タイヤショップ金 「顧客のためにできることの全てを」

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カテゴリー: レポート

ミシュランの「3R」を積極提案

「リグルーブは使命感。やらなければいけない」

リグルーブ作業
工場内にあるリグルーブ専用のコーナー。常時4台のリグルーバーが稼働する

 タイヤショップ金の販売の多くを占めるのがミシュラン製品。会社設立当初からメインブランドとして扱っており、「最近では日本市場に合った、またユーザーに還元できる製品が発売されてきた」と満足気だ。

 同社はミシュランが推奨する「3R」によるメリットを積極的に提案することで、顧客からの信頼に結びつけている。

 「北海道の運送会社は走行距離が長いため、ミシュランのトータルコスト、キロあたりのコストという考え方、それが大きな武器になる」。ミシュラン製品は一般的にイニシャルコストは高くなるケースが多いため、「すぐに結果を出すのは難しい」。だが、時間の経過とともに、徐々にライフの良さが実証され、「どこかでタイヤ経費が大幅に下がる時が必ず来る。そしてリグルーブ、リトレッドに繋げていく」

 同社が実施するリグルーブ本数は直近では年間約2000本と、全国有数の規模を誇る。トラックセンター開設当初と現在とでは新品タイヤの販売本数が異なるものの、単純比較すればこの10年で20倍へ拡大した計算だ。

金社長と秋田マネージャー
金社長(左)と日本ミシュランタイヤの秋田マネージャー

 3Rを積極展開することで、その分、新品タイヤの販売は減少する。だが金社長は「リグルーブをしなければいけないという使命感」を持つ。「タイヤを100%使い切ること  これはやらないで済むという話にはならない。最後まで使い切って、本当に必要な時に必要なだけ買って頂く。そこがお客様との信頼関係となる」と力を込める。その上で、「他メーカーも海外では展開しているリグルーブを国内に導入してくれれば、運送会社には非常にプラスになるはずだ」と期待を寄せる。

 日本ミシュランタイヤの秋田修トラック/バスタイヤ事業部マーケティング部マネージャーは「我々はコストをかけてアンダートレッドを採用しているので、使い切って頂かないと、単なる高いタイヤとなってしまう。金社長はそこを十分に理解され、ユーザー様にしっかり説明して頂いている。それが我々にとっての信頼関係となっている」と話し、今後も各地のタイヤディーラーとの関係強化に努め、こうした事例を増やしていく姿勢を示した。


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