“無いものは無い”で生き残る――中古タイヤの太平タイヤ
名古屋市中川区にある中古タイヤ・ホイール・パーツの販売・買取専門店、太平タイヤ。店舗の外壁に“世界最強の中古メガストア”と謳われている通り、2500坪の敷地に、他店を圧倒する在庫量を誇る巨大店舗だ。近年は中古品に対する抵抗が薄れて来店者数は増加している。その半面、安価な海外ブランドの浸透や個人売買を行う一般ユーザーもライバルとなり、事業環境は非常に厳しいという。こうした状況の中でいかに勝ち残って…
名古屋市中川区にある中古タイヤ・ホイール・パーツの販売・買取専門店、太平タイヤ。店舗の外壁に“世界最強の中古メガストア”と謳われている通り、2500坪の敷地に、他店を圧倒する在庫量を誇る巨大店舗だ。近年は中古品に対する抵抗が薄れて来店者数は増加している。その半面、安価な海外ブランドの浸透や個人売買を行う一般ユーザーもライバルとなり、事業環境は非常に厳しいという。こうした状況の中でいかに勝ち残って…
東洋ゴム工業は7月中旬、兵庫県伊丹市にあるタイヤ技術センターの一部を報道陣に公開した。タイヤ技術センターは1966年に、それまで他工場に分散していた開発機能を統合して開設した。それ以来、同社のタイヤの技術力向上のベースとしての役割を担っている。 今回は代表的な試験設備として、氷盤試験機やタイヤ騒音試験機による性能評価の様子を公開した。スタッドレスタイヤのアイス性能を確認するための氷盤試験機は、…
東洋ゴム工業は5月末に移転した兵庫県伊丹市の新本社ビルをこのほど報道陣に公開した。新本社は同社のタイヤ技術センターと同じ敷地内にあり、2013年に開設した基盤技術センター(兵庫県川西市)へのアクセスにも優れる。本社機能とタイヤの技術開発部門、研究開発機能が同じエリアに集約されたことで意思決定の迅速化を図るとともに、社内の一体感を生み出していくことが期待される。 新本社が所在する伊丹地区は199…
日本ミシュランタイヤは7月4日、都内のスケートリンクで乗用車用スタッドレスタイヤの新商品「MICHELIN X-ICE3+」(ミシュラン エックスアイス スリープラス)の試乗会を開催した。新商品は最新のコンパウンド技術により、新品時だけではなく摩耗が進んでもアイス性能を維持できる点が最大の特徴となっている。その性能は――。 高い性能を維持するための「Mチップ」 「X-ICE3+」の商品コンセプ…
タイヤガーデン豊中の住所は豊中市東豊中町6丁目1番5号。府道43号・豊中亀岡線と平行して走る支線沿いにある。代表の入江優さんによると、このエリアは古くからの高級住宅街として知られるところ。また、大阪市内へのベッドタウンとしてニュータウンが開発されており、大規模な集合住宅も多く建ち並ぶ。そのため交通インフラが整備され市街地化されており、商業施設も充実している。 その同店の、そもそもの成り立ちを訊…
東洋精器工業は6月からセーフティケージ(安全囲い)の新製品としてLT/TB用ブラインド式セーフティケージ「TD-TBi」の本格販売を開始した。同社の太田正彦取締役販売企画部長に話を聞いた。 新製品は、空気充てん作業中に万が一タイヤが破裂した場合、そのときに生じる強烈な爆風からの被害抑制を図るもの。 セーフティケージに対する性能ニーズはこれまで、タイヤホイールやサイドリング、さらにはゴム片とい…
横浜ゴムはSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」(ジオランダー)の新商品「ジオランダーM/T G003」を8月より発売する。新商品はオフロードユーザー向けのマッドテレーンタイヤで、泥道や岩場、ダート、砂利などあらゆるオフロード路面での性能を向上させている。5月下旬に愛知県の「さなげアドベンチャーフィールド」で開催された試乗会でその性能を確かめた。 SUVの需要拡大に応…
