国内市販用タイヤ価格を引き上げへ 日本ミシュランが25年2月から
日本ミシュランタイヤは、国内市販用タイヤ価格の引き上げを明らかにした。対象商品はミシュラン、BFグッドリッチ各ブランドの乗用車用・ライトトラック用・トラック・バス用(夏・冬)、二輪車用の各タイヤ。チューブ・フラップ。 値上げ率は平均5%〜8%で、商品により改定率は異なる。25年2月1日から実施する。 今回の値上げは、世界的なインフレや調達コストの上昇、エネルギー価格、人件費、原材料価格の上昇…
日本ミシュランタイヤは、国内市販用タイヤ価格の引き上げを明らかにした。対象商品はミシュラン、BFグッドリッチ各ブランドの乗用車用・ライトトラック用・トラック・バス用(夏・冬)、二輪車用の各タイヤ。チューブ・フラップ。 値上げ率は平均5%〜8%で、商品により改定率は異なる。25年2月1日から実施する。 今回の値上げは、世界的なインフレや調達コストの上昇、エネルギー価格、人件費、原材料価格の上昇…
TOYO TIREはこのほど、セルビアにToyo Tire Sales and Marketing Europe d.o.o.Indija(以下、TSE)を設立した。25年1月から同社を通じて欧州市場での販売事業を開始する。 現在の欧州統括会社であるToyo Tire Holdings of Europe GmbH(ドイツ、TTHE)の販売統括機能は25年中にTSEへ移管し、事業体制を再編する…
ブリヂストンは、彦根工場(滋賀県)・鳥栖工場(佐賀県)・栃木工場(栃木県)の国内3工場に戦略投資を行い、生産能力を増強する。 3工場はプレミアムタイヤを主力とする、乗用車用高インチタイヤの生産拠点。投資額は約270億円で、25年初から順次着手し、28年中に完了を予定する。これにより20インチ以上のタイヤの生産能力を中心に日産約3千本増強する計画だ。 同社は「プレミアムフォーカス」を加速させて…
タイヤ公正取引協議会(タイヤ公取協)の主な活動に「相談対応」がある。企業が作成するタイヤに関する広告や販促物を掲示・配布する前に問題がないかどうかの相談をメーカーや小売店から受け、それに答える活動だ。24年度上期には1万4164件の相談があり、前年同期比で11.9%増加。同会は最終的に年間2万8000件に達すると予想している。 タイヤ公取協は「相談対応」活動に力を入れている。企業…
ブリヂストン、住友ゴム、横浜ゴムの3社が企業のLGBTQ+施策を表彰する「PRIDE指標2024」で最高評価のゴールドを受賞した。 「PRIDE指標」は、一般社団法人work with Prideが職場における性的マイノリティへの取り組みの評価指標として2016年に策定。企業の取り組みを「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で評価する。職場のダイバーシティが重視されるなかで3社が最高評価…
EUは、EUDR(欧州森林破壊防止規則)の適用を1年延期する。11月14日にEU議会で正式に決まった。これにより、大企業は25年12月30日から、中小企業は26年6月30日からとなる。この動きに対して、EUのタイヤ業界団体から懸念の声があがっている。 EUDRとは森林破壊や劣化を防ぐことを目的として、ゴムなどの7品目を原材料とする製品が森林破壊を引き起こしていないことについて調査するというもの…
前号で報じたとおり、日本ミシュランタイヤ(以下、NMT)は群馬県太田市への本社移転1周年を迎え、記者発表会を行った。この日の会見では、移転1年を機に実施した「新たな働き方に関する社内アンケート結果」を公表し、あわせて新社屋PARK棟のメディアツアーを行った。 コロナ禍を経てリモートワークと出社のハイブリッド勤務が働きかたのスタイルのひとつとして定着しているが、NMTではそれをさらに一歩進め「自…
11月中旬、師走の寒さが広い範囲で列島を覆った。本格的な冬の到来を前に、日本自動車タイヤ協会(JATMA)は24年度の冬タイヤ装着啓発活動をスタートした。ノーマルタイヤで凍結道路を走行すればスリップや立ち往生を招き、交通渋滞、事故を引き起こす原因になる。安全のためには冬用タイヤの装着が必須だ。2012年より啓発活動に取り組んでいるJATMAでは近年、動画配信を活用するなど新たな面からドライバーに…
住友ゴム工業は8日、米国タイヤ製造子会社の「Sumitomo Rubber USA(SRUSA)」における生産活動を終了し、解散することを発表した。これまで日米一体でSRUSAの生産体質、業務効率の向上に取り組んできたが、収益性の悪化により、生産性改善と収益化のための時間軸があわないと判断し解散を決定した。 同社は15年、米グッドイヤー社とのアライアンス解消にともないSRUSAを取得し100%…
ノキアンタイヤはこのほど、ルーマニア・オラデアにCO2排出量ゼロのタイヤ製造工場をオープンした。同社によれば、CO2排出量ゼロを達成したタイヤ工場は世界初となる。25年の早い時期に商業生産を開始する。 ユッカ・モイシオCEOは今回の工場について「すべての製造プロセスが非常に効率的になっている」と話す。CO2排出量ゼロを実現するために、太陽光発電や脱炭素電源を用いた電気ボイラーを活用する。最新の…
日本ミシュランタイヤは13日、本社移転1周年の記者発表会を行った。東京から群馬への本社移転後1年が経過し、移転にともなうさまざまな取り組みの効果など、1年の進化を発表=写真上=。あわせて本年10月に竣工した新社屋PARK棟を公開した。 23年8月1日に東京都新宿区から群馬県太田市に本社機能を移転した同社は「群馬から世界へ」を掲げ、「すべてを持続可能にする」という信念を打ち出している。 須藤元…
神奈川ハマタイヤは13日~15日、新横浜プリンスホテルスケートセンターで「アイスガード販売施策スタッドレスタイヤ体感試乗会」を開催した。取引先のタイヤショップ店員、自動車整備士、カーディーラーなどの対象参加者がスタッドレスタイヤの氷上性能を体感した。 神奈川ハマタイヤは横浜ゴムのタイヤ、ホイールなどの卸売りを手掛ける。冬道を安全に走行するためにスタッドレスタイヤがいかに大切かを、…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は24年第3四半期(1-9月)累計のタイヤ生産・出荷・在庫の実績をまとめた。 生産は本数ベースで対前年同期比6%減の合計9090万本。トラック・バス(TB)649万5千本、小型トラック用(LT)1425万2千本、乗用車用(PC)6686万3千本。ゴム量ベースでは同5.1%減の合計68万8525トン。TB用14万5533トン、LT用8万7729トン、PC用30万…