意匠と性能を両立 ブリヂストンのタイヤパターン開発の真髄
国内市場だけでも年間約10種類前後の新しいパターン(溝)のタイヤを発売しているブリヂストン。グローバルでの商品数はその数倍に及ぶ。いずれも従来商品を上回る低燃費性能や高いグリップ性能など様々な特徴を有しているが、そのパターン形状で同じものは一つとしてない。そしてこの溝が、ユーザーがタイヤを選ぶ際に、外観面で最も分かりやすい“顔”となる。パターンデザイナーたちは、日々どのような創意工夫を行っている…
国内市場だけでも年間約10種類前後の新しいパターン(溝)のタイヤを発売しているブリヂストン。グローバルでの商品数はその数倍に及ぶ。いずれも従来商品を上回る低燃費性能や高いグリップ性能など様々な特徴を有しているが、そのパターン形状で同じものは一つとしてない。そしてこの溝が、ユーザーがタイヤを選ぶ際に、外観面で最も分かりやすい“顔”となる。パターンデザイナーたちは、日々どのような創意工夫を行っている…
東洋ゴム工業はこのほど、タイヤのノイズの原因となる空洞共鳴音を可視化するシミュレーション技術を完成させ、騒音を最大で4分の1に低減するデバイスを開発した。 タイヤに起因する音は、パターンノイズとロードノイズの2つがあるが、今回の技術はロードノイズを低減するもの。クルマで走行していると、荒れた路面での“ゴー”という音や、道路の継ぎ目を通過した際に“パカーン”という音が聞こえるが、これが車内騒音の…
近年、国内の市販用タイヤ市場に乗用車用オールシーズンタイヤを投入する動きが活発だ。2016年からオールシーズンタイヤの販売を加速させている日本グッドイヤーや、国内でファルケンブランドの訴求を強める住友ゴム工業に加え、日本ミシュランタイヤやマキシスインターナショナルジャパンなども参入。オールシーズンタイヤのラインアップを拡充したオートバックスセブンの新しい取り組みとメーカー各社が上市する商品の特徴…
今年1月に日本ミシュランタイヤの人事担当執行役員に就任した石澤千夏氏。グループが目標に掲げている“変革”に対して、いかに社員の成長を進めていくのか。 もっと危機感を持ち、目を覚ましてほしい――社員の変化を成長へ ――人事面での課題は。 「ミシュラングループでは毎年5カ年計画で様々な戦略を立てているが、環境の変化に対して追いつけていないという認識がある。世の中がすごいスピードで変わっているのに…
開発が加速する自動運転やコネクテッドカー、カーシェアリングサービスなど、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化する中、将来のタイヤにはどのような機能が求められていくのか。これまで多くのイノベーションを生み出してきたブリヂストンが目指す姿や将来の可能性を、技術スポークスパーソンの原秀男フェローに聞いた。 ――自動運転車などの普及を見据えてタイヤ未来像は。 「コネクテッドカーやシェアリングカーなど…
横浜ゴムが昨年3月に買収した愛知タイヤ工業(愛知県小牧市)は、倉庫などで使用される産業車両向けタイヤの老舗。このカテゴリーで国内トップクラスのメーカーが横浜ゴムの傘下に入った理由はどこにあるのか、また横浜ゴムにとってどういったメリットがあるのか――。「成長の可能性はまだまだある」と意欲を示す黒川泰弘会長(横浜ゴム執行役員)に今後の展望を聞いた。 将来は生産拡大も視野に ――横浜ゴムが愛知タイヤ…
仏ミシュランは1月からモーターサイクル用スポーツツーリングタイヤの新商品「MICHELIN Road 5」(ミシュラン・ロード・ファイブ)を各国で順次発売する。グローバルで1回目となるプレスイベントのため来日したアジア地区コマーシャルディレクターのアダム・ストーレイ氏に事業の展望と日本市場の位置付けを聞いた。 高性能スポーツの成長に期待 ――グローバルでのMC事業の状況は。 「アジアや南米な…
日本自動車タイヤ協会は「4月8日タイヤの日」に合わせて8日、北海道や東北など全国6カ所でタイヤ点検活動を実施した。 JATMAが報道関係者を招いた関東支部の実施会場、東北自動車道路・羽生パーキングエリアには、野地彦旬会長(横浜ゴム社長)をはじめ、販売会社のスタッフなどが参集。点検活動は天候不順のため中止となったが、駐車場を利用する一般ドライバーにリーフレットやウェットティッシュなどをセットにし…
横浜ゴムは4日~11日の8日間、国内のタイヤ販売会社を通じて全国で「ヨコハマタイヤ春の安全啓発キャンペーン」を実施した。 同キャンペーンは4月8日の「タイヤの日」に合わせて実施しているもので、車の利用や遠出のドライブが増える行楽シーズンにタイヤの定期点検やエコドライブに対する意識の向上を図ることが目的。 今回の活動場所は、全国のタイヤガーデン143店舗および高速道路のサービスエリアなど。サー…
住友ゴム工業は4月4日、全国47都道府県のショッピングセンターの駐車場や道の駅など合計53カ所で一斉に「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を実施した。 この活動はタイヤに起因する事故の未然防止を目的にしたもので、2008年10月に取り組みを開始。それ以降、「タイヤの日」前後の4月および同社の創業月である10月の年2回実施しており、今年で8年目を迎えた。なお、これまでの車両点検台数は延べ5万700…
ブリヂストンは4月3日、栃木県那須塩原市のプルービンググラウンドで報道関係者向けに「タイヤが変わればクルマも変わる?―体験会」を実施した。これは「タイヤの日」のイベントの一環として実施されたもので、REGNOの開発を通じてタイヤの安全を訴求しようというもの。 実際に「REGNO GR-XI」および「REGNO GRVⅡ」装着車両を走行してタイヤの快適性(とくに静粛性)を体感するほか、低空気圧で…
使う人、環境のことを考える おかげさまで、当社は日本でただ一社の国産メーカーとして、皆さんに知られるようになりました。メーカー、つまりものづくりというのは、この日本という国こそが、世界をリードすることができるものと思っています。 ぼくのものづくりの基本的な考えは、「人がつくったものと同じものはつくらない」ということ。それから「つくったものに関しては知的所有権を取っておく」ということ。これを言い…
「高収益・高成長の真のグローバルプレイヤー」を目指し積極的に事業を展開する住友ゴム工業。中期経営計画の最終年度を前に地歩を固めている。目標に向け、いかに取り組むのか。池田社長がその心境を語った。 目標数値の超過達成を ――先日、14年12月期第2四半期の連結決算を発表されました。まず、業績に対するご感想をお聞かせください。 「おかげさまで売り上げ、利益ともに過去最高を更新することができまし…
ミシュランは今年9月、日本へ進出してから満50周年となる。この節目を迎えるにあたり、日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長に、これまでの取り組みの成果、そして次の50年に向けた今後の方向性について展望を語ってもらった。 アジアはここ日本から ――日本法人の設立当時を振り返り、グループ全体の中で日本の位置付けや事業を取り巻く環境はどう変化しましたか。 「東京オリンピックが開催されたのは…
4月8日「タイヤの日」、この日は今年もJATMAをはじめ全国タイヤ商工協同組合連合会とその都府県の各単位組合、さらにタイヤメーカーおよびタイヤ販売会社、それに協力する形でSSなどを含む様々なタイヤ販売店でタイヤ安全啓発活動が一斉に実施された。 4月8日にイベントを開催したのはJATMAの北海道支部、東北支部、関東支部、中部支部、中国支部など。そのうち関東支部では、東北自動車道・羽生PA(下り線…