中古タイヤ輸出は1月単月幸先良し 途上国向けが好調
財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの1月輸出統計がまとまった。 中古タイヤ輸出は数量で102万77本(対前年同期比15.3%増)、製品重量で1万3136トン(同横ばい)、金額で13億9942万7千円(13.6%増)。製品重量は横ばいだったが、数量と金額で前年実績を10%超上回った。平均単価(円/本)は1372円と、20円下落した。 数量で15.3%増だったのに対し重量で…
財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの1月輸出統計がまとまった。 中古タイヤ輸出は数量で102万77本(対前年同期比15.3%増)、製品重量で1万3136トン(同横ばい)、金額で13億9942万7千円(13.6%増)。製品重量は横ばいだったが、数量と金額で前年実績を10%超上回った。平均単価(円/本)は1372円と、20円下落した。 数量で15.3%増だったのに対し重量で…
南東北タイヤ商工協同組合は9日、仙台市・秋保温泉のホテルで令和7年度第58期通常総会を開催した=写真上=。令和6年度事業報告書、令和7年度事業計画案をはじめとした議案を可決した。世界経済の不透明感が増すなかで、島貫昭理事長は「昨年は広域組合結成で規模の拡大を果たした。ことしは組織の中身を充実させる1年にしたい」と抱負を述べた。 昨年、宮城・山形・福島の3県にまたがる広域組合として…
全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)は、独自の認定制度として「タイヤテクニカルエキスパート(=TTE)」を推進する。その第5回目となる2025年度TTE検定試験の実施に向け、7日から受検の受付を開始した。受付期間は7月31日まで。受検者数の定員は50名で先着順。受付期間終了前でも定員に達した時点で応募を締め切る。 試験方式はこれまでと同様にCBT(コンピュータベースドテスティング)方式を採…
REGNO GR-XⅢ「ミニバン・コンパクトSUV用に拡充」 ブリヂストンはプレミアムタイヤ事業を強化し「攻め」の戦略を打ち出している。本年2月には「REGNO GR-XⅢ(レグノジーアール クロススリー)」のラインアップを拡大し、ミニバン・コンパクトSUV専用の「REGNO GR-XⅢ TYPE RV」を発売した。ブリヂスンタイヤソリューションジャパン商品企画本部消費財商品企画…
東洋精器工業はタイヤチェンジャー「PIT(ピット)」シリーズに、センターロック式レバーレスチェンジャー「PIT A−500」をラインアップ。本格販売を開始した。同社はセンターロック式チェンジャーとして、ハイグレードクラスの「PIT A−5000」とスタンダードクラスの「PIT M−897」を上市し展開中。新商品はその中間、ミドルクラスの位置付けとなる。今回の新商品上市によりセンターロック式チェン…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、自動車タイヤ統計資料として、2005年から2024年まで20年間の生産・出荷・輸出入実績などをまとめた。 生産・出荷(国内・輸出)実績はトラック・バス用(TB)、小形トラック用(LT)、乗用車用(PC)の各四輪車に加え、建設車両用(OR)、産業車両用(ID)、その他(農業機械用、二輪自動車用、運搬車用の合計)の各品種別と合計のタイヤ本数とゴム量について、2…
独化学品メーカーのランクセスはこのほどゴム添加剤の新製品「Vulkanox HS Scopeblue(ブルカノックスHSスコープブルー)」=写真=を発表した。「ブルカノックスHS」の持続可能性に優れたラインアップとなり、タイヤを酸化劣化や熱劣化から効果的に保護する。 「ブルカノックスHSスコープブルー」は製造に際し再生可能エネルギーとバイオサーキュラーアセトンを使用し、カーボンフットプリントを…
住友ゴム工業は、トラックのタイヤ状態を一元管理できるアプリケーション「ESP3.0(イーエスピーサンテンゼロ)」を3月3日から提供開始した。 対象はDUNLOPの「タイヤ空気圧・温度管理サービス」の駐車場管理式、またはテレマティクス式のツールを利用するトラック運行会社などのユーザーとなる。 「ESP3.0」は、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)から得たリアルタイムの空気圧と温度データーに加…
横浜ゴムは、自系列タイヤショップ「タイヤガーデン」「グランドスラム」で「プレミアムタイヤキャッシュバックキャンペーン」を実施する。 グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」の対象商品をキャンペーン実施店舗で4本1セット購入し応募した全員に最大2万円をキャッシュバックする。 キャッシュバ…
日本ゴム産業労働組合連合は6日、「2025春季生活改善のとりくみ」の要求状況について暫定値をとりまとめた。 賃金要求は、「平均賃上げ方式(加重平均)」での報告37組合集計で1万4583円(4.69%)、業種別のタイヤは1万3837円(4.36%)。「個別賃金方式(35歳標準者、単純平均)」での報告33組合集計で1万2392円(4.28%)、業種別のタイヤ1万1125円(3.68%)。 一時金…
PRIMACY5「耐摩耗性能30%向上、長く安全に」 日本ミシュランタイヤは3月から新製品「PRIMACY5(プライマシーファイブ)」を発売した。最先端技術を詰め込んだ新しいプレミアムコンフォートタイヤを初の春商戦で消費者にどう訴求していくか。B2Cマーケティング部ブランド戦略マネージャーの神取孝司氏に話を聞いた。 ――前回の春商戦の振り返り、市場分析など。 昨年…
メルセデス・ベンツE200 ステーションワゴン アバンギャルド ロングWBのステーションワゴンゆえの特性が意外なところで 前回まで2回続けて国産BEVのインプレッションを掲載したが、ホンダeと日産LEAFとの間にドイツのブランド2車種に試乗していた。メルセデス・ベンツE200 ステーションワゴン AVANTGARDE(アバンギャルド)ISG搭載モデル(以下、MB・E200SW)とBMW M3 …
住友ゴム工業はグループの長期経営戦略を策定し、7日発表した。2035年を見据え、三つの成長ドライバーで事業を推進。「ゴムから生み出す“新たな体験価値”をすべての人に提供し続ける」という2035年の目指す姿を達成し、Our Philosophy(企業理念)の具現化を進めていく。 同社は長期経営戦略を「R.I.S.E.2035(ライズ ニーゼロサンゴ)」と名付けた。 策定の背景には…
高付加価値商品へのシフトを強める国内タイヤメーカー4社。このほど発表した24年通期連結業績のなかで、財務の指標で企業の「稼ぐ力」を表すROE(自己資本利益率)とROIC(投下資本利益率)について、当期実績と次期見込みを次のように明らかにしている。 【ブリヂストン】24年のROICは8.2%、ROEは再編再構築費用約1000億円の計上もあり8.1%と、いずれも前年を下回った。25年…
2月に出そろったタイヤ大手4社の24年度業績で鮮明となったのは、「高付加価値シフト」の深化だ。中国メーカーを中心に安価な汎用品が出回るなかで、価格競争に乗るのではなく高付加価値商品を主軸とし利益率を高める。この戦略ははまり、24年度業績では高付加価値商品でしっかりと利益をあげた。27年までに各社進行中の中計の最終年度を迎えるなかで、高付加価値商品を「稼ぎ頭」に育てあげる。 ブリヂス…