ブリヂストンと出光興産「次世代タイヤ」の実証実験

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カテゴリー: ニュース

 ブリヂストンと出光興産は2月8日、出光興産千葉事業所が構内移動車両として運用する超小型EV(電気自動車)に、空気の充填が要らない「エアフリーコンセプト」を用いた次世代タイヤを装着し、実用化に向けた実証実験を2月から開始すると発表した。

 ブリヂストンの「エアフリーコンセプト」は、地面に接地するゴムとホイールを繋ぎ、衝撃を吸収する機能を持つ特殊形状スポークを採用している。同部材により荷重を支えることで、パンクが発生しないことに加え、空気圧管理などのタイヤメンテナンスが不要になることを目指す。

 また、路面に接するゴムの部分はリトレッドできる。さらに、独自開発した再生可能なスポーク部分の樹脂をリサイクルすることで、資源の効率的な活用とサーキュラーエコノミーの実現に貢献する。

 今回の実証実験を通じてEV化を促進することで、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを加速する。将来的には、出光興産が開発に携わる超小型EVに「エアフリーコンセプト」を実装することを視野に検証を進める。

 両社は「多様な省資源・資源循環ソリューションを世の中に提供するという観点において共感し、今回の実証実験に至った」と説明している。


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