二酸化炭素を原料にブタジエンゴムの合成に成功
TOYO TIREと富山大が共同研究。サーキュラー・エコノミー構築に大きく前進 TOYO TIREはこのほど、二酸化炭素(CO2)から高収率でブタジエンへ変換する新触媒を活用し、CO2を出発点にタイヤの主原料となるブタジエンゴム(BR)の合成に成功したと発表した。これは富山大学との共同研究によるもの。9日都内で開いた説明会で、同社は2020年代末までに実用化を目指す方針を明らかにした。 &nbs…
TOYO TIREと富山大が共同研究。サーキュラー・エコノミー構築に大きく前進 TOYO TIREはこのほど、二酸化炭素(CO2)から高収率でブタジエンへ変換する新触媒を活用し、CO2を出発点にタイヤの主原料となるブタジエンゴム(BR)の合成に成功したと発表した。これは富山大学との共同研究によるもの。9日都内で開いた説明会で、同社は2020年代末までに実用化を目指す方針を明らかにした。 &nbs…
JATMA統計を基にグラフで可視化 JATMA(日本自動車タイヤ協会)が先にまとめた2022年(1月〜12月)自動車タイヤ・チューブの統計データ。13年から22年までの10年間の推移を一覧表で公表した。今回は新車用タイヤ販売本数と市販用タイヤ販売本数について乗用車用、トラック・バス用、小形トラック用の3品種それぞれの販売本数を基にイメージした折れ線グラフを掲載する。 22年1年間の自動車タイヤ…
仏ミシュランはこのほど、イタリアのクネオ工場で「インターナショナル・メディア・デー」を開催。「タイヤ市場の進化」と「工場の変革」という2つの戦略的変革を発表した。 前者は「消費者の新たなニーズと気候変動に対応するためのタイヤ市場の進化」、後者は「人間、技術、環境の新たな課題に対応するための生産拠点の変革」と説明。また、かねてより掲げている「2050年までに、100%サステナブル素材を使用したタ…
持続可能性への取り組みを一層推進 ランクセスは21日、都内で2023年度の活動に関する説明会を行った。ジャック・ペレズ代表取締役社長は2022年の事業が好調に推移したとして次のように挨拶した。 「2022年度は複数の困難に直面し、また非常に厳しい世界経済および事業環境の中で、適切に対応し成長・実現することができた。当社の事業が昨年、このような顕著な成長を遂げることができたのは、事業再編の戦略が…
2023年3月期連結決算は増収も利益面は大幅減 日本ゼオンは4月26日、次期社長に豊嶋哲也取締役常務執行役員が内定したと発表した。正式には6月29日開催予定の定時株主総会で選任され、その後の取締役会決議を経て就任する予定。なお田中公章社長は代表取締役会長に就任する。 日本ゼオンは同日、2023年3月期連結業績を発表した。〈別表〉の通り、連結売上高は過去最高を更新した。しかし営業利…
ブリヂストンは4月21日、タイヤ・原材料の国内6工場(防府・栃木・那須・久留米・甘木のタイヤ5工場、タイヤ補強用スチールコードの佐賀)で使用する全ての購入電力を新たに再生可能エネルギーに切り替えたと発表した。化工品の2工場(関・熊本)でも再生可能エネルギーへの切り替えを開始しており、今後計画的に展開・拡大を進めていく。 2021年には既にタイヤ4工場(彦根・鳥栖・下関・北九州)で100%再生可…
JATMAが22年処理状況を発表 JATMA(日本自動車タイヤ協会)はこのほど、国内における2022年(1月〜12月)の廃タイヤ(使用済みタイヤ)のリサイクル状況をまとめた。発生量は本数9,200万本、重量100万8千トンで、前年と比較し本数で100万本、重量で2万1千トン増加した。またリサイクル利用量は前年より8万トン増え合計で98万4千トンだった。 2022年の廃タイヤ発生量について、ルー…
6月15日から3日間、東京ビッグサイトで 第37回目となる「オートサービスショー2023」は会期6月15日から17日の3日間、東京ビッグサイトで開かれる。 このオートサービスショーは1948年の第1回以降隔年での開催が続いたが、2021年はコロナ禍の影響により中止。そのため今回は2019年以来4年ぶりの開催となる。それを前に、主催する日本自動車機械工具協会(JASEA)は21日、都内で事前の開…
ブリヂストンは4月20日、ブリヂストンの連結子会社、BRIDGESTONE AMERICAS,INC.(ブリヂストンアメリカスインク)による配当の実施が決定したことを明らかにした。 これにより、ブリヂストンは2023年12月期の個別決算で受取配当金531億円を営業外収益として計上する予定。なお子会社からの配当のため連結業績に与える影響はない。
APARAが2022年4月〜2023年3月累計売上高をまとめる 自動車用品小売業協会(APARA)はこのほど、2022年4月〜2023年3月1年間の2022年度売上高累計を明らかにした。 それによると、2023年3月までの1年間累計売上高は4008億3345万7千円で前年同月比1.1%増の微増となった。なお累計での店舗数は1万7563店、累計での企業数は48社。 取り扱い品種別では、タイヤは…
住友ゴム工業の山本悟社長が披露式典で挨拶。取り組みへの決意を語る 住友ゴムの白河工場「水素ボイラーを活用したタイヤ製造のお披露目会」で、山本社長=写真=はカーボンニュートラル取り組みへの決意と今後の展望について、次のように語った。 「当社は事業を通じて環境問題や社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現に取り組んでいる。 2021年に開始した白河工場での実証実験では水素エネルギー使用時に発…
スマホ検索可能。利便性を向上 日本ミシュランタイヤは17日、今年度のミシュランガイドの活動概要と新サービスに関する記者会見を行った。 今回発表したのは「ミシュランガイド公式アプリ」。これはモビリティや旅行・観光業界への貢献とさらなる活性化を図り、ユーザーの利便性を支援するために開発されたデジタルツール。ミシュランガイドのデジタル化により、新しいレストランをタイムリーに公開することもできる。 …
2022年度(1月〜12月)タイヤ生産量は前年割り込む JATMA(日本自動車タイヤ協会)は14日、2022年度(1月〜12月)自動車タイヤ・チューブの統計データをまとめ、2013年から2022年までの10年間の実績を一覧表として公表した。本紙ではコロナ感染症が世界的に拡大する前の2018年から2022年までの5年間にフォーカスした。 2022年1年間の自動車タイヤ・チューブ生産実績は、合計で…
カーボンニュートラル実現に大きく前進 住友ゴム工業は18日、福島県の白河工場で「水素ボイラーを活用したタイヤ製造」の現場を報道関係者に初公開した。また白河市内の会場でこの公開を記念する披露式典を開催した。同社では2023年から27年までの「新中期計画」を発表。その中でESG経営をより一層推進するとし、カーボンニュートラル(CN)に重点的に取り組む姿勢を明らかにした。今回の白河工場における水素ボイ…