの技術力向上のベースとしての役割を担っている。 今回は代表的な試験設備として、氷盤試験機やタイヤ騒音試験機による性能評価の様子を公開した。スタッドレスタイヤのアイス性能を確認するための氷盤試験機は、…
目指すべき性能を実現するために 住友ゴム工業は3月23日、同社が3月に発売した「LE MANS V」(ル・マン ファイブ)の試走会に併せ、兵庫県神戸市の本社に併設するタイヤテクニカルセンターの一部を報道陣に公開した。 同社は今年1月に北米ニューヨーク州で北米テクニカルセンターを本格稼働させ、8月には同社にとって欧州初の開発拠点となるテクニカルセンターを独ハナウ市に開設する予定。開発体制のグロー…
横浜ゴムは2017年から北海道旭川市にあるテストコース「北海道タイヤテストセンター」(Tire Test Center of Hokkaido=TTCH)で、夏用タイヤの実車試験をスタートさせる。冬季以外の期間に新車用タイヤや海外向けのオールシーズンタイヤの開発に活用することで商品開発の強化に繋げる。 同社の夏用タイヤのテストは、国内では茨城県にある「D-PARC」(ディー・パーク)で行ってき…
住友ゴム工業は15日、ニューヨーク州にある米国工場内に開設した「米国テクニカルセンター」を2017年1月に本格稼働すると発表した。同センターの従業員は約50名。現地でニーズが高いSUVタイヤやオールシーズンタイヤのパターンデザインを行うほか、南米向けの高性能タイヤの開発も進める。 また、アラバマ州の「米国タイヤテストコース」では、従来から行っていた二輪車用タイヤの評価に加え、3月より四輪車用タ…
住友ゴム工業は10月29日、岡山県美作市にあるタイヤテストコースの竣工30周年を記念して現地で式典を開催した。式典には同社から池田育嗣社長をはじめ、自治体の関係者ら約300名が出席した。 式典で池田社長は、「このテストコースを有効活用し、もっとお客さまに感動して頂けるようなタイヤを開発していきたい」と挨拶し、記念植樹を行った。 同施設は1986年5月に開設した。敷地面積は100万平方メートル…
韓国のハンコックタイヤが約2664億ウォン(約244億3400万円)を投じて韓国の大田市で建設を進めていた新研究開発センターが竣工し、10月18日に現地で開所式を行った。同社にとって中国、欧州、米国に続き、4カ所目のグローバル研究開発拠点となる。 新施設は6階建てで、10個の独立した研究室を設けている。床面積は9万6328平方メートル、敷地面積は7万387平方メートル。 開所式に出席した同社…
住友ゴム工業は8月8日に開いた決算会見の中で、米国工場(ニューヨーク州)の敷地内に新設予定のテクニカルセンターを来年1月に本格稼働するとともに四輪車用タイヤの現地評価を開始すると発表した。 また欧州では独・ハナウ市に新たに土地を取得し、来年8月からテクニカルセンターを稼働させる。さらに2018年1月にはドイツ国内に分散していた販売会社や技術サービス会社などグループ会社3社を1カ所に集約し、業務…