トライポッドワークス(宮城県仙台市)は新型タイヤ空気圧センサー(TPMS)「BLUE-Sensor」(ブルーセンサー)をリリースした。2輪車から大型トラックバスまで、エアバルブの形状が合致すれば同一の規格を使用できる。現在TPMSの大勢を占めるホイール組み付け型と異なり、エアバルブにキャップとして装着して使用するため、取り付け作業には特に技術を必要としない。 クラウドサービスを得意とする同社が…
群馬県の部品商、アライ商会は10年前から本格的にタイヤの取り扱いを開始し、現在も売上を伸ばしている。「タイヤもゴム製のパーツの一つ」と話す新井雄一社長。その販売と在庫管理のテクニックは、大小さまざま多種多様なパーツを取り扱う部品商ならではと言えるものだった。 車体の1パーツとしてのタイヤ 「タイヤ、バッテリー、オイルは消耗品として欠かせない商材。しかしタイヤは保管スペースなどの問題もあり、部品…
タイヤショップ亘理ゴム。星勝己さんが代表取締役を務める星商事がその運営母体となる。中古タイヤの販売にも注力し、市場でのポジション確立にも努めているさなかだ。 店の所在地は仙台市太白郡郡山8-5-38で、国道4号線・仙台バイパス沿い。東北自動車道・仙台南ICに直結する仙台南部道路との交差点にも近く、クルマ利用者にとってアクセスは極めて良い。東北本線・太子堂駅からの徒歩圏内。古くからの戸建てや新興…
ブリヂストンは5月中旬、栃木県にあるプルービンググラウンド(テストコース)で今年2月に発売したSUV用タイヤ「ALENZA 001」の試乗会を行った。新商品はニーズが多様化するSUV市場の中で特にプレミアムモデルをターゲットに開発した。その性能は――。 ここ数年、新車販売が好調なSUVはモデル数が増えるのに伴い、ユーザーの使い方も多種多様になっている。そのため、タイヤにも今まで以上に幅広い性能…
京都市山科区に本社を構える三輪タイヤ。三輪智信社長は30年近く前にタイヤ業界に身を転じた当時、そして今でも「将来への不安はある」と話す。こうした中でもいち早くサービスカーによる出張作業に軸足を移して顧客ニーズを開拓するなど常に先を行く取り組みにより、会社を軌道に乗せてきた。その一方で、「規模の拡大ばかりを追求しても限界がある」と、自身の考え方を見つめ直す出来事もあった。これまでの取り組みと、さら…
株式会社図南(千葉県旭市、山本佳史社長)は、千葉県内で5つのオートバックス店を展開する。現会長の北村俊郎氏が1996年8月8日に同社を設立。2カ月後の10月10日、第1号店としてオープンしたのがここ、オートバックス旭店だ。同社は昨年、創業満20周年という大きな節目を迎えたが、すべてはこの店から始まった。 クルマに関わる全てをこの店で完結 千葉市穴川と銚子市を結ぶ国道126号線沿いに所在。JR総…
バスク(埼玉県志木市)は4月よりタイヤ空気圧監視システム(TPMS)「エアセーフ」の販売を開始した。エアバルブに装着する直接式で、センサー4台と車内モニター1台のセット。希望小売価格は税抜3万6800円。 小笠原孝嗣社長が「OE装着品と遜色ない精度と性能を持ちつつ、この価格に抑えた。性能面はもちろん、コストパフォーマンスでも決して他社に負けていない」と自信を示す同製品はどのようにして生まれたの…
細部まで快適性能と静粛性を追求 住友ゴム工業は3月24日に兵庫県淡路市で低燃費タイヤの新商品「LE MANS V」(ル・マン ファイブ)の試乗会を実施した。 「LE MANS V」の開発に際し、西実専務執行役員は「今までのダンロップとは異なる柔らかさを目指した。10m乗れば違いが分かる」と力強く語る。開発には1年半を要し、西専務自ら何度も試乗を繰り返し完成した。 その特徴が最も大きく表れてい…