ルーマニアの土地と設備を取得  横浜ゴムが欧州でのOTR増産めざし

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「YX2026」で示す「Hockey Stick Growth」イメージ=同社IR資料からの抜粋
「YX2026」で示す「Hockey Stick Growth」イメージ=同社IR資料からの抜粋

 横浜ゴムは5月22日、ルーマニアに所在する固定資産を取得したことを明らかにした。取得価額は3500万ドル。

 対象は、約20万平方メートルの土地と建物、鉱山・建設用車両向けタイヤ(OTR)生産設備。この物件は元Euro Tyres Manufacturing S.R.L.が保有していたもの。Euro Tyres社は21年12月から事業活動を休止し、現在は閉鎖中。農業用機械向けタイヤなどオフハイウェイタイヤ(OHT)のルーマニアの子会社であるYokohama TWS Romania S.R.L.を通じて取得した。

 この取得は、中期経営計画「YX2026」で掲げた戦略投資の一環で、既に実施した米グッドイヤー社OTR事業の買収に続くもの。欧州でのOTRタイヤの生産能力の増強を目的とする。これにより「YX2026」で示した「Hockey Stick Growth」(「うなぎ昇り」の成長)をめざす。

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