ランクセスが「プロダクト・カーボンフットプリント・エンジン」を開発
ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、カーボンフットプリントを自動的に算出するツール「プロダクト・カーボンフットプリント・エンジン」を開発した。このツールは、グループ内の事業部で蓄積した既存データを使用し、原材料の採取から製品の工場出荷までに発生する排出量を計算する。同社によると、生産時の温室効果ガス排出量に加えて、製品毎の原材料、消費エネルギー、操業用資材、物流からの排出量及び廃棄…
ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、カーボンフットプリントを自動的に算出するツール「プロダクト・カーボンフットプリント・エンジン」を開発した。このツールは、グループ内の事業部で蓄積した既存データを使用し、原材料の採取から製品の工場出荷までに発生する排出量を計算する。同社によると、生産時の温室効果ガス排出量に加えて、製品毎の原材料、消費エネルギー、操業用資材、物流からの排出量及び廃棄…
ANRPCによると、2023年の世界の天然ゴム生産量は1469万3000トン、天然ゴム消費量は1473万8000トンになる見通し。また天然ゴム供給量(1467万2000トン)の85%、天然ゴム需要(1473万8000トン)の69%を、それぞれANRPCの加盟国が占める見込みだと発表した。
DUNLOP(ダンロップ)ブランドでは、「SUPER(スーパー)GT」のGT500クラスに出場する「Modulo Nakajima Racing」(モデューロ・ナカジマ・レーシング)の「Honda(ホンダ)NSX-GT」に加え、GT300クラスの5チーム・6台をサポートする。 FALKEN(ファルケン)ブランドでは、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース」に「…
ブリヂストンは10日、FIA(国際自動車連盟)の車両の電費効率を競うラリー競技「エコラリーカップ」にタイトルスポンサーとして参画すると発表した。大会を通じて省エネルギーなどの環境課題に応えるとしている。あわせて、「EV(電気自動車)時代の新たなプレミアム」として位置付けるタイヤ基盤技術「エンライトン」搭載タイヤを訴求していく。 さらにブリヂストンの米グループ会社は「2023 NTTインディカー…
2023年は同社がモータースポーツ活動を開始して60周年を迎える。この節目の年にサステナビリティを中核に据え、グローバルでモータースポーツ活動に取り組む方針を打ち出した。 石橋秀一CEOは会見で、「当社にとってモータースポーツ活動は極限への挑戦で、これまでの挑戦を経てグローバルブランドへと成長してきた」と歴史を振り返った。その上で「2020年代をブリヂストンにとって“第3の創業”と位置付け、こ…
日本自動車機械工具協会(機工協)はこのほど、「第37回オートサービスショー2023」の出展者説明会を開いた。 2019年以来、4年ぶりの開催となる今回は、「ヒトとクルマの未来を守る整備機器」をテーマに開催する。会期は6月15~17日の3日間で、会場は東京ビッグサイト(江東区)。出展者数は103社の予定で、来場者数は5万人を見込む。 オートサービスショーは国内外の各種自動車整備検査用機器を一堂…
ドイツ・コンチネンタルのタイヤ部門の2022年業績(暫定値)は、主に原材料価格高騰やエネルギー、物流コストの増加の影響を受けたものの、売上高が前年比18.6%増の140億520万ユーロ(約2兆240億円)だった。 また、イタリア・ピレリの2022年業績(暫定値)は、売上高が前年比24.1%増の66億1570万ユーロ(約9500億円)となった。
米国タイヤ製造者協会(USTMA)は2023年のタイヤ出荷を対前年同期比0.7%(220万本)増の3億3420万本になると予測した。 これはコロナ禍となる2019年実績(3億3270万本)比でも0.5%(150万本)増となる。 一方、中国海関総署によると、2022年の中国の新品タイヤ輸出金額は前年比16.5%増の1257億3435万元(約2兆4800億円)となった。 輸出先を見ると、2番目…
3月7~9日の3日間、東京ビッグサイトで「第20回国際オートアフターマーケットEXPO」が開催。タイヤ整備関連の企業が多数出展した。 このうち㈱イヤサカは、タイヤ関連の製品として米ハンター社のホイールアライメントシステム「PA260」、ホイールバランサー「スマートウエイトプロ」を出展。 また京都機械工具㈱(KTC)は昨年11月に発売したタイヤリフター「AWL101」や大型車両向…
池江選手は3月に大学を卒業し、4月以降は横浜ゴムに所属しながら様々な大会に出場する予定。 6日、都内で行われた会見で山石昌孝社長は「新たな夢に向かって挑戦し続ける池江選手の姿に共感してサポートを決定した。夢の実現に向けた挑戦を支え、グローバルな舞台での活躍を期待している」と語った。 また池江選手は「トップを目指す企業の一員となり、一緒になって上を目指していきたい」とコメントしている。 池江…
8日、神戸の本社で開かれた記者会見で山本悟社長は「『トワノワ』は、地球環境とモビリティ社会を永遠(TOWA)に支える2つの輪(WA)を生み出し、持続可能な未来の実現に貢献したいという意味を込めた」と話した。その上で、「資源を循環させて有効活用するとともに、当社独自のセンシング技術によるビッグデータの活用でお客様へ新たな価値を提供する。これによって持続可能で安全・安心・快適な社会の実現に貢献してい…
韓国のハンコックタイヤの2022年決算は、売上高が過去最高を記録し、前年比17.5%増の8兆3942億ウォン(約8778億円)だった。消費者心理の冷え込みや地政学的課題により販売数量は減少したものの、価格面や製品ミックス、為替がプラスに働いた。なお、乗用車用タイヤの販売数量に占める18インチ以上の大口径タイヤの割合は3.1ポイント増の40.8%だった。営業利益は9.9%増の7058億ウォン。原材…
住友ゴム工業は2月14日に開催した決算説明会の中でカーボンニュートラルに向けた取り組みの一環として、工場のボイラーで使用する燃料を従来の天然ガスから水素に切り替えたタイヤの生産を始めたと明らかにした。さらに太陽光発電の自然エネルギーの利用も開始しており、製造時(スコープ1.2)のカーボンニュートラルを達成したという。 1月から福島県の白河工場で生産を始めたカーボンニュートラル製品は、ファルケン…
クムホタイヤジャパンは4月1日からタイヤの卸価格を最大8%値上げすると2月16日に発表した。対象は全カテゴリーで、同社では「原材料価格や生産・輸送コストが高い水準で推移しており、これらを企業努力のみで吸収することが困難であると判断した」としている。 また、ハンコックタイヤジャパンは、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を改定すると2月20日に発表した。対象はハンコックおよびラウフェンブランドの全…