TOYO TIREと同志社大が包括的な連携協定を締結  研究開発と人材育成に取り組む

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カテゴリー: ニュース
TOYO TIREと同志社大が包括的連携協定締結
TOYO TIREと同志社大が包括的連携協定締結

 TOYO TIREと同志社大学は8日、包括的な連携協定を結んだと発表した。京都市内で清水隆史社長&CEO、植木朝子学長をはじめ両者関係者が会見に出席=写真上=。清水社長&CEOは「両者が協働し、双方が持つ固有の付加価値の高いリソースを相互に提供・融通し合うことにより、人材育成・有益な技術の具現化を推進する」と語った=写真下=。

 

左から、植木朝子学長、清水隆史社長&CEO
左から、植木朝子学長、清水隆史社長&CEO

 この日明らかにされた産学による包括的連携協定は、「同志社大学—TOYO TIRE連携プロジェクト」(以下、連携プロジェクト)と総称。資金は1億円で、同社が拠出する。協定期間は2024年4月から5年間。

 連携プロジェクトは、主軸となる取り組みとして次の4点を予定する。(1)新たな共同研究の創出と実施、(2)技術相談対応を含めた同志社大学からTOYO TIREへの学術指導、(3)同志社大学における各種制度を活用した同志社大学在学生、TOYO TIRE社員に対する教育、(4)キャリア形成支援――。

 TOYO TIREは計測や可視化技術、エアレスタイヤをはじめとする次世代タイヤ技術など、タイヤ技術開発に注力。近年はとくに、サステナブル素材研究に代表される先端材料開発技術やタイヤ・センシングソリューションといったデータサイエンスなど、将来のモビリティ社会を見据えた技術・研究開発について積極的な取り組みを進める。

 一方で同志社大学は科学、機械、材料、電気電子、データサイエンスなどの多岐にわたる専門領域で最先端の研究リソースを保有する。

 連携プロジェクトにより、両者が異なる個々の研究テーマに対して共同研究を進め、産学の相互発展につながる強固な関係を築くことで、タイヤに応用できる技術の社会実装を加速したい考えだ。

 連携プロジェクトでは共同研究のほかにも、同志社大学が保有するアカデミアリソースに対しTOYO TIREからもアクセスできる環境を整える。学術相談に対し大学から専門性の高い知見が提供されることにより、TOYO TIREは課題解決を図り、研究期間短縮と最終的な技術の具現化を進めるという。

 技術開発にとどまらず、大学院との共通教育プログラムや、TOYO TIREの若手社員から管理職層までのリカレント教育の場として、人材育成に積極活用する。学生と企業人がともに学び刺激し合うことでキャリアプランの策定にも活用し、産学連携で企業エンジニアの育成に取り組む。毎年、成果報告を実施し、両者協議の上、次年度への方針を定めるという。

 なお、TOYO TIREはセルビア国立ノヴィ・サド大学や富山大学などとの共同研究の実績はあるが、包括連携は初。同志社大学とは過去に共同研究の実施もあったが、今回の提携を機に人材確保も視野に含め、連携プロジェクトを進めるものとみられる。


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