合成ゴム出荷は堅調推移も減収減益 日本ゼオン23年度連結業績。次期は回復へ
日本ゼオンは25日、2023年度連結決算を発表した。連結売上高は3823億円、前期に比べ1.6%の減収となった。連結営業利益は205億円で、同24.6%減の減益。経常利益は269億円、同14.3%減。当期純利益は約3倍の311億円となった。 エラストマー素材事業部門の合成ゴム関連では、主要市場である自動車産業向けを中心に需要は回復傾向にあり、売上高、営業利益ともに前年を上回った。同部門の売上高…
日本ゼオンは25日、2023年度連結決算を発表した。連結売上高は3823億円、前期に比べ1.6%の減収となった。連結営業利益は205億円で、同24.6%減の減益。経常利益は269億円、同14.3%減。当期純利益は約3倍の311億円となった。 エラストマー素材事業部門の合成ゴム関連では、主要市場である自動車産業向けを中心に需要は回復傾向にあり、売上高、営業利益ともに前年を上回った。同部門の売上高…
横浜ゴムは15日、メキシコの乗用車用タイヤ新工場の起工式を開催した=写真=。新工場は今後予測されるタイヤ需要の増大に迅速に対応するため、北米市場での地産地消の能力増強を目的として建設する。 所在地はメキシコ合衆国コアウイラ州サルティヨ アリアンサ工業団地。敷地面積は約61万平方メートル。タイヤ生産能力は年産500万本で、2024年第2四半期に着工し、2027年第1四半期からの生産開始を予定。将…
ランクセスは19日、都内で23年の事業報告と24年の事業活動に関する記者説明会を開催した。 独ランクセス社の23年業績は、グローバルの連結売上高が前年比17%減の67億1400万ユーロ(約1兆円)、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)は同44.9%減の5億1200万ユーロ(約840億4300万円)で着地した。一方、純利益は4億4300万ユーロ(727億1764万円)で、前年の2億50…
TOYO TIREの新商品2種の技術説明会では、事業統括部門商品企画本部生産財商品企画部長の杉本裕昭氏、技術統括部門技術開発本部TBタイヤ開発部の藤岡剛史氏が開発の背景とコンセプト、商品の特長を語った。 小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」は、小口配送が主体の小型トラックに最も重要と考えられる耐摩耗性能の向上とウエット性能の向上を図った。 一般的に、タイヤの接地面積は荷物の重さ…
TOYO TIREは24日、都内で「トラック・バス用タイヤ新商品技術レクチャ」を開催。小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135(デルベックス エムイチサンゴ)」と小型EVトラック専用リブタイヤ「NANOENERGY M151 EV(ナノエナジー エムイチゴイチ イーブイ)」を国内市場で発売すると発表した。「DELVEX M135」は従来品「DELVEX M134」をバージョンアップさせた…
全国タイヤ商工協同組合連合会はこのほど、3月の情報連絡調査結果をまとめた。 前年同月比の「売上」が〈増加〉と回答した事業所は0%、〈減少〉93.3%、前者から後者を差し引いた〈指数〉はマイナス93.3ポイントとなり、2月(プラスマイナス0)と比べ大幅に悪化した。 情報連絡員からの報告によると、3月は降雪予報があり、また、気温の低い日が続いたため、スタッドレスから夏タイヤへの履き替えが進まずに…
TOYO TIREは18日、大型SUV用タイヤの「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」シリーズ2商品に新サイズをラインアップし、国内で発売した。 「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」=写真上=には265/60R20 112Hを追加した。この追加サイズは、トヨタカスタマイジング&ディベロップメントから発売の新型ランドクルーザー“250”のモデリスタカスタマイズアイテムに採用された…
日本自動車工業会は17日、乗用車・軽自動車・二輪車それぞれの市場動向について調査しその結果を明らかにした。 この市場調査は2年に1度のペースで定期的に実施。乗用車・軽自動車・二輪の保有世帯(単身世帯を含む一般世帯)を対象とし、訪問面接、留置、Web回答を併用した。 今回の調査実施期間は、乗用車が23年8月から10月、軽自動車が6月から7月。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行…
オンロード性能を両立しながらオフロード感を高める 横浜ゴムは17日、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」の新商品「GEOLANDAR A/T4(エイティフォー)」の発表試乗会を行った。アグレッシブなデザインでオフロード感を高めたスタンダードオールテレーンタイヤで、5月から全世界で順次発売する。日本での発売サイズ数は5月発売の19サイズを皮切りに7月ま…
財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの2月輸出統計がまとまった。 中古タイヤ輸出は数量ベースで112万2千本(対前年同期比19.6%増)、製品重量ベースで1万6542トン(同8.6%増)、金額ベースで16億843万7千円(同27.4%増)。いずれの項目も年初から2カ月連続で前年実績を上回った。平均単価(円/本)は1432円と前年同期に対し87円上昇し、前年比6.5%増。 …
ブリヂストンは6日、埼玉・越谷市内の大型商業施設で「4/8はタイヤの日 ファミリー交通安全パーク」を行った=写真上=。 同社では、「タイヤの日」を起点に大型連休前までの期間を「安全点検活動強化月間」と位置付け、#TIRE SAFETYを実施。タイヤの安全点検を行うことで、予期せぬタイヤトラブルの未然防止を図る。 ブリヂストンタイヤソリューションジャパンをはじめグループの協働で#TIRE SA…
ADVAN dB V553 性能が持続し車種を問わずに装着可能 横浜ゴムグループは新中期経営計画「YX2026」を発表した。各事業で一層の成長戦略に取り組み、「YX2026」中にHockey Stick Growth(うなぎのぼりの成長)をめざす。タイヤ事業の消費財分野では、ADVAN(アドバン)、GEOLANDAR(ジオランダー)、WINTERという高付加価値商品を市場に積極的に投入。その比率…