タイヤメーカー4社 23年12月期第3四半期業績を発表
住友・横浜・TOYOは通期予想を修正 タイヤメーカー4社はこのほど、23年12月期第3四半期業績を明らかにした。 ブリヂストンが10日公表した23年12月期第3四半期累計の連結決算業績は、売上収益が前年比7%増の3兆1981億円、調整後営業利益は同6%増の3623億円となった。 調整後営業利益は、原材料価格・インフレ(エネルギー費、労務費等)等によるコスト面のマイナス影響を売値…
住友ゴムが技術説明会開催 住友ゴム工業は16日、千代田区の鉄鋼ビルディング・カンファレンスルームで「アクティブトレッド技術説明会」を開催した。材料開発本部・上坂憲市材料企画部長が10月のJAPAN MOBILITY SHOW 2023で初公開されたアクティブトレッドの開発背景、着想、性能について詳しく説明した。 水に応答して滑りにくくなる(ゴムが水で軟らかくなる)技術がTYPE WET。DRY…
ミシュランガイド最高責任者が来日会見で明らかに ミシュランガイドのインターナショナル・ディレクター(世界最高責任者)であるグウェンダル・プレネック氏=写真上=が来日。日本ミシュランタイヤは15日、ミシュランガイドホテルセレクションの新たな評価基準と、新評価「MICHELIN Key」(ミシュラン キー)に関する記者会見を行った。 ミシュランガイドは独自の調査力を活かし、4年前から世界中で累計5…
17日、仙台市若林区のNTT五橋第1ビルで拠点開設に先立ち住友ゴム工業立地表明式が行われた。出席者は郡和子仙台市長、住友ゴム村岡清繁取締役常務執行役員、一般財団法人光科学イノベーションセンター小林正明副理事長、NTT都市開発大久保洋子東北支店長。 仙台市は24年度から本格稼働開始予定の次世代放射光施設NanoTerasuの利用活用促進、それを核としたリサーチコンプレックス(一定エリアに集積して…
新たな価値を創造するプレミアム事業に焦点当て ブリヂストンの石橋秀一グローバルCEOは11月10日、2023年12月期第3四半期決算発表と合わせて中期事業計画の進捗と今後の方針について報告した。 石橋グローバルCEOは、「中期事業計画(2021−2023)」(以下、21MBPと略)を〝危機〟と総括したうえで、次期「中期事業計画(2024−2026)」(以下、24MBPと略)の「ビ…
GfK Japanによる9月の自動車用タイヤ販売本数(速報)は、前年比15%減と不調のまま推移した。店頭では同13%減、インターネットでは同16%減であった。 冬タイヤの本数前年比が41%減と大幅に減少しており、本数ベースの構成比は前年の23%に対し16%にとどまった。冬タイヤを地区別にみると、北海道では数量構成比53%(前年同月は61%)、東北では同37%(前年同月は50%)となった。 タ…
日本アルミニウム協会のまとめによる9月のアルミホイール生産・販売実績は、8月に引き続き好調な推移を示した。 乗用車用ホイールとその他用ホイールを合計した総生産量は、国内生産が前年同月比10.0%増の104万1778個、輸入(国内アルミホイールメーカーによる、海外現地子会社・協力工場からの輸入)は前年比14.6%増の78万2166個となり、合計で182万3944個、前年比11.9%増と前年実績を…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が発表した9月のタイヤ生産は前年同月比0.9%減の8万4561トンとなり、4カ月連続で前年実績を下回った。 国内出荷は4.3%減の4万6201トン、輸出出荷は4.2%減の3万8184トンだった。 また、1~9月(第3四半期)累計のタイヤ生産は前年同期比2.9%減の72万5254トンとなった。国内出荷は0.8%減の35万9671トン、輸出出荷は8.5%減の36…
タイヤワールド館ベスト(宮城県仙台市、安井仁志社長)は、第3の物流拠点として、千葉県柏市内に柏物流センターを開設した。10月23日から稼働を開始。 同社は東北(仙台市)、関西(兵庫県姫路市)エリアに物流センターを稼働しており、今回開設の拠点はそれらに続くもの。柏物流センターの所在地は柏市鷲野谷1028-2(福山通運㈱柏支店内)。 関東・東海エリアをカバーすることで、物流の2024年問題による…
日本ゼオンは10月27日、23年度第2四半期(23年4月1日〜9月30日)の連結業績を発表した。 上期は原料価格は国産ナフサ、アジアブタジエンともに下落し、為替は円安で推移。このような状況で、上期累計の売上高は1854億円(対前年同期増減率6%減)と減収。利益面も営業利益94億円(同53%減)、経常利益130億円(同46%減)、当期純利益103億円(同40%減)の大幅な減益となった。 セグメ…
横浜ゴムは、先端計測と計算科学を組み合わせた化学反応可視化技術を開発し、タイヤ内のゴムとスチールコードの接着老化反応のメカニズムを解明した。接着老化を抑制する研究に応用することで、耐久性を大幅に高めたタイヤなどの開発が期待できる。 この研究は名古屋大学唯研究室、国立研究開発法人理化学研究所、北陸先端科学技術大学院大学ダム研究室、高輝度光科学研究センターとの共同研究により実施。同社のAI利活用構…
ブリヂストンは、タイにおけるタイヤ生産拠点の再編を進めていたが、このほどTHAI BRIDGESTONE CO.,LTD.(以下:TBSC)のランシット工場でのタイヤ生産を終了したことを明らかにした。 ランシット工場は1967年に設立。乗用車用ラジアルタイヤ日産約2280本、トラック・バス用ラジアルタイヤ日産約2100本の生産能力を有していた。 今回の再編で、乗用車用ラジアルタイヤはTBSC…
11月5日まで開催された日本自動車工業会(自工会)主催「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(以下、JMS)」が閉幕し、開催期間累計の来場者は111万2000人にのぼった。 主催者プログラムのTokyo Future Tourには約50万人が来場。スタートアップ企業116社が参加したStartup Future Factory/Pitch Contest&Awardのグラン…
NEXCOと共同開発の計画も 公益財団法人高速道路調査会(EHRF 理事長・長尾哲)主催「ハイウェイテクノフェア2023」が11月9~10日の2日間、東京有明の東京ビッグサイト西3・4ホールと屋上展示場で開催された=写真上=。 高速道路の建設・管理に関する技術の普及や活用を推進するとともに、高速道路事業について社会の理解を得ることを目的として、平成16年から毎年開催されている。19回目となる今…
令和5年秋の褒章で、TOYO TIREの代表取締役社長&CEO清水隆史(しみず たかし)氏=写真=が藍綬褒章を受章した。 清水社長は、自動車タイヤや自動車部品の生産・販売を通じモビリティ社会に寄与する事業経営を推進。日本自動車タイヤ協会、日本ゴム工業会など業界団体の会長職としてゴム産業全体の発展へ貢献してきたことが認められ、今回の受章となった。 清水社長は次のようにコメントを発表している。 …