通期へ注目の「稼ぐ力」 住友は「事業別ROIC経営」進める
「高付加価値シフト」を強める国内タイヤメーカー4社。25年度上期決算のなかで、財務の指標として企業の「稼ぐ力」を表すROE(自己資本利益率)とROIC(投下資本利益率)について、次のような考えを示す。 同決算発表に際し、ブリヂストンを除く3社が通期業績予想を修正。横浜ゴムとTOYO TIREが上方修正、住友ゴムは小幅に下方修正した。そこで通期に向け注目されるのが売上高や利益とともに、それぞれの…
「北米での好調が寄与。一層の地産地消を」 TOYO TIRE清水隆史社長&CEO 8日、TOYO TIREの清水隆史社長&CEOは25年度第2四半期決算説明会で、中間期の業績を次のように総括した。 「売上高は中間期として過去最高を計上。北米での大口径タイヤが好調に販売推移し、営業利益も中間期として過去最高を計上した。一方で円高により為替差損を計上し、経常利益と…
オフテイストの外観も街乗り性能向上 TOYO TIREは軽ハイトワゴン専用タイヤ「PROXES LuKⅡ(プロクセス エルユーケー・ツー)」と、SUV用ハイウェイテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ(オープン カントリー エイチティー ツー)」を3月から順次発売した。前回に引き続き4月17日、栃木市のGKNドライブインジャパンプルービンググラウンドで開催された新商…
軽ハイトワゴンにもプレミアムな走りを TOYO TIREは軽ハイトワゴン専用プレミアムタイヤ「PROXES LuKⅡ(プロクセス エルユーケー・ツー)」と、SUV用ハイウェイテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ(オープン カントリー エイチティー ツー)」を3月から順次発売した。前者4サイズ、後者20サイズで展開する。同社は4月17日、栃木市のGKNドライブインジ…
グローバルでリーディングブランドへ 北米のオフロードタイヤ市場で高い評価を得ているTOYO TIREの「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」。その成功の背景には、北米市場で培った独自のビジネスモデルと、モータースポーツでの実績がある。今後、さらなるブランド価値向上をめざし、国内外での展開を加速する。事業統括部門商品企画本部長・宇田潤一執行役員にOPEN COUNTRY…
グローバルでリーディングブランドへ 北米のオフロードタイヤ市場で高い評価を得ているTOYO TIREの「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」。その成功の背景には、北米市場で培った独自のビジネスモデルと、モータースポーツでの実績がある。今後、さらなるブランド価値向上をめざし、国内外での展開を加速する。事業統括部門商品企画本部長・宇田潤一執行役員にOPEN COUNTRY…
OPEN COUNTRY&PROXES 3商品を上市し「選ぶ楽しさ」広がる TOYO TIREは新商品「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ」「OPEN COUNTRY R/T TRAIL」「PROXES LuKⅡ」を今春、国内市場に相次ぎ投入した。トーヨータイヤジャパン企画推進部長兼販促企画部長の上岡弘幸氏は「さらに幅広いユーザー層に選ぶ楽しさを提供したい」と話す。 …
4月1日を機に、食料品や光熱費など生活必需品が相次いで値上げされた。国内市販用タイヤについても国内・外のタイヤメーカー複数社がすでにメーカー出荷価格の改定を表明しているが、横浜ゴムは3月24日、TOYO TIREも31日、それぞれ値上げを発表した。 横浜ゴムは国内市販用タイヤ全品種(夏/冬/オールシーズン)、チューブ・フラップを値上げする。値上げ幅は5~8%(品種により改定率は異なる)。値上げ…
タイヤメーカー国内4社と合成ゴム関連2社は1日、それぞれの拠点で入社式を行った。希望を胸に抱き臨んだ新社会人たちに、経営トップからエールが送られた。 ■ブリヂストン(港区のブリヂストングローバル研修センターで) 石橋秀一Global CEO「ブリヂストンの使命、『最高の品質で社会に貢献』。すべての活動の起点であるこの使命を理解し自分ごととしてほしい。ブリヂストンのDNAである『…
売上高・営業利益で過去最高を達成 TOYO TIRE 重点商品の販売が好調推移 TOYO TIREの24年度連結の売上高・営業利益は、円安効果などの外部要因があり過去最高となった。 タイヤ事業は販売本数が減少したものの重点商品の販売を促進し、売上高・営業利益ともに前年度を上回った。 北米市場はアジア品を中心とした安価タイヤの流入があったが、新商品など重点商品の堅調な需要によ…
TOYO TIRE清水社長&CEO 中国縮小も年40億円のプラスへ 北米・欧州・日本で一層の注力を TOYO TIREは14日に24年度通期決算を公表した。売上高、営業利益・経常利益・当期利益で過去最高を更新した。タイヤ事業では販売本数が減少したものの、高付加価値商品などの重点商品の拡販や円安による押し上げで、売上・利益ともに過去最高を更新した。自動車部品含めて各セグ…
TOYO TIREは東京オートサロン2025初日の10日にプレスカンファレンスを行った。この席で清水隆史社長は「マーケット動向を先取りした魅力的な商品提供をするとともに、持続可能なモビリティ社会、タイヤを通じた走りの楽しさの提供、豊かなクルマ文化の活性化へ使命を果たしていく」と語った。 同社はこの展示会を来場者とのコミュニケーションの場としている。ブース内では同社の代表商品である「OPEN C…