タイヤ各社が安全啓発活動 ユーザーの安心のために

 4月6日から8日にかけてブリヂストンと住友ゴム工業、東洋ゴム工業の3社が、「4月8日タイヤの日」に合わせて全国でタイヤ点検や安全啓発活動を行った。近年はセルフSSの増加などを背景に、一般ユーザーがタイヤに関心を向ける機会が減少しているとの指摘がある。また空気圧不足のまま走行している車両の割合も改善しない中、「タイヤメーカーの使命」(東洋ゴムの清水隆史社長)として、ドライバーにタイヤの適正使用や管理の重要性を呼びかけた。

ドライバーにチラシを手渡すブリヂストンの清水専務(左)

 ブリヂストングループは6日、全社を挙げて安全啓発活動を実施し、一般ドライバーのタイヤに対する関心を喚起する目的で、空気圧や残溝チェックなどを行った。

 当日は全国でブリヂストンタイヤジャパンの社員約2000人をはじめ、ブリヂストンの技術センターや工場のスタッフら約200人が参加。その中のひとつ、千葉県の東日本宇佐美野田中央店で啓発活動の様子を報道陣に公開した。
現地を訪れたブリヂストンの清水実専務執行役員は、ドライバーに日本自動車タイヤ協会(JATMA)が発行するパンフレットなどを配布し、タイヤの安全な使用について説明した。

 清水専務は、「JATMAの点検結果によると、約2割の車両でタイヤ整備不良があり、全体の約15%は空気圧不足だ。今はSSが徐々に減っており、お客様ご自身で空気圧をチェックする機会が少なくなっている」と現状を話した。

 その上で、「当社はタイヤを買い替える時に『ちゃんと買い』という活動を行っている。それに合わせて安全に走って頂くためには点検が欠かせないということも伝えているが、こうした啓蒙はかなり浸透してきている」と手応えを語った。

タイヤ点検を行う住友ゴムの増田執行役員

 住友ゴムは7日、「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を全国47都道府県の47会場で開催した。2008年に開始したこの活動は全国の道の駅や商業施設で実施し、今回で19回目。これまで11年にわたる活動で点検台数は累計8万8000台を超えている。

 その一つ、埼玉地区では「道の駅 アグリパークゆめすぎと」を会場に点検活動を実施。同社タイヤ国内リプレイス営業本部とダンロップタイヤ関東㈱(さいたま市)のスタッフ総勢23名が参加した。

 会場で増田栄一執行役員は、「今年はJ..B.ダンロップが空気入りタイヤを実用化してから130年目の節目。このことからタイヤ点検の重要性をしっかりとお伝えしていくのはダンロップの責務。ドライバーの皆様に安全に走って頂くことが我々の社会貢献でもある」と挨拶。

 さらに「今年は年に2回の全国タイヤ安全点検のほかにも、さまざまな業種・業態の方々と一緒になって点検活動に取り組んでいく」とし、今後幅広く啓発活動を展開していく考えを示した。

タイヤ点検を行う東洋ゴムの清水社長

 東洋ゴムは8日に全国3カ所でタイヤ点検イベントを実施した。会場となった東名高速道・海老名サービスエリアの活動に参加した清水隆史社長は、「技術も販売、製造もそれぞれの仕事をして終わりではなく、全てはお客様に繋がっているということを意識していきたい。こうした活動はタイヤの製造・販売に携わる当社の使命である」と活動の意義を話した。

 その上で「タイヤに興味、関心を持って頂けるような活動をしていくことが重要になる」と述べた。

 なお、同社では15日にも九州地区など3カ所で同様の活動を行う予定。

 また、横浜ゴムは3日から9日まで、ウェブサイトを通じたタイヤ安全啓発活動を展開した。


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