トーヨータイヤ、欧州初の開発拠点をドイツに設立

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カテゴリー: ニュース

 TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は今年秋にドイツに技術開発(R&D)拠点を設立すると発表した。投資額は11億円で、同社が欧州に開発拠点を構えるのは初めてとなる。

 欧州は大手自動車メーカーをはじめ、自動車関連企業が多数あることから市場動向など最新情報をタイムリーに入手できる利点がある。新拠点を活用して欧州における技術基盤の構築や商品開発力の強化、次世代モビリティを見据えた技術確立に取り組んでいく。

 同社の研究開発拠点は、日本、米国に続き3カ所目となる。同社は2022年1月にセルビアにタイヤ工場を稼働することを決めており、これに先駆けて技術開発拠点を開設することで、最新技術や次世代モビリティに関わる情報収集、材料評価などを実施していく。技術統括部門管掌の金井昌之取締役常務執行役員は、「ここで開発したウェット技術を北米向けの商品にも展開できるようになる」としており、将来的に各開発拠点の連携も加速することによって開発のスピードアップを図っていく考えだ。

 なお、今後は欧州域内でR&D機能の拡張やプルービンググラウンドの開設も検討していく。


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