メーカー担当者が語る 24年春の販売戦略  (6)横浜ゴム

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カテゴリー: ニュース

ADVAN dB V553 性能が持続し車種を問わずに装着可能

吉岡里帆さんがタイヤを紹介するツール①
吉岡里帆さんがタイヤを紹介するツール

 横浜ゴムグループは新中期経営計画「YX2026」を発表した。各事業で一層の成長戦略に取り組み、「YX2026」中にHockey Stick Growth(うなぎのぼりの成長)をめざす。タイヤ事業の消費財分野では、ADVAN(アドバン)、GEOLANDAR(ジオランダー)、WINTERという高付加価値商品を市場に積極的に投入。その比率の最大化を積極的に進め、収益率の向上に力強く取り組む方針だ。この春も国内市販用タイヤ市場に新商品を投入し、マーケットの活性化を図る。タイヤ国内リプレイス営業企画部マーケティンググループ グループリーダーの齋藤太一氏に聞いた。

 

 市場分析と動向

 23年は値上げがあり、仮需はあったが年間にならすと厳しい一年だった。夏は善戦したと考えているが暖冬の影響で冬商戦は苦戦した。タイヤ以外の生活必需品も値上げが続き消費マインドが冷え込んでしまった。

 低価格商品は好調だったが高額商品は厳しかった。販売店の皆様にも「BluEarthシリーズを起点に、ADVANをおすすめしていきましょう」と提案している。

 24年の消費動向も前シーズンと変わらず冷え込みが続くだろうと予測している。

 

 注力商品

 新商品「ADVAN dB V553(アドバン・デシベル・ブイ・ゴーゴーサン)」を上市した。24年春商戦で拡大販売に注力していく。性能が維持、持続する。「デシベル」という名の通り静粛性も優れている。車種を問わずに装着可能。これも大きなポイントだ。

 軽自動車からミニバン、SUV、セダン、幅広いサイズラインアップ(全46サイズ)を持っているので売りやすい商品だと自負している。しっかりと訴求していきたい。

 早速、2月からモニターキャンペーンを実施した。予想以上に応募件数が集まり、「デシベル」というブランドの認知度の高さを改めて感じた。いいスタートダッシュができたと思う。時期は未定だが、順次サイズを拡大していく予定。

 「BluEarth-GT AE51」は発売から5年が経過。カタログ、販促ツールなどのビジュアルや見せ方を変えようと考えている。「タイヤは、雨で選ぼ。」のキャッチコピーはそのまま。安心・安全は引き続きうたっていく。

 「BluEarth-Camper」は23年3月に弊社初のキャンピングカー専用タイヤとして発売した。さらなる認知度アップを目指してキャンプイベントなどに出展して訴求を続けている。地道に頑張っていきたい。

 

 販促活動

吉岡里帆さんがタイヤを紹介するツール②
吉岡里帆さんがタイヤを紹介するツール

 販売店の皆様、エンドユーザーと二つの軸を設けて活動している。販売店の皆様には「dB V553」に試乗していただき、良さを知ってもらって、その良さをお客様に伝えていただく活動が主体となる。

 エンドユーザーには走行会「アドバン サーキットエクスペリエンス」を実施する。3月に富士スピードウェイで開催し、好評を得た。約200台強のかたがたに走行していただいた。5月にも岡山国際サーキットで開催予定。これからもお客様との接触の機会を増やしていきたい。

 5月6日まで「プレミアムタイヤキャッシュバックキャンペーン」を実施している。「ADVAN」「GEOLANDAR」の対象商品を「タイヤガーデン」「グランドスラム」のキャンペーン実施店舗で4本1セット購入し、専用応募用紙でご応募いただくと、もれなく最大1万円をキャッシュバックする(詳細は専用サイト)。

 4月30日まで「ADVAN APEX V601体験キャンペーン」も展開している。WEBサイト特設ページから応募すると「ADVAN APEX V601」やトラベルギフト券、スーツケース、ADVANグッズを抽選でプレゼントする。

 

 タイヤを立体化したPOPを販売店さんに配布した。吉岡里帆さんがタイヤを紹介するツール=写真=も掲示していただいている。HPやYouTubeにアップした動画では雨に強いタイヤの秘密を分かりやすく伝えてもらっている。キャラクター2年目の吉岡さんの評判は高い。

 

 メッセージ

 さまざまなニーズにお応えできる商品を取りそろえられたと自負しています。ぜひ、本年もヨコハマタイヤの拡販をよろしくお願いいたします。協力して頑張っていきましょう。


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