韓国メーカー、欧州で存在感 強豪サッカーチームと契約続々

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カテゴリー: ニュース

 韓国のタイヤメーカーが欧州のサッカーチームへのスポンサー活動を積極化している。グローバルで高い知名度がある強豪チームを通じ、露出を増やしてブランド力を高めていく狙いもある。

トッテナム・ホットスパーとのスポンサー契約延長
クムホは「トッテナム・ホットスパー」とのスポンサー契約を延長した

 クムホタイヤは9月2日、英プレミアリーグ「トッテナム・ホットスパー」とスポンサー契約を締結したと発表した。同社は2016年からオフィシャルパートナーとして活動しており、スタジアム内での広告などを展開している。今後はデジタルコンテンツを充実させる計画だ。

 また、独「バイエル04レバークーゼン」とのスポンサー契約延長も決定した。ユニフォームやホームスタジアムでのLED広告など様々な場所でクムホのロゴが露出できるようになる。

 ネクセンタイヤはこのほど、世界的に有名な強豪チーム伊「ACミラン」とパートナーシップ契約を締結した。ネクセンは今回の契約により、チームの本拠地であるサン・シーロ・スタジアムの掲示板などへ広告看板を掲示するとともに、オンラインでの認知度を高めていくという。

 さらに、同社は英国では「マンチェスター・シティFC」とのパートナーシップを継続するほか、独「アイントラハト・フランクフルト」ともパートナーシップを締結しており、欧州各地で顧客との接点を広げるためのマーケティング活動を強化する。

 ハンコックタイヤは欧州のプロサッカー上位チームによる「UEFAヨーロッパリーグ」の公式スポンサー契約を3年間延長した。

 欧州市場で韓国メーカーは、仏ミシュランや独コンチネンタル、伊ピレリといったプレミアムブランドと、新興国メーカーの中間にあるミッドセグメントに位置付けられることが多い。ただ、近年は現地自動車メーカーの高級モデルに新車採用されるケースも増えてきており、プレミアムブランドに向けた一層の価値向上につなげていく考えだ。


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